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ワシントン州の名産品「アルバコア・ツナ(ビンナガ)」

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ワシントン州魚類野生動物局によると、ワシントン州の漁業者がビンナガを商業的に漁獲し始めたのは18世紀後半。現在のシーズンは7月~10月で、ワシントン州の50~100海里の沖合を流れる暖流で一本釣り(troll)で捕獲されています。ワシントン州以外では、カナダのブリティッシュ・コロンビア州やオレゴン州の海もアルバコア・ツナの漁場です。

「アルバコアは、シアトル地域の日系アメリカ人にとても人気がある」と語るのは、宇和島屋鮮魚部の沖さん。

「一本釣り(troll)は、一本の釣糸と釣針で一匹ずつ釣る漁法です。この一本釣りの小型漁船(長さ約26m)は舷側から12本の長い釣糸を引き、おのおのの先に擬餌針をつけて海上を引き回すもので、曳行される擬餌針を追って、ビンナガがかかってきます。小規模であっても大型の魚が釣れ、性能のよい漁法です。ビンナガは漁船のスクリュー音に敏感ですが、ある漁師は偶然ビンナガ漁にあったスクリューを見つけ、ビンナガ漁にはそのスクリューに付け替えて漁に行くとのことです」。

沖さんによると、ビンナガの平均重量は約8kg。身色は淡いピンク色で、刺し身・すし種・ねぎとろとしても美味。加熱しても身が硬くならないので、照り焼きやステーキにも向いています。

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