牛丼チェーン「吉野家」を展開する株式会社吉野家ホールディングス(本社:東京都中央区)は10日、公式発表を通じて、子会社 YOSHINOYA US HOLDINGS INC. を通じてシアトル発 Kizuki International LLC(以下、Kizuki)の持分を取得し、YUSの子会社とすることを決議したと発表しました。
Kizuki(輝月ラーメン&居酒屋)は2012年にシアトルで設立され、現在シアトルを中心にワシントン州11店舗、オレゴン州3店舗、テキサス州・インディアナ州・カリフォルニア州各1店舗の計17店舗を展開しています。シアトル・テキサス・サンフランシスコの3か所に自社工場を持ち、直営店主体の事業運営で多店舗展開を支えるチェーンオペレーション基盤を確立している点が評価されました。
開示資料によると、Kizuki は2025年に売上高約3,720万ドル、営業利益約190万ドルを計上し、2022年の営業赤字から着実に収益性を改善してきたとされています。買収後もティン氏は CEO として経営を続け、店舗は現行ブランド・経営陣のまま運営される見通しです。
吉野家HDは中期経営計画「変身と成長」の3つの戦略軸のひとつとしてラーメン事業を「第3の事業ドメイン」に育てる方針を掲げ、2034年度に「ラーメン提供食数世界No.1」を目指しています。今回の資本参加は Kuzki が黒字成長軌道にあるタイミングで、商業施設側からの出店ニーズも高いとされていることから、今後の新規出店が加速する可能性があります。
