「コーヒーの街」と呼ばれるシアトルですが、実はアフタヌーンティーが楽しめるところもあります。三段のティースタンドに並ぶスコーンやサンドイッチ、そして丁寧に淹れられた紅茶。ゆっくりと午後を過ごしたいとき、大切な人と特別な時間を共有したいときに、出かけてみませんか?
今回は、個性も価格帯も異なる3店をご紹介します。どこに行くか迷ったときの参考にしてください。
クィーン・マリー・ティー・ルーム
1988年に開店し、シアトルで最も長く営業しているティールーム。花模様のカーテンやレースで飾られたインテリア、美しい茶器、そして誰かの家に招かれたような温かみのある雰囲気に和みます。高級感よりも「居心地のよさ」が前面に出ているお店なので、初めてアフタヌーンティーを体験する人や、気取らずにゆっくり楽しみたい人なら、まずはここから始めてみるのがおすすめです。
最初にお茶を選ぶと、大きなポットに入れて出されます。そして、ガラスの器に入ったショートブレッドと3種類のソルベを味わい、次にスープ、スコーン、サンドイッチ、キッシュ、フルーツ、ショートブレッドなどが盛り付けられた三段重ねのセットをゆっくりいただきます。
グルテンフリーメニューや10歳以下の子ども向けメニューも用意されているので、ファミリー層や子どものパーティにも人気があります。ショッピングモールのユニバーシティ・ビレッジの北側すぐという立地も便利。
フェアモント・オリンピック・ホテル
1924年に開業したダウンタウンの老舗ラグジュアリーホテル『フェアモント・オリンピック・ホテル』は、100年以上続く歴史と、洗練された雰囲気で、特別な席を演出したいときにぴったり。現在はロビーラウンジの「オリンピック・バー」で提供されており、季節ごとに変わるサンドイッチ、デリケートなペイストリー、焼きたてのスコーン、そしてホテル独自のティーブレンドが楽しめます。
子ども向けのメニューやグルテンフリー・ヴィーガンオプションもあり。また、通常のお茶以外にティーカクテルや、お祝いの場にはスパークリングワインなども選べます。
記念日、誕生日、来客のおもてなしなど、少し改まった場面にいかがでしょう?ドレスコードはエレガントと指定されているので、服装は少し整えて出かけるのがおすすめです。
ザ・ロッジ・アット・セント・エドワード
2021年5月にレイク・ワシントン北東岸のケンモア市、セント・エドワード州立公園の中に完成したホテル。1931年に神学校として建設された歴史ある建物を改装したレストラン『Cedar + Elm』で、毎週木・金曜のみアフタヌーンティーが楽しめます。
メニューはティーサンドイッチ、スコーン、クランペット、ベニエ、デビルドエッグなど。使用するお茶はオーガニックの Rishi Tea です。Rishi とはサンスクリット語で「先見者、賢者、真理の探求者」を意味しています。
シアトル近郊のドライブがてら、少し足を延ばして訪れてみる価値あり。森と湖に囲まれた静かな環境の中で過ごす木曜の午後は、都会の喧騒を離れた特別なひとときになるはずです。
ホテルの84の客室はすべて寮の客室を改装したものですが、オリジナルの窓やドア、建物の建築図面をモチーフにした壁紙などを残しながら、心地の良い空間に仕上がっています。
どのお店を選ぶ?シーン別のアドバイス
3店それぞれに個性があります。アットホームな雰囲気がいいなら、料金も抑えめで路上駐車が無料のクィーン・マリー・ティー・ルームが入りやすいです。記念日や大切なゲストのおもてなしなら、100年の歴史を持つフェアモント・オリンピック・ホテルがいいでしょう。森の中で静かな時間を過ごしたいなら、ザ・ロッジ・アット・セント・エドワードへ。
いずれも予約必須です。特に週末は席が埋まりやすいため、数週間前には予約を入れておくことをおすすめします。シアトルの午後を、少し特別なティータイムで過ごしてみてください。
