MENU

シアトルの平和のシンボル「ピース・パーク」:佐々木禎子さんの銅像が伝える平和の大切さ

  • URLをコピーしました!

Sadako and the Thousand Cranes 禎子と千羽鶴

佐々木禎子さん

シアトルの「ピース・パーク」に、アメリカが1945年8月6日に広島に投下した原子爆弾で2歳の時に被爆し、12歳だった1955年に白血病で亡くなった佐々木禎子さんの銅像が立っています。

原爆投下から45年目の1990年8月6日に公開されたこの小さな公園は、ワシントン大学の森林学教授で平和活動家だった広島名誉市民のフロイド・シュモー博士(Floyd Schmoe:1895-2001)が発案したもの。シュモー博士は1988年に広島平和賞を授与された際の5000ドルの賞金を使ってこの小さな土地を公園にし、たくさんのボランティアや団体などの協力で完成させました。

折り鶴を持った右手を上にあげた等身大の禎子さんの銅像は、シアトルのアーティスト、ダリル・スミスが1990年に制作したもので、『Sadako and the Thousand Cranes』 と名づけられています。

その台座には、下記の言葉が刻まれています。

Sadako Sasaki
Peace Child
She gave us the paper crane
To symbolize our yearning for peace in the world
A gift to the people of Seattle

この文章の下にある Fratelli’s Ice Cream とは、この銅像の制作費を寄付したアイスクリーム屋の名前です。残念ながら、1988年に売却され、現在は残っていません。

この銅像は、これまで数回にわたりいたずらで損傷する事件がありましたが、そのたびに修復され、毎年たくさんの人が折り鶴をかけに訪れています。

【所在地】 NE 40th Street & NE Pacific Street, Seattle(地図
【公式サイト】 www.seattle.gov

更新:2022年4月

  • URLをコピーしました!

この記事が気に入ったら
フォローをお願いします!

もくじ