2017年は、シアトルと神戸の姉妹都市提携60周年にあたる。文化・教育・経済などの分野で活発な交流を行っている両都市は、お互いに訪問団を送るなどの記念事業を実施し、結びつきをよりいっそう深める活動を開始した。
今月17日、姉妹都市60周年記念訪問団がシアトルから神戸に出発する。シアトル市議会のブルース・ハレル議長、シアトル港湾局コミッショナーのジョン・クレイトン氏、YMCA of Greater Seattle 名誉副社長のトム・ホースリー氏、シアトル姉妹都市委員会のベン・エリクソン委員長、神戸シアトルビジネスオフィス代表の染谷哲也氏ら24名が参加。神戸市長や神戸市会議長の表敬訪問のほか、1995年の阪神淡路大震災の教訓をいかすべく建設された 『人と防災未来センター』、灘区まつりや生田神社、森林植物園、コストコ神戸支店などの視察、花時計での植樹、神戸最大のフェスティバルである神戸まつりのパレードへの参加やシアトルフェアの開催が予定されている。また、1868年の神戸開港から150年にあたることを祝う記念式典にも出席する。
神戸シアトルビジネスオフィス代表の染谷哲也氏は、11日にシアトル市役所で行われた結団式では、団長のブルース・ハレル議長を始め、それぞれが神戸訪問を楽しみにしていることが強く感じられたと振り返った。
「神戸まつりのパレードでは、沿道の何十万という観衆の声援にきっと驚かれることでしょう。また、人と防災未来センターでは、阪神淡路大震災から学んだ教訓を少しでも多くシアトルに持ち帰ってほしいと思います。神戸では、神戸シアトル姉妹都市協会の八木会長をはじめ、神戸市民が、みなさんに神戸を楽しんでもらえるよう工夫を凝らして歓迎してくれるはずです!」
掲載:2017年5月