シアトル地域では、桜まつり、アニメコンベンション、夏フェス、伝統文化イベントと、歴史・芸能からポップカルチャーまで、年間を通してさまざまな日本に関連する催しが開かれています。
こうした催しを支えているのは、実に多様な顔ぶれです。戦前からこの地に根を下ろしてきた日本人移民の子孫はもちろん、仕事や学業で移り住んだ在住日本人、日本にルーツを持つ子どもたち、日本語や文化を学ぶ学生、武道や伝統芸能の愛好家、日本文化に魅せられたアメリカ人や世界各地からの移民など。年齢も人種も異なるさまざまな人たちが、「日本」を共通項に、スタッフ・出展者・パフォーマー・参加者として一緒にイベントを作り上げています。
自分の街で開催されるからこその意義もあります。発信したい人には表現の場に、知りたい・体験したい人には気軽な入り口に、子どもに日本を感じさせたい家庭にもちょうどいい機会になります。
公式発表と主催者情報をもとに、2026年のシアトル近郊の主な日本関連イベントを時系列でまとめました。情報が更新され次第、随時追記していきます。お出かけや観光の参考にどうぞ。
4月3日(金)〜4月5日(日):サクラコン
アメリカ北西部最大のアニメ・コンベンション。2026年で29周年を迎えます。アメリカ各地や日本などからさまざまなスペシャルゲストが参加し、毎年25,000人を超える参加者が集まります。
さまざまな商品が購入できるブース、コスプレのコンテスト、写真撮影ブース、コンサート、ワークショップ、シアトル市内近郊で活動している伝統芸能グループによるパフォーマンスなど盛りだくさんです。
4月4日(土):ジャパンタウン 桜祭り
戦前に日本から移住してきた日本人がビジネスを営み、活気あるコミュニティを築き上げたシアトル日本町(Japantown)。今もその歴史を伝える活動の一環として、今年もサクラ・マツリが開催されます。
- 12店舗以上のスモールビジネスによるポップアップ
- 桜にちなんだフード&限定アイテムの販売
- 音楽、景品、クラフト体験
- 神戸テラスパークでの伝統的な「お花見」
4月10日(金)〜4月12日(日):シアトル桜祭り
シアトル桜祭りは、日本と日系アメリカ人の伝統文化や現代文化、歴史や芸能、武道、シアトル地域の日系アメリカ人コミュニティや日本人コミュニティなどを紹介するお祭りです。
1976年に三木武夫首相(当時)が米国建国200周年を祝ってシアトルに千本の桜を贈ったことがきっかけとなり、同年5月8日にシアトル南部のスワード・パークで最初の桜祭りが行われたのが始まり。その後、1979年に会場をシアトル・センターに移し、世界各地からの移民がそれぞれの国や地域の文化を紹介する 『フェスタル』 の先駆けとなりました。
5月9日(金):ワシントン大学 日本人学生会「MATSURI」
ワシントン大学の日本人学生会が主催する恒例のイベント。今年のテーマは「富士ブルーム」で、富士山と日本の多様な自然景観を称えます。ゲームや軽食が楽しめるブース、UWクラブによるパフォーマンス、そして賞品が当たるチャンスなど、伝統的なお祭りの雰囲気を楽しめます。
5月3日(土):JCCCW 子どもの日
ワシントン州日本文化会館(JCCCW)恒例の子ども向けイベント。日本の祝日の「子どもの日」にちなんで開催されます。毎年異なるテーマで行事や遊びを体験でき、太鼓や琴の演奏、武道や茶道の実演、紙芝居、ラジオ体操、子供の浴衣ファッションショー、食品販売など、盛りだくさんな内容です。
5月9日(土)タコマ&北九州 子どもの日
タコマ・北九州姉妹都市委員会が主催する、毎年恒例の人気イベント。今回はよりたくさんの人にゆったりと楽しんでもらえるよう、会場エリアを拡大しての開催となります。躍動感あふれる「よさこい節」の踊り、タコマ富士太鼓の演奏、日本のアートやクラフトなど子ども向けのワークショップが盛りだくさん。創業の地タコマに再進出することを発表した日系スーパーマーケット・宇和島屋も参加します。
6月27日(土)・28日(日):ジャパンフェア
日本の伝統と今を紹介・発信するジャパン・フェア。2026年で10周年を迎えます。シアトル地域で活動している企業や団体、アーティストなどによるブースでは、芸術や文化を学んだり、さまざまな商品を購入できるほか、シアトルを拠点に活動するグループなどによる合唱、武道、太鼓、ダンスのパフォーマンス、着物のファッションショーなどが楽しめます。生花や茶道、盆栽のデモンストレーションも人気。
7月11日(土)・12日(日):宇和島屋 夏祭り
日系スーパーマーケット・宇和島屋恒例の夏祭り。さまざまなパフォーマンスや屋台の食べ物のほか、金魚すくい、ヨーヨー釣りなど、昔ながらの日本らしいアクティビティも楽しめます。
7月18日(土)・19日(日):シアトル盆踊り
