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「アメリカで本格的な和室へのリモデルは条件あり」 回答者:不動産エージェント・三井まりこさん

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リモデル

地下の一室を和室にリモデル

回答者:三井まりこさん
不動産エージェント
東京の不動産会社で勤務を経て、2000年、ワシントン州シアトルへ。アメリカ人不動産エージェントの元でアシスタントに従事したのち、米国不動産取引主任者免許を取得し、2003年に独立。連載「プロに聞こう:シアトル不動産攻略ガイド」。
【公式サイト】 rellaassociates.com

「家の一室を和室にしたいのですが」

お部屋に置くタイプの畳を使う和モダンのようなスタイルなら、まったく問題ありません。

畳を埋め込む本格的な和室にする場合、かなりたくさんお部屋がある住宅で、毎日使う部屋ではなく、ボーナスルームやベースメントなどの一室であれば、いいのではないでしょうか。例えば、ベッドルームが5個以上あって、その一つを和室にするなら、畳を埋め込んで本格的な和室もオシャレとして見てくれる人もいるかもしれません。

でも、畳はとても特殊です。アメリカ人でもとても日本のことが好きという方が稀にいらっしゃいますが、住宅を買うとなると、畳の手入れの仕方がわからなかったり、ダメージがあった時に取り換えをどうするのかという不安があったりします。以前、ほとんどの部屋が和室に改造された住宅を売却したことがありますが、畳の部屋を見た方々から「これをどうすれば普通の床にできるのか」と質問を受けたのを覚えています。同じ日本人やアジア人なら畳も許容範囲内だろうと思うかもしれませんが、日本人を含むアジア人の方も、アメリカでは少し難しいという反応でした。

基本的に、自分のテイストでリフォームするのであれば、バスルームでも和室でも、スタンダードに戻せるようにしておくと、将来売却する時に良いと思います。

掲載:2022年2月 聞き手:オオノタクミ

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