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アメリカの高等学校(ハイスクール:high school)

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アメリカの高等学校

日本では中学校までが義務教育ですが、アメリカでは高校までが義務教育です。

公立と私立

公立高校は社会に出ても困らないだけの最低限の義務教育が目的ですが、私立高校のほとんどは大学進学が目的となっています。ですので、一般的に、公立よりも私立のほうがレベルが高いとされていますが、ワシントン州ではレベルの高い公立高校も多く、US News & World Report などによるランキングはいつも注目されています。

日本では公立高校・私立高校とも受験がありますが、アメリカは公立高校であれば住んでいる地域で指定された学校に受験なしで入学でき、学費は無料、教科書も無償となります。私立高校は有料で、一般に受験が必要です。

小・中・高の区分け

日本の小・中・高の6・3・3制にあたる区分けは、学区によって異なります。シアトル学区は5・3・4制ですが、6・3・3制、6・2・4制の学区もあります。

学年は Grade と言い、小学校から高校までを通して 1st Grade、2nd Grade、最終学年は 12th Grade と言います。日本の高校に相当する High School では、9年生を Freshman、10年生を Sophomore、11年生を Junior、12年生を Senior と言います。

単位制

アメリカの高校は、大学と同じく単位制となっています。授業は各自の卒業後の進路に合わせ、用意された科目から選ぶことになります。時間割を作る際にはカリキュラムガイドをよく読み、そのクラスではどういう単位が取得できるかを見極めることが大切です。高校卒業のために必要な科目や単位数の条件を満たすのはもちろんのことですが。大学によって要求される履修科目や内容が異なることもあるのでこれらも考慮して時間割を組むことも重要です。

高校生活

これは小学校・中学校でもそうですが、入学式はありません。ただし、卒業式は盛大に行います。夏休みは6月下旬から8月末まで。Summer Reading という名称の夏休みの宿題を課す学校もあります。

ほとんどの高校では学級担任もホームルームもありません。生徒が授業の教室に自分で行くシステムです。昼食はカフェテリアで食べます。部活動は非常に盛んで、全米各地に遠征に行くこともあります。私立高校では制服の場合もありますが、公立高校では制服・上履きはありません。掃除は担当職員が行うため、掃除の時間や当番はありません。校内にはカウンセラーが常駐しており、日本で担任に相談するような内容は、担当カウンセラーが相談に乗ってくれます。

また、保護者が積極的に学校に関わり、保護者の校内でのボランティア活動も活発です。学校からの連絡事項は保護者に郵便・メールで届けられます。各教科の先生、カウンセラーへの連絡や質問はメールが奨励されています。

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