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TOMODACHI FIRST – 東北の食と農のイノベーションを生み出すプログラム

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05042017

社会起業家を育成するシアトルの非営利団体 iLEAP による「TOMODACHI FIRST 東北の食と農のイノベーションを生み出すプログラム」の第2回 『Taste of Tohoku』 にお招きいただきました。

農業、料理、デザイン、商品マーケティング、カフェ経営、旅行企画、イベント企画運営などの分野で活躍している日本のプロフェッショナルたちが、それぞれのスキルと持ち味を結集し、iLEAP サポーターのためにわずか1週間で企画から運営まで行ったこのお食事会のコンセプトは「むすび」。

今回の参加者(写真上):
後列:松華堂菓子店・千葉伸一さん、47PLANNING・鈴木賢治さん、Concept Village&COOL AGRI 伊藤祐也さん、村岡農園・村岡次郎さん、NOSIGNER 太刀川瑛弼さん

前列:tabel 森本桃世さん、株式会社ひろの屋・真下美紀子さん、タガの柵・松村正子さん

「被災した僕らが避難所で最初に食べたもの、それがおむすびだったんです。そこからみんなでコンセプトをディスカッションしていきました」と話してくれたのは、宮城県松島のカステラときなこサンドで有名な松華堂菓子店の5代目、千葉伸一さん。復興支援イベントから、松島に昔あったお祭りの復活を仲間と一緒に実現した方でもあります。(「BIG になるより GOOD になろう」をテーマに、好きなことを適材適所、適正規模で行う経営姿勢を語る TEDxTohoku でのスピーチ、ぜひご覧になってみてください。)

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そしてそれを伝えるデザインを手がけたのは、神奈川県の NOSIGNER の代表・創業デザイナーで、国内外で数々の賞を受賞している太刀川瑛弼さん。

「これがただのパーティーでなく、そのままお店になるとしたら、どういうことができるだろうねと話し合ってコンセプトが完成しました」。

05042017

入口やカウンターにつけられた暖簾、並べられた料理を説明するポップ、プログラム参加者のエプロン、招待客に配られた箸の包装まで、まさにお店。昨年はなかった新しい試みに、気分があがります!

千葉さん:「2日間しかなかったけど、デザイナーがいて、シェフがいて、それぞれが自立している人たちなので奇跡的に間に合ったんですよ」

太刀川さん:「被災から、もっと先を見て、これからどうするっていうことを考えて、これがもしかしたらスタートになるかもしれないという夜にしよう、もしかしたらこういうレストランを将来、みんなでやるかもしれない、そういうことをイメージしてやろうと思ったんですよね」

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そして、そのコンセプトを伝えるメニューや調理を中心となって手がけたのは、神奈川県のシェフ/パティシエの森本桃世さん。

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「”結ぶ” は、シアトルと東北を結ぶということもあるし、人と人を結ぶということもあります。東北とシアトルを結べば、東北も元気になって、いろいろなものを結んでいきたいとうい人が参加しているので、そういったものも感じてもらればと、みんなで話し合って考えました」

「日本のおむすびもそう。日本ではおむすび文化が再注目されています。やはり発酵食品が改めて注目されるにつれて、田んぼの大切さ、お米の大事さが改めて認められて。お米には生命がつまっていますから、日本人らしくていいですよね。」

ウディンビル市のオーガニック農場・教育施設21 Acres の麻子・サリバンさんも参加し、シアトルにある野菜などの食材と、プログラム参加者が東北から持参した大豆の味噌、わかめ、茎わかめ、黄な粉という食材を「結ぶ」ことも実現しました。

「東北は特に寒いので作物が取れる時期と取れない時期の差が激しいので、保存食や食の知恵が詰まっています。そういったものも体感していただければ」と、森本さん。

太刀川さん:「僕は外の人間ではあったのですが、東北との縁はいろいろな面で感じています。たくさんのブランド作りも東北でさせてもらったりしましたし、復興支援をいろいろな形でやってきました。震災後、東北には、世代交代も含めて、新しい芽が出てきています。かき混ぜられたことによって、いろいろな若いエネルギーが出てきていて、いろいろなチャレンジをする人も出てきています。でも、みんな震災のことを忘れ始めている。だから今、ある意味で、東北から、すごく広い世界へ飛び立っていけるのか、それともこの復興支援がしぼんでしまうのか、その瀬戸際にあると思うんです。そういう中で、若い人たちのエネルギーが必要になっています」。

千葉さん:「ただ新しいだけじゃなくて、未来のためにルーツに戻る、そういうことを考えた上で、でも前を見よう、と。東北出身者は引っ込み思案というか、人見知りな気質があるので、風通しをよくすれば、すごくいろいろなことができると思います」。

2011年の東日本大震災で被災した方々、復興支援に関わったことがきっかけで東北に移住した方、仕事を通じて復興支援を続けている方などが、いろいろなアイデアを実行していく強さ、モチベーション、クリエイティビティ。そういったことを感じ、おいしいだけでなく、元気になってきて、いろんなアイデアが浮かんでくる夜となりました。

この TOMODACHI FIRST プログラムについて、詳しくはこちらでご覧ください。

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