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シアトル最大のバレエ団「パシフィック・ノースウエスト・バレエ」2026〜2027年シーズンのプログラム

Photo © Angela Sterling.

シアトルを拠点とするパシフィック・ノースウエスト・バレエ(PNB)は、2026年9月に54シーズン目となる2026〜2027年シーズンを開幕しました。今季は「白鳥の湖」「真夏の夜の夢」という2本の物語バレエに加え、新作が3本並びます。恒例の「くるみ割り人形」や、PNBスクールの生徒が踊る親子向けの「白雪姫」もあります。この記事では、全演目の日程と見どころ、チケット料金、日本からも見られる配信の情報をまとめました。

2026〜2027年シーズンの主な見どころ

L R Former Pacific Northwest Ballet principal dancers Lesley Rausch Batkhurel Bold and Carla Körbes in Serenade choreographed by George Balanchine © The George Balanchine Trust PNB presents Serenade on a triple bill with a ballet by Alexei Ratmansky and a world premiere by Jessica Lang onstage at Seattle Centers McCaw Hall September 25 October 4 2026 For tickets and info contact the PNB Box Office 2064412424 or PNBorg Photo © Angela Sterling 2015

シーズンは2026年9月から2027年6月まで。会場はすべてシアトル・センターにあるマリオン・オリバー・マッコー・ホールです。芸術監督ピーター・ボールが組んだ今季のラインアップの特徴は次のとおり。

公演スケジュールと演目

Serenade(セレナーデ)ほか
2026年9月25日〜10月4日/配信:10月8日〜12日

バランシン初期の名作「セレナーデ」が、2010年以来となるPNBのシーズン上演で開幕します。再演に合わせてPNBの衣装工房が仕立てた青いチュールの衣装に注目。ジェシカ・ラングの新作「Pages(ページズ)」は、2026年6月にアイダホ州サンバレーで初演され、今回がシアトル初演。アレクセイ・ラトマンスキー振付の「Pictures at an Exhibition(展覧会の絵)」も上演されます。

Ghost Stories(ゴースト・ストーリーズ)
2026年11月6日〜15日/配信:11月19日〜23日

日が短く、満月を迎える11月に合わせ、背すじが寒くなる作品を集めたプログラムです。中心はバランシンの一幕物「La Sonnambula(夢遊病の女)」。仮面舞踏会を舞台に、夢遊病の女性と詩人の悲しい恋を描きます。カイル・デイビスの世界初演「The Raven(大鴉)」は、エドガー・アラン・ポーの詩をもとにした3人の登場人物によるバレエ。音楽には、作曲者の死後ほとんど演奏されてこなかった19世紀のドライショックの曲が使われます。アレハンドロ・セルードの「Silent Ghost」「PACOPEPEPLUTO」も上演されます。

Pacific Northwest Ballet principal dancer Sarah Gabrielle Ryan as Dewdrop with PNB company dancers in a scene from George Balanchines The Nutcrackerr choreographed by George Balanchine c The George Balanchine Trust PNBs acclaimed production returns to McCaw Hall at Seattle Center November 29 December 28 2024
Photo c Angela Sterling

George Balanchine’s The Nutcracker(くるみ割り人形)
2026年11月27日〜12月27日/配信:12月18日〜27日

北西部のホリデーシーズンに欠かせない、バランシン版の「くるみ割り人形」です。舞台美術と衣装は、絵本『オリビア』の作者として知られるイアン・ファルコナーが手がけています。定期会員の対象外で、チケットは$41から(手数料込み)。

Pacific Northwest Ballet company dancers in Kent Stowells Swan Lake on stage April 15 24 and streaming digitally May 12 16 2022
Photo © Angela Sterling

Swan Lake(白鳥の湖)
2027年2月5日〜20日/配信:2月25日〜3月1日

PNB創設芸術監督ケント・ストウェル版の「白鳥の湖」。ミン・チョー・リーによる大きな月が印象的な舞台で、チャイコフスキーの音楽をPNBオーケストラが生演奏します。上演時間は約3時間です。

Director’s Choice(ディレクターズ・チョイス)
2027年3月19日〜28日/配信:4月1日〜5日

芸術監督ボールが選んだ現代作品の3本立てです。2019年にPNBで初演されたエバ・ストーンの「F O I L」が再び上演されるほか、ウィールドンのパ・ド・ドゥ「This Bitter Earth」がシーズン公演に初めて登場します。カイル・エイブラハムにとって初めてとなるPNBへの新作も、世界初演を迎えます。

Snow White(白雪姫)※ファミリーマチネ
2027年3月27日〜4月4日

ブルース・ウェルズ振付、マスネの音楽による約1時間のバレエです。PNBスクールの生徒70人以上が出演し、PNB団員は出演しません。子どもが初めてバレエを見る機会として企画された公演で、定期会員の対象外です。

Photo © Angela Sterling

A Midsummer Night’s Dream(真夏の夜の夢)
2027年4月16日〜25日/配信:4月29日〜5月3日

シェイクスピアの喜劇をもとにしたバランシンの物語バレエ。メンデルスゾーンの音楽に、マーティン・パクレディナズによるPNB独自の美術と衣装を組み合わせた舞台は、30年にわたってシアトルで上演されてきました。上演時間は約2時間10分です。

Ballet on Broadway(バレエ・オン・ブロードウェイ)
2027年6月4日〜13日/配信:6月17日〜21日

バレエとブロードウェイの両方で活躍する振付家3人の作品で、シーズンを締めくくります。デイブ・ブルーベックのジャズの名曲を使ったストローマンの「TAKE FIVE…More or Less」、1945年のミュージカルから着想したウィールドンの「Carousel(A Dance)」、2013年にPNBのために作られたサープの「Waiting at the Station」の3本です。

このほか、2027年6月13日(日)には1夜限りの「Season Encore」が予定されています。チケットは2027年初めに発売される予定です。

チケットと定期会員の料金(2026年10月現在)

割引プログラム:40歳未満向けの「The Pointe」、学生・シニア向けの当日割引、14歳以下の子ども割引、10人以上の団体割引などがあります。PNBは、転売サイトで定価より高いチケットや無効なチケットが売られているとして、PNBから直接購入するよう呼びかけています。

オンラインで見られるデジタル配信

デジタルシーズンに申し込むと、劇場での公演が終わったあと、各プログラムを5日間(「くるみ割り人形」は9日間)自宅で視聴できます。決まった時間に見る生中継ではないため、都合のよいときに再生できます。配信は「くるみ割り人形」を除いて単品販売がなく、デジタルシーズンの申し込みが必要です。なお、配信の内容は劇場の公演と一部異なる場合があります。

公演情報

会場:Marion Oliver McCaw Hall(321 Mercer St, Seattle)
2026〜2027年シーズン:www.pnb.org/season/
チケットの割引情報:www.pnb.org/season/offers/

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