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アキュセラ社の窪田良さん、『極めるひとほどあきっぽい』 を出版

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アキュセラ社の窪田良さん、『極めるひとほどあきっぽい』 を出版

シアトルのバイオテクノロジー企業、アキュセラ社の窪田良さんが、初の著書 『極めるひとほどあきっぽい』 を、今年5月、日経 BP 社から出版した。

20代で研究者、30代で眼科医として成功しながら、「多くの人を難病から救いたい」と、40代で起業した窪田さん。当サイトでも窪田さんには2007年の 『ホットトーク』 での取材以降、たびたび話を伺ってきたが、「窪田さんがいかにして今の窪田さんになったか」について、ご本人の言葉で読むのはやはり面白い。類稀な才能とバイタリティの持ち主も、最初からすべて順風満帆だったわけではなく、混乱、挫折、失敗、試行錯誤といった誰でも経験する浮き沈みを、さまざまな人との出会い、理論的な戦略、そしてものすごい努力で乗り越えている。初めて知ることもあれば、以前伺った話にさらにディテールが盛り込まれている部分もあり、面白くてあっという間に読み終えてしまった。

「人生という時間に限りのあるレースの中にいるという焦燥感が絶えずあり、今も持っています。読者の皆さんも、人生の各ステージで全力を出し切ってください」と、窪田さん。勉強や仕事、経営、そして人生について、窪田さんがいつもパワー全開なのは、そういう気持ちが根底にあるからなのだ。アキュセラ社が取り組んでいるドライ型加齢黄斑変性(ドライ型 AMD)の治療薬の開発は、現在最終段階に入っている。窪田さんによると、この最終段階でさらに4年ほどかかるそうだ。開発に成功したら?窪田さんはきっと、「もうその次の瞬間から、新たな挑戦に向かって走り出していますよ!」と答えるだろう。

それにしても、代表取締役会長、社長兼 CEO として飛び回っている窪田さんに、これだけの本を執筆する時間が、いったいどこにあったのだろう。やはり「さすが」と言わざるを得ない。

掲載: 2013年7月16日

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