ディーラーから購入する
ディーラーから購入する場合のメリットは下記のとおりです。
- 車両登録手続きを代行してくれること
- 検査・修理済みであること
シアトルにも日本車やアメリカ車をはじめとしたさまざまなディーラーが各地にありますが、それぞれの店はそのオーナーが独立してビジネスをしているため、同じメーカーでもディーラーによって値段が違ってきます。また、ディーラーによっては値段やさまざまなオプションについては交渉可能なところがあります。シアトルのディーラーが、「これ以上は下げられない」と言った値段でも、ベルビューのディーラーはそれ以下の価格を提示してくる・・・というようなこともあります。また、アメリカのディーラーは新車と中古車の両方を扱っており、中古車の方にはさまざまなメーカーの車が置いてあります。完全な独立系のディーラーでは、新車は置かず、さまざまなメーカーの中古車だけを置いているようです。
ディーラーから購入するメリットは、1) 車両登録手続きを代行してくれること、2) 検査・修理済みであることです。車に詳しくなく心配の多い方は、ディーラーから購入するのが無難でしょう。また、英語での値引き交渉に自信がないという場合は知人のアメリカ人などを連れて行きましょう。全く値引きを行わないディーラーもあります。
個人から購入する
アメリカでは個人売買が盛んです。そのメリットは、ディーラーで購入するよりも安く手に入ることですが、下記のようなデメリットもあります。
- 売買時にトラブルの可能性があること
- 車両登録手続きを自分で行う必要があること
- 検査・修理が済んでいないので自分で点検に持ち込む必要があること
個人が売りに出している車は、さまざまなウェブサイトで探すことができます。また、”For Sale” と書いた紙を貼っている車を見かけることがありますが、このような場合は紙に書いている連絡先に直接電話をかけて交渉します。日本語で売買したいという場合は、当サイトの個人売買の掲示板もご活用ください。
個人から購入する場合1) 売買時にトラブルの可能性があること、2) 車両登録手続きを自分で行う必要があること、3) 検査・修理が済んでいないので自分で点検に持ち込む必要があることというデメリットがあります。売買時のトラブルとしては、金銭の受け渡しや事故車であることを隠していたりすることなどの問題が発生する可能性があります。このようなことを避けるためにも購入前には必ずメカニック(修理工)に検査(inspection)してもらうようにしましょう。
購入のステップ
1)リサーチ
ディーラーから購入する場合:ディーラーによって、提示する値段やオプションが違ってきます。面倒でも、あちこちのディーラーをまわるのが良いでしょう。中古車の場合はあらかじめ Kelley Blue Book や N.A.D.A. Official Used Car Guide で価格をチェックしておくようにしましょう。たいていの場合は在庫から選びますが、車のモデルによっては、注文生産、または他の店から希望のものを取り寄せるということもあったりします。
個人から購入する場合:あらかじめ Kelley Blue Book や N.A.D.A. Official Used Car Guide で価格をチェックしておくようにしましょう。ページを印刷して交渉の場に持参するとなおよいでしょう。
2)試運転・点検
車の試運転(test drive)をしましょう。この時に修理が必要なところが見つかれば修理を依頼し、口約束ではなく、必ず契約書に盛り込んでもらうようにしましょう。ディーラーは、車が事故にあったことがあるか、リビルドされたことがあるか、などの情報を公開する必要があります。気軽にどんどん質問しましょう。また、以下のポイントをチェックしましょう。
- 走行距離(年数が多い割に走行距離が少ない場合は要注意。走行距離計に問題があるかもしれません)
- 年式
- 今までのオーナーが何人いるか
- 何年その車を運転しているか
- 購入してから現在までの走行距離
- 購入したときの価格
- 過去の事故・修理について
- メンテナンスについて
- 車を売る理由
- エンジン音
- ブレーキの効き方
- タイヤの磨り減り
- 直進性
- オイル漏れがないか
- ラジエータの水漏れがないか
- ライトが全て点灯するか
- バッテリーに問題がないか
- ワイパーが動くか
- パワーウィンドウが動くか
信頼のおけるメカニックにエンジンやその他のパーツ、エミッション・コントロール・システム(排気ガス盛業システム)・安全装置などの点検(Inspection)してもらいます。もし売主が点検してもらうことを拒否するようであれば、その車両は購入しない方がよいでしょう。
試運転した時やメカニックがチェックした時に修理が必要なところが見つかれば、必ず修理をさせることを契約書に盛り込んでもらいましょう。その際は、「何月何日までに、どこそこの個所を修理する」などと明記させましょう。口約束を信用してはいけません。
3)価格交渉・契約
4)車両登録・所有権証明書の譲渡