シアトルに住んでいると、春から初夏にかけて、白いふわふわしたものが飛んでくることがあります。歩道や芝生に積もっていることもあり、はじめて見た方は「これは何?」「アレルギーは大丈夫?」と気になるのではないでしょうか。
正体はコットンウッドの種子です
白いふわふわの正体は、コットンウッド(Cottonwood)という木の種子です。
コットンウッド(学名:Populus trichocarpa、ブラック・コットンウッド)はポプラ属の落葉高木で、ワシントン州を含む太平洋岸北西部に広く自生しています。川沿いや公園、道路脇など、水分の多い場所によく見られます。
雌の木が春に実をつけ、熟すとカプセルが弾けて、綿に包まれた種が風に乗って飛び出します。その見た目から「春の雪」と呼ばれることもあります。
いつ飛ぶ? 期間はどのくらい?
コットンウッドの綿毛が飛ぶのは、4月下旬から7月上旬ごろが目安です。乾燥した晴れの日や風のある日に特によく飛び、雨が降ると地面に落ちて目立ちにくくなります。
綿毛は風に乗って最大約32km(20マイル)飛ぶこともあります。近くにコットンウッドの木がなくても、どこからともなく飛んでくるのはそのためです。
アレルギーは大丈夫? 正確に知っておきたいこと
綿毛(フラフ)そのものは、粒子が大きく気道の奥まで入りにくいため、アレルギーを直接引き起こす原因にはなりにくいとされています。
ただし、コットンウッドの花粉は話が別です。花粉は綿毛が飛び始める3〜4週間ほど前、3月から4月ごろに放出されており、シアトル地区で春のアレルギーを引き起こすアレルゲンの一つとして知られています。
また、綿毛が飛ぶ5月から6月は、イネ科の草の花粉がピークを迎える時期とも重なります。くしゃみや鼻水が出る場合、その原因はコットンウッドの綿毛ではなく、同時期に飛んでいる花粉である可能性が高いです。
アレルギー症状が続く場合は、専門医への相談をおすすめします。シアトル地区の花粉情報は Northwest Asthma & Allergy Center がリアルタイムで公開しています。
この記事はジャングルシティ編集部が公式情報をもとに作成しました。医療的なアドバイスについては、必ず専門医にご相談ください。
