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USPSがブルース・リーの切手を発行 日本からの移民の歴史を伝える「日本館劇場」でセレモニー開催

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米国郵便公社(USPS)は、世界的な武道家であり俳優のブルース・リーを称える新しい Forever Stamp(記念切手)を発行します。その発行初日を祝う特別なセレモニーが、2月18日にシアトルのインターナショナル・ディストリクトにて開催されることになりました。ここではその詳細をご紹介します。

躍動感のある「フライング・キック」を刻んだデザイン

今回の切手には、アーティストのカム・マック氏が描いたブルース・リーの代名詞ともいえる「フライング・キック」の姿が採用されました。

背景に描かれた黄色い筆致は、ブルース・リーの遺作となった『死亡優戯(Game of Death)』(1978年)で着用したアイコニックなイエロートラックスーツを彷彿とさせます。さらに「BRUCE LEE」と「USA FOREVER」の文字が彼のキックによって真っ二つに割られたような配置となっており、小さな切手の中にブルース・リーの圧倒的なエネルギーが凝縮されています。

シアトルはブルース・リーの「第二の故郷」

ワシントン大学にあるスザロ図書館の読書室
Image by Abhay Bharadwaj from Pixabay

ブルース・リー(1940-1973)にとって、シアトルは自身の哲学と技術を磨き上げた「第二の故郷」です。18歳で渡米したリーは、ワシントン大学で哲学を学びながら、シアトルで最初の道場を開き、自身の武道スタイル「截拳道(ジークンドー)」の礎を築きました。

ID 40567411 Oliver7perez | Dreamstimecom

リーは現在、シアトルのキャピトル・ヒルにあるレイク・ビュー墓地(Lake View Cemetery)にて、同じく俳優として活躍した息子のブランドン・リー(1965-1993)と共に眠っており、世界中からファンが訪れる聖地となっています。

セレモニー会場は歴史の証人「日本館劇場」

この記念すべきイベントの会場となるのは、シアトルの歴史的建造物「日本館劇場(Nippon Kan Theatre)」。1909年に建設された日本館劇場は、かつて日系コミュニティの文化的・交流の中心地でした。日本からの巡業公演や映画上映、柔道・剣道の大会が行われ、シアトル唯一の日本語の日刊紙だった『旭新聞』もこの建物で発行されるなど、日系移民の生活を支える大切な場所として存在していたのです。

1942年の日本人・日系人強制収容により閉鎖されてしまい、地元の建築家夫妻の尽力により再オープンしたのは、それから約40年後の1981年でした。2005年に新しいオーナーがオフィスビルとして利用しましたが、2024年5月に新しくオーナーとなったエリック・ハヤシ氏がイベント会場としてリストレーションを実行して完成。現在はアメリカ合衆国国家歴史登録財に指定されています。

当日は、USPS理事会副議長のデレク・カン氏に加え、ブルース・リーの娘でブルース・リー・エンタープライズのCEOを務めるシャノン・リー氏も登壇します。

「Forever Stamp」とは

アメリカの切手で知っておきたいのが「Forever Stamp(フォーエバー・スタンプ)」というシステムです。

日本では郵便料金が上がると差額の切手を貼り足す必要がありますが、「Forever Stamp」という切手は「買った時の価格に関わらず、将来いつでも1通分の切手として使える」のが特徴。今回のブルース・リー切手も、将来の料金値上げを気にせず使うことができます。

詳細は USPS の公式サイトでご覧ください。

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