パシフィック・サイエンスセンター、10月23日に再オープン
メンテナンスと施設調整のため一時休館していたパシフィック・サイエンスセンターが、10月23日(木)に再オープンします。10月23日から11月20日までの期間限定で、入館料が一般10ドル・青少年7ドルに。また、会員にはこれまでの2か月延長に加え、さらに1か月分を追加延長し、合計3か月の会員期間延長が提供されます。
再開に合わせていくつかの新しい試みもスタートします。まず、シアトル・センターとのつながりを深める第一歩として、中庭のゲートを毎日午前9時45分から午後11時まで一般開放。さらに、新展示『Spiders: From Fear to Fascination(恐怖から魅了へ)』が公開されます。
2025年 MLB ポストシーズン
9月30日に始まった MLB ポストシーズンのワイルドカードシリーズの全試合が10月2日に終了し、各リーグのディビジョンシリーズで対戦するチームが出揃いました。シアトル・マリナーズは、ア・リーグのワイルドカードシリーズでクリーブランド・ガーディアンズを制したデトロイト・タイガースとディビジョンシリーズで対戦します。
ワシントン州ディスカバーパス料金改定|2025年10月1日から年額45ドルに
ワシントン州の州立公園などを利用する際に必要な『ディスカバー・パス(Discover Pass)』の料金が、2025年10月1日に改定されました。1日利用のデイパスは引き続き10ドルのままですが、年額パスの料金は現行の30ドルから45ドルに値上げとなっています。
ワシントン州で小売売上税の対象拡大 10月1日から
10月1日から、これまで課税対象外であった複数のサービスが新たに小売売上税(Retail Sales Tax)と小売業B&O税(Retailing B&O Tax)の対象となりました。ワシントン州税務局によると、これらの改正は州全体で9万社以上の事業者に影響を及ぼすとしています。詳細は下記の記事でご覧ください。
連邦政府の一部閉鎖でWICプログラムに深刻な影響|ワシントン州保健局が警告
9月30日に連邦上院が予算案で合意に至らず、連邦政府の一部が閉鎖(Federal Government Shutdown)されたことにより、ワシントン州のWICプログラム(Women, Infants, and Children program/女性・乳児・子ども特別栄養補助プログラム)が1〜2週間以内に停止する可能性があると、ワシントン州保健局(DOH)が発表しました。WICは州内で生まれる赤ちゃんの約3分の1、5歳未満の子どもの36%、妊婦の29%を支援しており、年間21万2,000人以上が健康的な食料提供、栄養教育、母乳・胸部授乳支援、健康診断や医療機関への紹介を利用し、州内208カ所のオフィスで650人以上が勤務しています。DOHによると、閉鎖が長引けばサービスの停止や約50人の職員の一時解雇が避けられず、契約機関や先住部族への影響も懸念されています。連邦政府の一部閉鎖によるワシントン州保健局への影響については公式サイトでご覧ください。
シアトル・マリナーズのカル・ラレー、堂々の60本塁打でMLB本塁打王獲得
MLB本塁打王決定!シアトル・マリナーズの捕手カル・ラレー(Cal Raleigh)が、今季60本塁打を記録し、2025年シーズンの MLB 本塁打王 に輝きました。守備負担の大きい捕手というポジションでありながら、大台の60本に達したのは史上初。シーズンを通じて安定した長打力を発揮したラレーは、チームの得点源として圧倒的な存在感を示しました。マリナーズは3年ぶりのプレーオフ進出を決めており、この記録はチームにとってもファンにとっても大きな希望となっています。
ワシントン州の最低賃金、2026年に時給17.13ドルへ引き上げ
ワシントン州の最低賃金は2026年に2.8%引き上げられ、時給17.13ドルになります。州労働産業局(L&I)が30日、この引き上げを発表しました。2026年1月1日 に施行されます。
シアトル市長とワシントン州司法長官、連邦軍展開に備え法的対応を準備
