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アメリカでのスキンケア「シワには3種類ある?! タイプを見極めて予防&適切なケアを!」

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アメリカでのスキンケア「シワには3種類ある?! タイプを見極めて予防&適切なケアを!」

朝、鏡を見て、「あ、このシワ、前は消えたのに、最近消えない」と思った経験はありませんか?たった一本でも老け顔になってしまうシワは、絶対に増やしたくないものですね。シワと言っても実は3種類あり、それぞれタイプ別のケアをすることが大切です。そして、シワは予防が肝心!深いシワになる前に、正しいお手入れを始めましょう。

1.小ジワ

乾燥によって肌表面に現れる浅くて細かいシワ、別名「ちりめんジワ」とも言います。水分不足や乾燥が原因で、乾燥肌の方は若い頃から現れることもあります。

これらのシワは皮膚が薄くて乾きやすい目元、とくに良く動く目尻に出来やすく、20代後半から目立ち始めます。乾燥が原因なので、しっかりケアすることで少しずつ改善できます。保湿成分や油の入ったアイクリームを使用し、水分の流出を防ぎましょう。口元のシワには、クリームや乳液の重ね付けが効果的です。

もし、しっかりと保湿しても小ジワが改善されないような場合は、そのシワが乾燥からの小ジワではなく加齢ジワに進行している可能性があるので、その場合は加齢ジワ対策をすることが必要です。

まず注意点として、目元の皮膚は大変薄いので、引っ張ったり擦ったりすると、それだけで皮膚がのびてシワを深くする可能性があります。目を擦る癖がある人は要注意です。アイクリームを使用するときは、くれぐれも優しく!を心がけましょう。また、目元は皮膚が薄いので治療を受けるのに抵抗がある人もいますが、実は、薄いからこそ、ピーリング等の効果が出やすい部分でもあります。

2.表情ジワ

怒ったり、笑ったり等の顔の動きに合わせ、表情の癖が定着してできるのがこのシワです。本来は表情が戻れば見えなくなるシワですが、加齢とともに深くなり、戻らなくなります(これが次にご紹介する加齢ジワ=真皮のシワです)。

表情筋が過剰に収縮することでできるので、くしゃっと笑う癖のある人は鼻に横のシワが寄ることもありますし、眉間や目尻にこのシワが多く見られます。

加齢にともなって真皮のハリや弾力がなくなってくると、その表情ジワが戻らなくなり、シワとなってお肌に刻まれていきます。そうなってしまうと、スキンケアでこのシワを改善することはなかなかできません。どうしても表情ジワを直したい場合は、ヒアルロン酸やボトックスなどの美容医療の力を借りることが得策でしょう。

よく耳にするボトックスですが、表情ジワに効果があるものの、永久的に持続するわけではありません。シワを軽減するためには定期的な施術が必要です。

3.加齢ジワ

加齢によって真皮のコラーゲンやエラスチンが変性してできる深いシワです。コラーゲンの減少で目元や皮膚を支えきれなくなるので、目の下や口まわりのシワが深くなってしまいます。また、肌の奥に入り込んで真皮のコラーゲンを破壊する紫外線も、このシワを作る大きな要因になります。日焼け止めを使用せずに紫外線をたくさん浴び続けると、将来このシワができやすくなるので注意が必要です。とにかく日頃からの UV ケアをきちんと行いましょう。

加齢ジワのお手入れで大切なことは、日頃からコラーゲンを増やすことです。コラーゲン生成を促すビタミンCやレチノール等の抗酸化成分の化粧品を使用したり、定期的なピーリングでお肌のターンオーバーを促進することで加齢ジワを軽減することができます。

特にビタミン C はコラーゲンを生成して毛穴を引き締めたり、保湿力もアップして肌のハリと弾力を与えてくれますし、レチノールは肌のターンオーバーを整え、繊維芽細胞に働きかけてコラーゲンを増やす作用があります。このように、日頃から自分にあったお手入れで加齢ジワを予防/対処することは可能です。

また、女性らしい丸みのある体やつややかな肌などは女性ホルモンの働きによるものが大きく、女性ホルモンは真皮のコラーゲン生成を促す働きがあると言われているため、シワにも大きく影響します。女性ホルモン(エストロゲン)に似た働きをする大豆イソフラボンなども積極的に取り入れましょう。一日一食、豆腐や納豆等を取り入れて、体内からもシワ対策を!

ほうれい線について

鼻から口元にかけてできるシワを、ほうれい線と言います。このシワはこれまでお話しした3種類のものとは少し異なり、実は頬のたるみが原因です。頬は顔の中でも最も脂肪が多い部分で、繊維組織がその脂肪を支えているのですが、この繊維が老化と共にゆるみ脂肪が下がってきてしまい、ほうれい線を作ります。

加齢ジワの原因でご説明したコラーゲンやエラスチンの変性だけが原因ではないので、通常のシワケアのみでは効果が現れにくいものです。でも、加齢ジワ等へのケアがまったく効果がないということではないので、予防のためにも普段からコラーゲン生成のためのケアをするのは大切です。

また、普段からだらしない表情や口を半開きにする癖のある人は、口の周りの筋肉がゆるんでほうれい線ができやすいので、日頃から口元に意識を向け、口元の筋肉を鍛える運動をするのも良いと言われています。

ちなみに、左右の片方だけにほうれい線があるという人は、表情の癖、かみ癖、歯並びなどが原因であることもあります。

まずは自分のシワタイプをしり、最適ケアを始めましょう。

深くなったものを改善するのは大変です。早速、今から、増やさない、深くしないよう、シワケアを!

掲載:2016年9月 更新:2022年10月 情報提供:ワシントン州公認エステティシャン 坂上美豊

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