シアトル大都市圏は美しい自然に囲まれたアウトドア天国ですが、雨の日や寒い冬の日には、屋内で思い切り遊べる場所が欠かせません。今回は、赤ちゃんからティーンまで幅広い年齢層が楽しめる屋内プレイスポットをエリア別にご紹介します。
シアトル中心部
シアトル・センター:シアトル・チルドレンズ・ミュージアム
シアトル・センターのアーモリーという建物の地下にあるシアトル・チルドレンズ・ミュージアムは、ローカルファミリーはもちろん、観光客にも人気の子ども向け室内遊び場です。天候に左右されず、一年中快適に楽しめるのが大きな魅力です。館内には、バスや消防車の本格的なミニチュア乗り物、俳優気分が味わえるステージ、本物そっくりのおもちゃで遊べるスーパーマーケットやレストランのコーナーがあります。さらに、森の中に迷い込んだような冒険エリアや、ボールが管の中を不思議な動きで進むインタラクティブ展示も大人気。また、世界各国の生活様式を学べる展示では、シアトルの姉妹都市・神戸の地下鉄やショップ、子ども部屋なども紹介。異文化体験を通じて遊びながら学べるのも特徴です。乳幼児専用のソフトプレイエリアが用意されているので、ハイハイ期の赤ちゃんや歩き始めたばかりの子どもにも安心です。
ストーリータイムやホリデーシーズン限定のスペシャルイベントも随時開催しているので、訪問前に公式サイトのイベントカレンダーをチェックしてから出かけるのがおすすめです。一年に何度も訪れるなら、お得なメンバーシップの利用も検討してみましょう。
パシフィック・サイエンス・センター
シアトル・センターにあるパシフィック・サイエンス・センターは、科学の不思議を体験できる体験型科学ミュージアム。1962年にシアトルで開催された世界博覧会で米国科学パビリオンとして公開された後、米国初のサイエンスとテクノロジーの科学館となりました。恐竜展示、昆虫館、プラネタリウム、IMAXシアターなどが揃い、親子で一日中楽しめます。
宗教にもとづく観点の違いから米国では論争になることもある進化論に関しては、「進化論は科学的な現実」という立場を取っており、「現在地球上に生息する生物は約40億年前に単細胞生物から進化した」と説明しています。
シアトル歴史産業博物館(MOHAI)
1952年に開館した博物館。海や湖に囲まれたシアトル地域ならではの海洋産業とのかかわり『Maritime Seattle』、シアトルの歴史を学べる展示 『True Northwest』、世界の人々に影響を与えたシアトル発の発明を紹介する 『Bezos Center for Innovation』 などの常設展示のほか、期間限定の特別展示も楽しめます。年間入場者数は6万人。地元では頭文字を取って、『MOHAI』(モハイ)と呼ばれています。
シアトル水族館
赤ちゃんからシニアまで、年齢を問わず楽しめるシアトル水族館。オープンしたのは1977年で、2006年から2007年に総工費4100万ドルをかけた増改築が行われ、2007年6月22日に再オープンしました。さらに、2024年8月には、美しい自然と都市の融合を目的に進められてきたシアトルのウォーターフロント改造プロジェクトの一環として、約20年にわたる構想の末、約5年の工期と総工費約1億6千万ドルをかけた新館『オーシャン・パビリオン』がオープンしました。オオダコ、ラッコ、あざらし、ヒトデ、熱帯魚など、さまざまな海洋生物が見られます。
クロンダイク・ゴールドラッシュ国立公園
1897年から1898年に起こったクロンダイク・ゴールド・ラッシュを記念して開設された小さなミュージアム。カナダはユーコン州のクロンダイクで金鉱 が発見されたことがニュースになると、一攫千金を夢見た何万人もの人々が全米、そして海外から食料・設備を求めてシアトルを訪れ、地域経済の活性化に大き く貢献しました。当時の写真や道具などの展示に加え、タッチスクリーンを使ったインタラクティブなアクティビティや砂金探し体験などが楽しめます。
ウッドンランド・パーク動物園のズーマジウム
ズーマジウムは、ウッドランドパーク動物園内にある屋内プレイエリアです。インタラクティブな設定で、自然について学ぶことができます。8歳以下対象。ストローラー(ベビーカー)は、建物への出入口の外に置く必要があります(内部への持ち込みは不可)。
天気を気にせず楽しめる屋内スケートパーク。シアトル唯一の屋内スケートパークはフリーモントの『All Together Skatepark』、ベルビュー唯一の屋内スケートパーク『Bellevue Indoor Skate Park 』は Bel-Red Road にあります。
シアトル南部:航空博物館
シアトルの玄関口であるシアトル・タコマ国際空港の北約8.5マイル(約14キロ)、シアトルの中心地であるダウンタウン・シアトルの南約7マイル(約11キロ)にある航空博物館。米国西海岸では最大かつ最も完成度の高い航空機を所蔵していることで有名で、館内のグレート・ギャラリーにはさまざまな時代の航空機が展示されているほか、リアルなフライト・シュミレーションを体験できる乗り物などもあります。
イーストサイド
キッズクエスト
シアトルの東のベルビュー市にある子どものためのミュージアム。2005年の開館以来、年間20万人、延べ300万人が来館しています。アート、クライミング、お店屋さんごっこ、街づくりなど、25種類ものテーマで学習しながら遊べるものが揃っています。水を使う遊び場、0~3歳が安心して遊べる遊び場もあります。パーティーのためのレンタルも可。
イマジン・チルドレンズ・ミュージアム
シアトルの北にあるミュージアム。地元の交通機関や企業から寄付された乗り物、アートスタジオ、木を使った工作、水を使う遊び場、牧場やツリーハウスなどのセクション、お店屋さんごっこなどが楽しめる充実した内容が揃っています。0~3歳が安心して遊べる遊び場もあります。
その他のチルドレンズ・ミュージアム
ハンズ・オン・チルドレンズ・ミュージアム(オリンピア)
【公式サイト】 Hands On Children’s Museum
お店屋さんごっこから、アート、サイエンス、すべり台まで、屋内外に多彩な遊具やプログラムが150以上。第1金曜夜は全員入館無料になるほか、母の日、父の日、敬老の日にも該当する保護者が入館無料に。
チルドレンズ・ミュージアム・オブ・タコマ(タコマ)
【公式サイト】 Children’s Museum of Tacoma
全米初の非営利チルドレンズ・ミュージアムで、いわゆる入館料はなく寄付制。アート教室や水遊び場、冒険心をくすぐる大型遊具ほか、多彩な親子向けイベントやプログラムあり。図書館やカフェも併設。
キッズ・ディスカバリー・ミュージアム(ベインブリッジ・アイランド)
【公式サイト】 Kids Discovery Museum
地元の建築家、マシュー・コーテス氏設計によるLEEDゴールド認証のサステナブルな建物内には、小さいながらも、子供が喜ぶお楽しみがいっぱい! 算数や音楽などのお勉強タイム「KiDiMu’s weekly STREAM」を平日午前中に実施。
クライミング/ボルダリング
シアトルは米国初のクライミングジム『シアトル・バーティカル・ワールド』があるところとして知られています。その他にもチョイスは豊富!それぞれ子供向けのプログラムを提供しています。ここでは主な場所をご紹介。
スケートボード
雨や寒さを気にせずにスケートボードを楽しめるインドアのスケートパーク。それぞれ子供向けのプログラムを提供しています。