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U.S. News 全米大学ランキング 2022-2023年版 ワシントン州から約20校がランク入り

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U.S. News & World Report が12日に発表した2022-2023年版の全米総合大学ランキングに、ワシントン州から約20校がランク入りしました。

ワシントン大学

今年で38年目を迎えるこのランキング対象は、米国の学士号を授与する1500校。公式サイトでは、カーネギー分類2021年版にもとづき、ナショナル・ユニバーシティ、ナショナル・リベラルアーツ・カレッジ、リージョナル・ユニバーシティ、リージョナル・カレッジの4つのグループに分け、学問の質に焦点を当て、卒業率、留年率、卒業生の負債額、社会的流動性などの成果指標に重点を置いて評価していると説明されています。

ナショナル・ユニバーシティ

全米443校(公立227校、私立211校、営利5校)。学部での専攻はもちろん、修士・博士課程も充実しており、多くの大学が研究を強く重視しています。ナショナル・ユニバーシティの公立と私立を合わせたランキングの上位3位は次のとおりです。

1位 プリンストン大学
2位 MIT
3位 ハーバード大学、スタンフォード大学、イェール大学

ワシントン州からは、州立大学のワシントン大学シアトル校は55位、州立大学のゴンザガ大学は83位、私立大学のシアトル大学は137位、ワシントン州立大学は212位、シアトル・パシフィック大学は219位、となりました。

なお、ナショナル・ユニバーシティの公立大学のみのランキングでは、ワシントン大学シアトル校は19位(メリーランド大学カレッジパーク校と同位)、ワシントン州立大学は107位となっています。

ナショナル・リベラルアーツ・カレッジ

全米210校(公立18校、私立192校、営利0校)。学部教育を重視し、学位の50%以上をリベラルアーツが占めています。カーネギー分類では、「芸術と科学に重点を置くバカロレア・カレッジ(Baccalaureate Colleges-Arts and Sciences Focus)」と定義しています。ナショナル・リベラルアーツ・カレッジの上位3位は次のとおりです。

1位 ウィリアムズ・カレッジ(マサチューセッツ州)
2位 アマースト・カレッジ(マサチューセッツ州)
3位 ポモナ・カレッジ(カリフォルニア州)

ワシントン州からは、ウィットマン・カレッジ(48位)とユニバーシティ・オブ・ピュージェット・サウンド(85位)がランク入りしました。

リージョナル・ユニバーシティ

全米604校(公立239、私立350、営利15)。学士号ではさまざまな専攻を提供しつつ、修士課程・博士課程は選択肢が限定されます。北部・南部・中西部・西部の4つに分けてランクされています。リージョナル・ユニバーシティの西部の上位3位は次のとおりです。

1位 ポートランド大学(オレゴン州)
2位 カリフォルニア工科州立大学サンルイスオビスポ校(カリフォルニア州)
3位 ウィットワース大学(ワシントン州)

西部に含まれるワシントン州からは、ウィットワース大学(3位)、パシフィック・ルテラン大学(11位)、ウエスタン・ワシントン大学(14位)、ワシントン大学ボセル校(21位)、ワシントン大学タコマ校(26位)、セイント・マーティンズ大学(32位)、セントラル・ワシントン大学(42位)、ワラワラ大学(48位)、エバーグリーン州立大学(50位)、ノースウエスト大学(50位)、イースタン・ワシントン大学(57位)がランク入りしました。

このランキングに、リージョナル・カレッジとしてワシントン州からランク入りしている大学はありません。

この大学ランキングはよく知られていますが、米国ではこうしたランキングに対する批判も高まっています。教育省のミゲル・カルドナ長官は先月、大学学長や高等教育界のリーダーが出席する会議で、「ランキングのシステムは "ジョーク" であり、国内のあまり裕福でない学生にサービスを提供する教育機関にもっと注目する必要がある」と述べました。また、コロンビア大学が不正確なデータを提出していたことを認め、最新のランキングで2位から18位に降格したことから、ニューヨーク・タイムズCNN などは、このランキングが再び疑問視されることになったと報じています。

※大学ランキングに対する批判について追記しました。

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