シアトル盆踊りは、2026年で94年目を迎えます。戦前にシアトルに移住した日本人が1932年に始めたもので、今ではシアトル仏院とシアトル日系アメリカ人コミュニティが主催し、シアトルの夏のフェスティバル『シーフェア』のコミュニティイベントの一つとなっています。盆踊り、演歌の演奏、ビアガーデン、太鼓や三味線など の演奏に加え、屋台の食べ物なども楽しめます。その他にも、タコマやホワイトリバーなどでも盆踊りが開催されます。
8月22日(土):HAI! Japantown
シアトルのジャパンタウンで、日本人と日系アメリカ人のアート、ライブパフォーマンス、フラ、食文化、買い物を楽しめるイベント。シアトル在住者にとって、日系アメリカ人文化・日本文化を体験できる貴重な機会です。家族向けアクティビティや楽しいゲームもあります。
8月22日(土)・23日(日):All Things Japanese 日本の新品・中古品販売会
ワシントン州日本文化会館が、コミュニティから寄付された着物、和食器、陶器類、人形、おもちゃ、着物、織物など日本にゆかりのある商品を手頃な価格で販売する再販セール。収益はすべてワシントン州における日本語と日本文化、日系社会の発展に充てられます。
8月29日(土):ヴァション・アイランド ジャパン・フェスティバル
ヴァション・アイランドのダウンタウンにあるオーバー・パーク(Ober Park)にて、「Japan Festival」が開催されます。(歴史的建造物「Mukai Farm & Garden」の修復作業が継続中のため、今年は会場が変更になっています)。メインステージでは、和太鼓の演奏や相撲の実演などのプログラムを予定。会場内には地元の出店ブースが並ぶほか、着物の着用実演やクラフト作りなどの体験型アクティビティも用意されています。
出演予定者・団体:
- Echo Chorus(合唱)
- フジマダンスグループ(日本舞踊)
- Jun Iida(トランペット演奏)
- Kirameki Palettes!
- 沖縄県人会太鼓
- Rain City Sumo(相撲)
- ソーラン節
ヴァション・アイランド(オーバー・パーク)へのアクセス
ヴァション・アイランドへはワシントン州フェリーを利用して渡ります。
- シアトル方面からのアクセス: ウエスト・シアトルのフォントルロイ(Fauntleroy)フェリーターミナルから、ワシントン州フェリー(WSDOT)のヴァション・アイランド行きに乗船します(所要時間:約20分)。
- 島内での移動: ヴァション・フェリーターミナル到着後、ヴァション・ハイウェイ(Vashon Hwy SW)を南へ直進し、ダウンタウン方面へ進むとオーバー・パークに到着します。
10月10日(土):Japan Week ジャパンウィーク
ベルビュー・カレッジの学生が中心となり、楽しみながら「日本文化」を伝え、学ぶイベント 『ジャパン・ウィーク』。2026年で10周年を迎えます。すべて入場無料・参加無料。
- 今年はスーパーマリオ(40周年)、ドラゴンボール(テレビアニメシリーズ40周年)、ポケモン(30周年)という日本を代表するキャラクターの記念の年。学生たちが楽しいイベントを企画しています。詳細は後日発表。
- 広島平和記念資料館からの原爆に関する写真・パネル資料など32点の展示会、被爆者のインタビュー映画、広島平和記念公園を歩いて回ってみるバーチャルツアーなどを通して悲惨な原爆について学べます。
- カナダのバンクーバーからやってくるお神輿に加え、ピカケスクールの園児たちによる子どもお神輿、さらに北海道日本ハムファイターズ公式チアリーダー「ファイターズガール」として活躍したまいさん率いる子どもたちによる「よさこい」踊りも加わり、ミニパレードを一層盛り上げます。
- 4月に上演された日本語ミュージカル『赤ずきん』を大学のカールソン劇場で再演されます。
- おにぎりワークショップ(作り方を習って、食べられる)=Onigiri Action Campaignを通して学校給食を貧困のアフリカ、東南アジアなどの子供達に寄付します。(2025年は50食の寄付を実現)
- 5つのコンテスト(賞品付き)を開催:けん玉、コスプレ、アニメトリビア、紙飛行機、ベイブレード
- 他にも例年通り、茶道、華道、武道、書道、折り紙、囲碁、和太鼓、尺八、紙芝居、カラオケ、プラネタリウムでの民話、アニメカフェ、漫画交換、浴衣ブース、蚤の市などを計画中。
11月:JCCCW 文化の日(日程は後日発表)
ワシントン州日本文化会館(JCCCW)恒例の文化の日イベント。日本の祝日の「文化の日」にちなんで開催されます。毎年異なるテーマで行事や遊びを体験でき、太鼓や琴の演奏、武道や茶道の実演、紙芝居、食品販売など、盛りだくさんな内容です。
