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ワシントン州のほぼ全域に干ばつ緊急事態宣言 2024年の夏に影響

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ワシントン州内の積雪量が少なく、春から夏にかけては乾燥した暖かい日が続くと予想されていることから、エコロジー局はワシントン州の大部分に干ばつ緊急事態宣言を出しました。

もくじ

今回の干ばつ宣言の対象地域

今回の干ばつ宣言の対象外となっているのは、シアトル、タコマ、エベレットの限られた地域。これらの都市の公益事業は、貯水池や水管理戦略を持っているため、他のシステムよりも干ばつに強いとのことです。

同局によると、今回の冬の始まりは例外的に乾燥し、2月から4月にかけて積雪量がいくらか回復したものの、今後の積雪量の増加の可能性は低く、山や貯水池の水量は少ない状態です。

ワシントン州では夏は乾燥することから、冬の積雪が重要ですが、気候変動の影響により、冬は雨が多く、雪が少なくなる傾向が強まっています。

干ばつ緊急事態(drought emergency)とは?

干ばつ緊急事態は、州全体に宣言される場合もあれば、流域や郡などのより限定された地域に宣言される場合もあります。干ばつ緊急事態とは、水の供給量が平均の75%以下になると予測され、水の使用者や用途に過度の困難が生じる危険性があることを意味しています。干ばつ緊急事態は、エコロジー局に緊急水利権許可の迅速な要求を処理する権限を与え、また、緊急救援資金が提供される場合もあります。最近では、2015年、2019年、2021年、2023年に干ばつ緊急事態が出されています。

ニュースリリースによると、今回の干ばつ宣言は、州内の12の流域を対象とした2023年の干ばつ緊急事態を継続したものです。昨年秋に雨が降りはじめた時でも、エコロジー局の干ばつモニターでは雨不足を補うには大量の雨が必要と警告していましたが、残念ながら、今年6月30日に終了する予定だった干ばつ宣言が継続されることになりました。

干ばつは、地域社会、農業、そして魚類やその他の生物に影響を及ぼします。そのため、干ばつの影響を受ける流域への財政支援を開始し、危機的状況になる前に解決策を見つけるため、干ばつ宣言が迅速に行われる必要があります。今回は、対象となる公共団体に最大450万ドルの補助金を交付することが決定しています。

現在の状況

ワシントン州全体の積雪量は現在68%。オリンピック山脈、ローワー・ヤキマ、ピュージェット湾北部など、積雪量が著しく少ない地域もあるとのことです。

また、多くの河川流域の流量はすでに平年の75%を下回っています。4月から9月までの予測では、シェラン・リバーの流量は平年の52%、ステヒーカン・リバー、ミソー・リバー、オカナガン・リバーの流量は平年の59%と予測されています。

今年の4月から8月までの気候は、ワシントン州全域で全般的に平年より暖かく、乾燥すると予測されています。

普段の生活でできることは?

個人で節水を行うには、歯磨き中に蛇口を閉めたり、お風呂ではなく、短めのシャワーを浴びる、洗濯機はフルになってから洗濯する、庭には在来植物や乾燥した気候に向いている植物を植える、などの対策ができます。エコロジー局の公式サイトで一覧が確認できます。

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