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開幕間近!シルク・ドゥ・ソレイユ 『LUZIA』 作業現場を見てきました!

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白い巨大テント、まだだら~りと垂れ下がった状態です。

シアトルの東、レドモンド市にあるメリモア・パークで今月30日(木)にシルク・ドゥ・ソレイユの 『LUZIA』 公演が開幕します。それに先駆けて、今日、舞台が設置される巨大テントの引き上げ作業が、テレビやラジオ、オンラインなどのメディアに公開されました!

メリモア・パークは、総面積640エーカー(2.6平方キロ)の大きな公園。でも、NE Marymoor Way から園内に入ると、あちこちに 『Cirque du Soleil』 と書かれた看板が置かれているので、テントの場所は簡単に見つかりました。

シルクがワシントン州西部で公演をする時は、いつもこの公園が会場なので、ここで 『Kurios』 や 『Kooza』、『Alegria』 なども観たことがある人が多いはず。こうした世界的なプロダクションがツアーで来てくれるのも、シアトル地域のいいところの一つですよね。

さて、集合場所でチェックインし、ヘルメットと安全ベスト、バッジをつけたら、準備完了。

シルクのスタッフの方々とテントの中へ。

シルクのスタッフの方々とテントの中へ
Cirque Luzia
テントの一箇所に作業員が集まって説明を受けている様子

その後、掛け声がかかり(「いっせーのーでー」みたいな)、作業員みんなでテントのすそと連結している金属の棒を一気に所定の位置までガーッとずらすと・・・

Cirque Luzia

それが柱となって、テントのすそが数メートル持ち上がって固定されました。なるほど~。

テントのぐるりのすそがすべて完全に引っ張りあげら固定された状態になるまで、同じ作業を5ヶ所ぐらいで繰り返し、ものの15分で完了しました。拍手!

テントの上には、カナダ、ケベック、シルク、アメリカの旗が。
ヘザー・ライリーさん

そして、カンパニー・マネジャーのヘザー・ライリーさんの囲み取材。カナダのオタワに生まれ、ワシントン州スポケーン市から国境を挟んで北側にある街で育ち、小学校教師になったというヘザーさん。15年前にシルクで働き始め、本国カナダはもとより、アメリカ、日本やヨーロッパ、ロシアなど、世界各地での公演を手掛けてきたベテランです。

「今回の公演のテーマはメキシコ。とても鮮やかで色がたくさんある舞台なので、オールエイジで楽しめますよ。上演前には、売店を見てまわったり、舞台で上映される動画を見たりすると、とてもわくわくしてくるはずです。一番難しいのは、舞台に大量の雨を降らせること。モントリオールでは零下20-30度での公演だったので、水道管が破裂したりして大変でした。また、水が冷たくてもアーティストによくないですから、ある程度温めておかなくてはなりません。公演をしながら、さまざまなことを学びました」

1週間に一度は公演を観るそうですが、舞台を観ているというより、観客の様子を見ているというヘザーさん。どういったところでどういう反応が見られるかをチェックしているんですね。

「サーカスで働きたいという子供に、おすすめの職業は?」という質問に、「クラウン(ピエロ)かしら?でも簡単な仕事ではないですよ」と、ヘザーさん。1日の公演には44人のアーティストを含む200人が働いているそうで、シェフや会計士、テクニシャンまで、いろいろな仕事があるそうです。売店などで働く人は現地採用なので、「働いてみたい人は、テンポラリの採用エージェンシーに問い合わせてください」とのことでした。

現在、世界各地で20種類のショーを展開しているシルク。レドモンド市での1回の公演の最大収容人数は2,600人。5月21日までに10万人以上を動員することが予想されています。鑑賞チケットは、公式サイトの cirquedusoleil.com で購入するのがベストだそうです。

本格的な春の訪れにはまだ少し時間がかかりそうなシアトル。メキシコを舞台にしたカラフルでエネルギーに満ちた 『Luzia』 公演で、束の間の別世界を楽しみたいですね。

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