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ブルース・ハレル氏、シアトルの第57代市長に就任 アジア系市長は史上初

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ワシントン州最大の都市シアトル市の第57代市長に、ブルース・ハレル氏が就任しました。同市の黒人市長は史上2人目で、アジア系市長は史上初。任期は4年。

ハレル氏は「本日、私は楽観的な視点と期待を持って、正式に就任しました」と、公式ツイッターに投稿しました。

「このような困難な時代であっても、私たちが協力し合い、共通の価値観を持ってリードすることでシアトルとお互いのために私たちが達成できることに元気づけられています」

感染対策を優先するため、公式の宣誓式は行われず、4日に小規模の催しが行われ、ハレル氏が市民に向けて演説を行う予定です。

ハレル氏は、シアトルでアフリカ系アメリカ人の父親と日系アメリカ人の母親のもとに生まれ、ガーフィールド高校で生徒会会長、フットボール選手として活躍し、ワシントン大学に入学。1984年に同大学のロースクールで法務博士号を取得しました。弁護士・地域ボランティアとして活動しながら、1994年にシアトル・シティ大学で組織設計・改善の修士号を取得しています。

2007年にシアトル市議会議員に初当選。2011年と2015年に連続当選を果たし、2016年から2018年まで市議会議長を務めました。

ハレル氏の母方の先祖は熊本県から米国に移住した日本人で、第2次世界大戦中にハレル氏の母親も連邦政府によって日本人・日系人の強制収容所に収容されました。日系人が市議会議員となったのは、シアトルではハレル氏が初めて。

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