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シアトルで安全に自転車に乗るための基本

シアトルのキャピトルヒル

シアトル地域では自転車に乗る人が多く、シアトル市は自転車専用車線やトレイルの整備を続けています。ここでは、できるだけ安全に自転車に乗るための対策をまとめました。

ルートを事前に確認する

サイクリングには 『Ride with GPS』 など便利なアプリがあります。無料版でも、いろいろなトレイルやルートを見つけてダウンロードしておくと、それを見ながら乗ることができるので重宝します。有料版なら、音声によるルートの説明、自分が走ったルートをアップロードして記録しておくといった機能が揃っています。

シアトル市では、トレイルの地図と情報 『SDOT Bike Web Map』 をオンラインで提供しています。

体にあった自転車を選ぶ

初心者であれば特に、きちんとした自転車を選ぶことが大切です。ショップで必ず試し乗りをさせてもらい、体にあったものを選びます。自分の体にあったものより大きい自転車を買ってしまうと、乗っている時に適切なハンドリングができず、事故につながることがあります。また、新品でも超低価格な物は安全面に懸念がある場合があるので、平均的な価格のものを購入すると安心です。中古でもしっかりしたものを選びましょう。

舗装された道路を走るならロードバイク、舗装されていない道路を走るならマウンテンバイクなどのように大別できるものもありますが、マウンテンバイクでもダウンヒル・フリーライド・リジッド(クロスカントリー)など用途によってデザインや装備が異なります。自分がどういった場所でどういうふうに乗りたいのか、ショップの人に相談してみましょう。

自転車をきちんとメンテナンスする

自転車をきちんと整備してから乗ることが大切です。整備していない自転車に乗ると、事故につながることもあります。走り終わった後は、自転車のメンテナンスを怠らないこと。特にチェーンを中心に、駆動系の汚れをふき取るのが大切です。そして、ブレーキやタイヤも拭いて、損傷していないかチェックすること。メンテナンスにはサイクルポリッシュやワックスが便利なこともあります。

基本的なツールを携帯する

パンク(flat tire)など不測の事態に対応するための道具を常に持参しましょう。プラスチックの手袋もあれば、手が汚れません。自分が走るルートのどこに自転車修理屋があるかを確認しておくのもおすすめ。

ヘルメットをかぶる

安全のためにも頭にあったヘルメットをきちんと着用します。購入するときは、自分の頭にあうものをショップで試着して選ぶこと。スタイルが好きなのに大きすぎるという場合は、付録のパッドを内側に貼って調節することもできます。

目立ちやすくする

キング郡では前には白色のライト、後ろにはリフレクターをつけることが規則で定められています。また、後部には赤いライトや点滅するライトの着用が許可されています。

その他にも、リフレクターのあるベストや、後部のバッグにつけることのできる三角のリフレクターをつけるなど、ドライバーからも通行人からも見えやすくするのが最適です。

交通規則に従う

道路を走る自転車は、車と同じ規則に従う必要があります。「交通信号に従う」「車線の進行方向と同じ方向に走る」「手信号を使う」「酒や麻薬に酔った状態で乗らない」といった規則に従わない場合は、違反チケットを切られることも。

自転車の場合、高速道路(freeway)を走ることはできませんが、ハイウェイ(highway)を走ることはできます。また、Bicyclists Single File(自転車は一列に走ること)と表示されていなければ、2台が並んで走ることも許可されています。

走る場所を選ぶ

自動車と自転車がぶつかったら、大怪我をしたり、命を落としたりする可能性が高いのは、自転車の方です。中には無謀な乗り方をする人もいますが、多くの場合、わざわざ自動車にぶつかろうとするとは考えにくく、可能な限りそのようなことにならないよう行動しているはずです。

ワシントン州では2020年から「車でサイクリストを追い越す時は最低3フィート(91cm)の間隔を空けること」が義務付けられています。違反が認められた場合、ドライバーに罰金が科されます。自転車が走るのに必要な幅は、自転車の車輪の幅だけでなく、乗っている人の体の幅もあることを忘れずに。

右折するドライバーは自転車や歩行者を見ていないことが多いため、交差点でドライバーが自転車や歩行者を跳ねるリスクは高くなります。このため、シアトル市内では多くの交差点で「赤信号での右折禁止」を導入しています。

便利な掛け声を使う

歩行者もいるトレイルを走る時や、グループで走る時には必ず使いたい掛け声。お互いの安全のためにも必ず大きな声で言いましょう。また、道路に障害物(石、枝、ガラスの破片、ガラス瓶、缶など)がある場合は、掛け声をかけながら右手で指差し、後ろを走る人にわかりやすく伝えること。下記ではその一部をご紹介します。

バスを上手に活用する

バスの前部には自転車(一般的な二輪のシングル・シートの自転車のみ、重さ55ポンドまで)を2台乗せることのできるバイク・ラックがついています。慣れないうちは自転車の上げ下ろしに時間がかかるかもしれませんが、焦らずにやってみましょう。自転車を乗せる場合・下ろす場合は必ず運転手に口頭で伝えること。安全のため、運転手は運転席を離れることはできませんが、ラックの使い方を教えてくれることもあります。

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