気温が上がる夏、海や湖、川でのレジャーが楽しい季節になります。ですが、ワシントン州西部の水温は真夏でも冷たく、40~60℉(約4~20℃)程度しかありません(National Weather Service, Seattle)。
この冷たい水に突然飛び込んだり、落ちたりすると、「コールドウォーターショック(cold water shock)」と呼ばれる現象が起こり、体が硬直し、溺れたり、低体温症(hypothermia)になるリスクがあります。
ライフジャケットが命を守る
水温が低いと、泳ぎの得意な人でも筋肉が動かせなくなり、10分以内に命の危険が及ぶことがあります(キング郡の公式サイト)。ライフジャケット(救命胴衣)を着用していれば、水に落ちても体を浮かせて呼吸を確保することができます。
ワシントン州のライフジャケット着用ルール
ワシントン州では、長さ19フィート以下のボートに乗る場合、12歳以下の子どもにはライフジャケットの着用が法律で義務付けられています。カヤックやカヌー、SUP(スタンドアップパドルボード)などの際も、必ず着用しましょう。
ライフジャケットを購入できる場所|試着や通販のポイントも紹介
ライフジャケットは、スポーツ用品店や会員制の大型量販店(例:Costcoなど)で購入できます。特にスポーツ用品店では、体に合うサイズをその場で試着できるため、子ども用やフィット感を重視する方におすすめです。
さらに、AmazonやREI、Walmartなどのオンラインショップでもさまざまなタイプのライフジャケットが販売されており、自宅にいながら手軽に購入できます。レビューを参考にしたり、USCG(アメリカ沿岸警備隊)認証マークがあるかを確認するのも大切なポイントです。
- スポーツ用品店:REI、Big 5 Sporting Goodsなど。
- 大型量販店:Costco、Walmartなど。
- オンラインショップ:Amazon、REI など。
ワシントン州では、Big 5 Sporting Goodsと提携し、店頭在庫のライフジャケットが20%割引になるクーポンを提供しています。このクーポンは、店頭で提示することで利用可能です。詳細は、キング郡の公式サイトをご覧ください。
子ども用ライフジャケットの選び方
子ども用のライフジャケットを選ぶ際は、年齢や体重に合ったサイズであることが大前提です。サイズが合わないと水中で体からずれてしまい、正しく機能しません。
購入時には以下のポイントを確認しましょう:
- USCG(アメリカ沿岸警備隊)認定マークがあるか
- 股下ストラップがついているか(特に幼児向け)
- 子どもが自分で脱ぎ着できない構造になっているか
- 実際に水辺で使う前に、安全な環境で試してみること
また、子どもは遊びに夢中になると暑さや締め付けを嫌がることもあるため、通気性や動きやすさも重要です。
ワシントン州内のライフジャケット無料貸し出し情報
イサクア市のレイクサマミッシュ
ワシントン州内には、180以上のライフジャケット無料貸し出しステーションがあります。以下は、キング郡内の主なステーションの一部です:
- グリーン・レイク(シアトル):夏季の午後に利用可能。
- ワニタ・ビーチ(カークランド):夏季の午後に利用可能。
- マグノリア・スミス・コーブパーク(シアトル):夏季の午後に利用可能。
- スティールレイク・パーク(フェデラルウェイ):通年利用可能。
- ƛ̕ax̌ʷadis(Tl’ awh-ah-dees)パーク(ケンモア):新設されたステーション。
- ログブームパーク(ケンモア):夏季に新設予定。
これらのステーションでは、幼児〜大人用までのサイズが揃っており、無料・返却制で利用できます。