ワシントン州「富裕層税」を可決 州知事は署名する意向
ワシントン州下院は、年収が100万ドル(約1.5億円)を超える一部の富裕層を対象とした新しい所得税案を可決しました。ファーガソン知事は、この税制がごく一部の富裕層に負担を求める一方で、何百万人もの州民の生活コストを下げ、子供たちの学習環境を整える「生活の適正化」につながると強調しています。
- 対象者: 年収100万ドル超の個人(全納税者の0.5%未満)
- 家計への還元: 低所得者向けの「働く家族税額控除(WFTC)」の対象を46万世帯追加し、現役世代の負担を軽減します。
- 教育支援: 州内の全K-12(幼稚園から高校まで)の児童・生徒を対象に、無償の朝食と昼食を提供するための財源となります。
- 中小企業支援: 税収の一部を中小企業への減税や、家計を助けるための資金として還元します。
ワシントン州のガソリン価格状況(2026年3月10日時点)
AAAの統計によると、ワシントン州のレギュラーガソリン平均価格は1ガロンあたり4.687ドルに達し、前週から約30セント急騰しました。
- 特にシアトル周辺では平均4.928ドルを超え、プレミアム燃料やディーゼルは既に5ドル台後半を記録しています。(AAA データ参照)
- GasBuddy の分析では、この高騰の主因は中東情勢の緊迫化による原油価格の急騰です。ホルムズ海峡の封鎖懸念から原油が1バレル100ドルを突破した影響が直撃。また、州独自の炭素排出価格制度(CCA)による上乗せや、夏季用ブレンドへの移行時期が重なったことも、全米2位という高値の要因となっています。
- 最もガソリン価格が高いのはカリフォルニア州で、1ガロンあたり5.290ドルを記録しています。
ワシントン州、警察官・連邦捜査官の公務中のマスク着用を禁止する法案を可決
ワシントン州議会は、警察官や連邦捜査官が公務中に顔を覆うマスクや目出し帽を着用することを原則禁止する法案(SB 5855)を可決しました。ボブ・ファーガソン知事の署名を経て成立する見通しです。
- この法案は、法の執行における透明性と責任(アカウンタビリティ)を強化することを目的としています。
- 特に、顔を隠した連邦捜査官(ICE)による移民摘発などが地域住民に恐怖を与えているとの懸念から、民主党主導で進められました。
- 法案では、潜入捜査やSWATの作戦行動、安全装備としてのヘルメットなどは例外として認められますが、それ以外の状況での顔の隠蔽は禁じられます。
- 賛成派は「公権力を行使する者の身元を知る権利が市民にはある」と主張しています。
- 一方、共和党や警察団体からは「捜査官が特定されることで、本人や家族が報復や嫌がらせ(doxing:ドクシング)の危険に晒される」と安全性を懸念する声も上がっています。
