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ワシントン州西部の4つの主要スキー場 2025-2026シーズンのオープン状況

ワシントン州西部では、2025年12月は主要スキー場の営業開始が当初の予想より遅れる状況となりました。12月8日以降、太平洋から大量の水蒸気を運ぶ「大気の川(atmospheric river)」の影響で数日間にわたる大雨が続き、山間部では積もった雪が流されたほか、アクセス道路の一部が損壊するなどの影響が出たためです。

しかし、12月15日の週に入ってからは気温が平年並みまで下がり、山では雪が降り続いたことで積雪状況が大きく改善しました。12月22日時点で、クリスタル・マウンテンとマウント・ベーカーがオープン(ただし、道路規制・駐車規制あり)。また、スノコルミー・パスは12月23日にウエストのみオープンしました

一方、スティーブンズ・パスについては、主要アクセス路であるハイウェイ2が大雨による土砂崩れで損壊し、スカイコミッシュ〜レブンワースの約50マイル区間が工事のため通行止めとなっています。現時点では今季の営業開始時期について正式な発表は出ていません。

スキー場のオープン判断は、気温や降雪量だけでなく、安定した積雪の継続、雪質、安全確保といった複数の条件を総合的に見て行われます。今シーズンは特に、降雨による影響が大きく、慎重な判断が求められている状況です。

本記事では、シアトルからアクセスしやすいワシントン州西部の主要4スキー場について、これまでの営業開始日の傾向を振り返りながら、2025-26年シーズンの現状を更新しています。

ザ・サミット・アット・スノコルミー

シアトルから車で約1時間と、都市圏から最も近いスキー場です。アルペンタル、イースト、ウエスト、セントラルの4エリアで構成されており、初心者向けの緩斜面から多彩なテレインパークまで、幅広い楽しみ方ができます。

オープン日

公式サイト:summitatsnoqualmie.com

クリスタル・マウンテン

Courtesy of Don Svela

シアトルから車で約2時間。ワシントン州最高峰マウント・レーニアを望む景観の良さで知られています。敷地内に宿泊施設を備え、州内では数少ない本格的なスキーリゾートとして位置づけられています。

2025年は、12月20日より、特別な制限付きでデイリー営業を開始すると発表しました。しかし、12月中旬の記録的な大雨による浸食の影響でハイウェイ410は深刻な被害を受けたことから、一時的にアクセスを制限する必要があります。そのため、少なくとも1月31日までは曜日・時間帯を問わず、午後到着を含めて毎日、駐車予約が必須となります。有効な駐車予約を持つ人のみクリスタル・マウンテンで駐車およびスキーができることになります。新しい駐車予約は1月31日までの分が公開されています。

利用日から7日以内の予約:無料
7日より前の予約:10ドル

最新情報や予約の詳細は、公式案内をご確認ください。

オープン日:

公式サイト:www.crystalmountainresort.com

スティーブンズ・パス

カスケード山脈の峠、標高約4,061フィート(約1,238m)の峠、スティーブンズ・パスにあるスキー場。シアトルからハイウェイ2号線を約1時間半走ると到着します。二つの山にある3つの斜面には、ファミリーから上級者まで楽しめるコースが揃っています。

2025年は12月上旬から中旬にかけて発生した大雨や土砂崩れでアクセス道路の Highway 2がスカイコミッシュ〜レブンワースの約50マイル(約80km)区間が通行止めとなっているため、営業開始は未定の状況です。

オープン日:

公式サイト:www.stevenspass.com

マウント・ベーカー

Jason Hummel Courtesy of State of Washington Tourism

カナダとの国境から約10マイル(約16km)南、ワシントン州北部に位置するスキー場です。降雪量の多さで知られ、上級者向けのコースも充実。名物イベント『Legendary Banked Slalom』の開催地としても知られています。

オープン日:

公式サイト:mtbaker.us

お出かけ前にチェックしたい情報

各スキー場へ向かう道路では除雪作業が行われますが、峠の通行にはチェーン装着義務が課されることがあります。出発前にワシントン州運輸局 WSDOT公式サイトやSNSで最新の道路状況を確認してください。

また、シーズン初期は積雪の変化が大きいため、リフト運行状況やオープンエリア情報を公式サイトで随時チェックすることをおすすめします。

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