9月29日、シアトル市のブルース・ハレル市長とワシントン州のニック・ブラウン司法長官は記者会見を行い、トランプ大統領による民主党主導都市への軍展開が拡大する中で、シアトルが次の対象となった場合に備え、法的対応や住民保護の計画を進めていると明らかにしました。シアトルタイムズや KUOW などによると、ハレル市長は会見で「シアトルに反乱は起きていない」(“There is no insurrection here.”)「「私たちを “安全にする” ために、連邦政府が装甲車や半自動小銃、軍人を持ち込む必要はない」(“We do not need the federal government bringing in armored vehicles, semi automatic weapons, [or] military personnel to make, “us safer””)と述べ、連邦軍の展開に強く反対しました。また、「シアトルに来るな(Stay out of Seattle)」と大統領に直接呼びかけ、市は住民保護のための計画と、州・郡・市警との協力体制を整備していると説明しています。
また、ハレル市長はトランプ大統領の2026年FIFAワールドカップに関する発言を受け、26日に声明を発表しました。その中で来年の FIFA ワールドカップ開催に向けても準備が進行しており、「シアトルの暴力犯罪は20%減少している」「今年は約130人の警官を採用した」と説明。同時に、連邦政府が対テロ資金を一部凍結したことに反論し、「市の訴訟で資金の一部は解放されたが、大統領の言葉と行動は一致していない」と批判しました。
トランプ大統領は28日、自身の SNS「Truth Social」で「戦禍に荒れたポートランド(War ravaged Portland)」に軍を派遣すると表明し、国防長官ピート・ヘグセスがオレゴン州兵200人を連邦統制下に置き、ポートランドに動員することが予定されています。オレゴン州とポートランド市は、この命令を「越権」として連邦裁判所に提訴しました。
130年の歴史に幕|Bartell Drugs 最後の3店舗閉鎖でシアトルの地元薬局が消滅
シアトルで1890年に創業した老舗薬局チェーン Bartell Drugs(バーテル・ドラッグス) が、最後の店舗を閉鎖し、130年以上の歴史に幕を下ろしました。創業以来、地域密着型の薬局として日用品や地元ブランドの商品を扱い、シアトルやワシントン州で広く親しまれていた「バーテル」。しかし、2020年に Rite Aid(ライトエイド) に買収された後、同社が 2023年10月に最初の破産申請 を行い、さらに 2025年5月に2度目の破産申請をしたことで、店舗の閉鎖や売却が加速しました。閉店した店舗で取り扱われていた処方箋は近隣の薬局に引き継がれ、一部の店舗は CVS Pharmacy に転換されています。これにより、シアトル発祥の歴史あるブランド「Bartell Drugs」は完全に消滅することになりました。
ROOT Sports Northwestが37年の歴史に幕、シアトル・マリナーズ放送はMLBへ移行
シアトル・マリナーズの試合を40年以上にわたり中継してきたROOT Sports Northwestが、9月28日のレギュラーシーズン最終戦(対ドジャース戦)をもって最後の放送を行いました。1988年に設立され、Prime SportsやFox Sportsを経て地域のスポーツ放送を支えてきましたが、契約チームが離脱し、加入者数は2014年の330万人から120万人へ激減。この流れを受け、マリナーズは2026年からMLB Local Mediaによる管理に完全移行し、制作から配信までをMLBが担うことを決定しました。ファンの視聴方法に大きな変化はない見込みですが、ROOTのスタッフは25名規模で解雇されます。実況のアーロン・ゴールドスミスはマリナーズに雇用されているため継続予定。19年間リポーターを務めたジェン・ミューラーはマリナーズ中継から退くことを発表しています。
シアトル・サウンダーズ、2025年MLSカップ・プレーオフ進出決定
シアトル・サウンダーズは9月27日にカナダのバンクーバー・ホワイトキャップス戦を引き分け、2025年MLSカップ・プレーオフ進出を決めました。クラブ史上17シーズン中16回目の快挙。現在ウエスタン・カンファレンス5位につけており、残り3試合で上位シード獲得を目指します。今季はすでにリーグスカップで初優勝を飾り、来季のCONCACAFチャンピオンズカップ出場権も獲得。国内外の舞台で存在感を示し続けるサウンダーズの次なる挑戦に大きな注目が集まります。
