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映画ロケ地めぐり『Outsourced(アウトソースド)』|シアトルとインドを結ぶ異文化交流コメディ

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2000年代前半、アメリカ企業は人件費削減を目的にコールセンター業務を大量にインドへアウトソーシングしました。そんな時代背景を描いた『Outsourced(アウトソースド)』は、シアトルを出発点にインドでの異文化交流をユーモラスに描き、共感を得ています。

  • ジャンル:ロマンチック・コメディ
  • 公開年:2006年
  • 監督:ジョン・ジェフコート
  • 出演:ジョシュ・ハミルトン、アイーシャー・ダルカール、アシーフ・バスラ
  • レーティング:PG-13

あらすじ

アメリカのコールセンターで働くトッド(ジョシュ・ハミルトン)は、突然、自身の部署がインドへアウトソーシングされることを告げられます。さらに、教育担当としてインド現地へ派遣されることに。ムンバイに到着したトッドは、空港での客引きや衛生事情の違いなどカルチャーショックを次々と体験。戸惑いながらも、現地スタッフや人々との交流を通じて異文化を理解し、成長していく姿が描かれます。

主なロケ地(シアトル)

©︎Rachael Jones

映画の冒頭から、シアトルの象徴的な風景が数多く登場します。

その他のディテール

まとめ

2000年代前半、アメリカ企業は人件費削減を目的にコールセンター業務を大量にインドへアウトソーシングしました。英語力に優れた若年層を多く抱えるインドは、米国企業にとって主要な拠点となりました。しかし、アメリカ国内の顧客の中には、英語表現や文化の違いに起因する顧客対応の質の低下に不満を抱く人も多く、社会的な議論に発展しました。

2010年代に入ると、フィリピンや東欧、南米も拠点として参入し、さらにAIや自動応答システムが普及して効率化と24時間対応が進展しました。2020年代には、顧客満足度やブランド価値を重視し、一部業務を国内に戻す「リショアリング」が見られるようになっています。実体験としても、アメリカ企業の顧客サービスに電話をかけると、アメリカ国内拠点だというアメリカ英語を話すスタッフが米国事情を理解した上で対応することがあり、新鮮な印象を受けることがあります。

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