サイトアイコン junglecity.com

2026年1月:抽選永住権(DVプログラム)が一時停止に:その影響と最新の米国移民政策まとめ

Image by GreenCardShow from Pixabay

DV プログラムは、米国移民の出身国の多様性を保つことを目的とした制度です。これまで米国への移民率が比較的低い国の出身者を対象に、抽選によって移民ビザ(永住権:グリーンカード)を発給するというものです。日本もこの制度の対象国に含まれており、「宝くじ永住権」や「抽選永住権」と呼ばれています。

今回の変更について

この制度は毎年10月から11月にかけて応募期間が設けられてきましたが、トランプ政権がこのプログラムの廃止を検討していたこともあり、2027会計年度の発表が遅れていました。

そして、2025年12月トランプ政権はブラウン大学で起きた襲撃事件を理由に、このプログラムを一時的に停止することを発表しました。襲撃事件の容疑者が2017年にこのプログラムを通してグリーンカードを取得していたことが判明したためです。

ノーム国土安全保障長官は、このプログラムにより、アメリカ人が被害を受けないことを確実にするための措置であることを強調しました。

ソーシャルメディアのアカウント設定を Private から Public に

F、M、または J 非移民ビザの申請者は、全てのソーシャルメディアのアカウントのプライバシー設定を「Public」にしなければならないことは、過去のコラムでもお伝えしました。

米国務省は、2025年12月15日、すでに対象となっているこれらのビザ申請者に加え、すべてのH-1Bビザ、およびその扶養家族であるH-4ビザ申請者にも、このポリシーを拡大することを発表しました。

米国務省は、ビザ審査において、ビザ申請者がビザの資格を満たしているかどうか、入国後、ビザで許容される範囲に沿った活動を行う意思があるのかを判断します。また、アメリカのビザは権利ではなく特権だとし、利用可能なすべての情報を用いて、申請者の中にアメリカの国家安全保障に脅威をもたらす人が含まれていないかを審査します。

証明写真・新ポリシー

移民局は、国土安全保障を強化し、身元詐欺を防ぐため、移民局に提出する申請において必要となる写真の規定についても新しいポリシーを発表しました。

外見が大きく変わっても最大10年間再利用が可能だったCOVID-19のパンデミック中の柔軟性により、移民局が外国人の本人確認や適切なスクリーニングを行うことができなかったことが理由としています。

この発表によると、

  1. 写真は申請提出日の3年以内に撮影されたものに限られます。ただし、以下の申請には、申請時に新しい写真が必要となります。
    • Form I-90 Application to Replace Permanent Resident Card
    • Form I-485 Application to Register Permanent Residence or Adjust Status
    • N-400 Application for Naturalization
    • N-600 Application for Certificate of Citizenship 
  2. 自撮り写真は受け付けられず、移民局またはその他の認可機関が撮影した写真のみが受け付けられます。

このポリシーは発表日よりすでに施行されています。

琴河・五十畑法律事務所 弁護士・琴河利恵さん
Kotokawa & Isohata, PS
6100 219th Street SW, Suite 480, Mountlake Terrace, WA 98043. USA
Phone: (206) 430-5108
www.kandilawyers.com

コラムを通して提供している情報は、一般的、および教育的情報であり、読者個人に対する解決策や法的アドバイスではありません。また、移民法は頻繁に改正があります。提供している情報は、掲載時に有効な情報です。読者個人の具体的な状況に関しては、米国移民法の弁護士にご相談ください。

モバイルバージョンを終了