シアトル周辺では、日本の歴史・文化・芸能からアニメやポップカルチャーまで、多彩な日本関連イベントが年間を通して開催されています。桜をテーマにした文化祭、アニメファンが集う大規模コンベンション、夏の家族向けフェスティバル、秋の文化イベントなど、世代や関心を問わず参加しやすいものばかり。
こうした催しが長く続いてきた背景には、戦前からこの地に根を下ろしてきた日本人移民とその子孫、そして新たにシアトル地域に移住してきた日本人の存在があります。長い歴史の積み重ねと、新しい世代や多様な担い手によって、日本文化を共有し、次へつないでいく場が育まれているのです。
これらのイベントは、日本文化を紹介したい人にとっての発信の場であると同時に、日本や日本人、日系コミュニティへの理解を深めるための大切な機会でもあります。日本文化に関心のある人はもちろん、実際に体験してみたい人、子どもに日本文化に触れてほしいと考える家庭にとっても、身近な入り口となっています。
この記事では、シアトルおよび周辺地域で2026年に開催予定の主な日本関連イベントを、公式発表や主催者情報に基づいて時系列でまとめました。新たな情報が公開され次第、随時更新していきますので、お出かけや観光の参考としてご活用ください。
2026年4月:ジャパンタウンさくらまつり
現在、South Main Street と South Jackson Street を中心とした小さなエリア「シアトル・ジャパンタウン」は、戦前に日本から移住してきた日本人とその子孫が作った「日本町」の一部です。
日本によるハワイの真珠湾攻撃後、1942年2月19日にルーズベルト大統領が大統領令9066号に署名したことで日本人と日系アメリカ人が強制収容されるまで、たくさんの商店や銀行、飲食店が集まって栄えていました。
毎年春に『SAKURA MATSURI Community Day』が開催され、飲食店やショップで桜をテーマにしたスイーツやクラフト、特別セールやライブミュージックが楽しめます。シアトルの一番古い姉妹都市・兵庫県神戸市の名前が付けられた Kobe Terrace Park では桜が満開になります。
2026年4月10日(金)〜4月12日(日):Seattle Cherry Blossom Festival シアトル桜祭り
シアトル桜祭りは、日本と日系アメリカ人の伝統文化や現代文化、歴史や芸能、武道、シアトル地域の日系アメリカ人コミュニティや日本人コミュニティなどを紹介するお祭りです。
1976年に三木武夫首相(当時)が米国建国200周年を祝ってシアトルに千本の桜を贈ったことがきっかけとなり、同年5月8日にシアトル南部のスワード・パークで最初の桜祭りが行われました。
その後、1979年になって会場をシアトル・センターに移し、世界各地からやって来た移民コミュニティの祭シリーズ 『フェスタル』 の最初のイベントとなりました。
2026年4月3日(金)〜4月5日(日):Sakura-Con サクラコン
アメリカ北西部最大のアニメ・コンベンション。2025年で28周年を迎えます。アメリカ各地や日本などからさまざまなスペシャル・ゲストが参加し、毎年23,000人以上の参加者が集まります。
さまざまな商品が購入できるブース、コスプレのコンテスト、写真撮影ブース、コンサート、ワークショップ、シアトル市内近郊で活動している伝統芸能グループによるパフォーマンスなど盛りだくさんです。
2026年5月:ワシントン大学日本人学生会「MATSURI」
ワシントン大学の日本人学生会が主催する恒例のイベント。毎年異なるテーマで、ゲームや屋台の食べ物が楽しめます。
2026年5月:子どもの日
ワシントン州日本文化会館(JCCCW)恒例の子ども向けイベント。日本の祝日の「子どもの日」にちなんで開催されます。毎年異なるテーマで行事や遊びを体験でき、太鼓や琴の演奏、武道や茶道の実演、紙芝居、ラジオ体操、子供の浴衣ファッションショー、食品販売など、盛りだくさんな内容です。
2026年6月27日(土)・28日(日):Japan Fair ジャパンフェア
日本の伝統と今を紹介・発信するジャパン・フェア。2026年で10周年を迎えます。シアトル地域で活動している企業や団体、アーティストなどによるブースでは、芸術や文化を学んだり、さまざまな商品を購入できるほか、シアトルを拠点に活動するグループなどによる合唱、武道、太鼓、ダンスのパフォーマンス、着物のファッションショーなどが楽しめます。生花や茶道、盆栽のデモンストレーションも人気。
2026年7月:宇和島屋 夏祭り
日系スーパーマーケットの宇和島屋恒例の夏祭り。さまざまなパフォーマンスや屋台の食べ物のほか、金魚すくいなど日本らしいアクティビティも楽しめます。
2026年7月:シアトル市内近郊 盆踊り
シアトル盆踊りは、2026年で94年目を迎えます。戦前にシアトルに移住した日本人が1932年に始めたもので、今ではシアトル仏院とシアトル日系アメリカ人コミュニティが主催し、シアトルの夏のフェスティバル『シーフェア』のコミュニティイベントの一つとなっています。盆踊り、演歌の演奏、ビアガーデン、太鼓の演奏に加え、屋台の食べ物なども楽しめます。その他にも、タコマやホワイトリバーなどでも盆踊りが開催されます。
2026年8月:Hai! Japantown
シアトル日本町の夏祭り。日本食、ドリンク、子ども向けアクティビティ、クラフト、ライブミュージック、太鼓の演奏などが楽しめます。
2026年10月:Japan Week ジャパンウィーク
ベルビュー・カレッジの学生が中心となり、楽しみながら「日本文化」を伝え、学ぶイベント 『ジャパン・ウィーク』。2026年で10周年を迎えます。日本映画の上映に始まり、武道や茶道、華道、書道の実演や体験、坐禅、折り紙、囲碁、俳句、カラオケ部屋、紙芝居、太鼓の演奏、日本舞踊、尺八、三味線、コーラス、蚤の市など、さまざまな催しがラインアップしています。
2026年11月:文化の日
ワシントン州日本文化会館(JCCCW)恒例の文化の日イベント。日本の祝日の「文化の日」にちなんで開催されます。毎年異なるテーマで行事や遊びを体験でき、太鼓や琴の演奏、武道や茶道の実演、紙芝居、食品販売など、盛りだくさんな内容です。
