アメリカで赤ちゃんの名前を考えているなら、まず押さえておきたいのがこのランキングです。
2026年5月11日、アメリカの社会保障庁(Social Security Administration/SSA)が最新の「人気赤ちゃん名前ランキング」を正式に発表しました。このランキングは、前年2025年1月から12月に社会保障番号(SSN)の登録時に届け出された名前を集計したもの。毎年5月に発表される、全米で最も信頼性の高い名前データです。
今年の結果は、女の子が「Olivia(オリビア)」、男の子が「Liam(リアム)」でともに1位。なんと7年連続での首位獲得という、歴史的な記録を更新しています。
2025年版・全米人気赤ちゃん名前ランキング トップ10
| 順位 | 男の子 Boy Names | 女の子 Girl Names |
|---|---|---|
| 1位 | Liam(リアム) | Olivia(オリビア) |
| 2位 | Noah(ノア) | Charlotte(シャーロット) |
| 3位 | Oliver(オリバー) | Emma(エマ) |
| 4位 | Theodore(セオドア) | Amelia(アメリア) |
| 5位 | Henry(ヘンリー) | Sophia(ソフィア) |
| 6位 | James(ジェームズ) | Mia(ミア) |
| 7位 | Elijah(イライジャ) | Isabella(イザベラ) |
| 8位 | Mateo(マテオ) | Evelyn(エブリン) |
| 9位 | William(ウィリアム) | Sofia(ソフィア) |
| 10位 | Lucas(ルーカス) | Eliana(エリアナ) |
このランキングをどう見るか
Liam と Oliviaの7年連続1位は、もはや「定番」として揺るぎない地位を確立しています。ただ、定番だからこそ、学校や職場で同じ名前の子が多くなる傾向もあります。実際、「自分の子どもと周りの子ども数人が同じ Liam」「周りに Olivia が数人いる」という経験をしている親もいるのではないでしょうか。
日本語の名前であれば、同じ読みでも漢字やひらがなの組み合わせで意味や個性を込めることができ、書いたときに違いが生まれます。でもアルファベットではそうはいきません。Liam は Liam、Olivia は Olivia です。人気ランキングの上位を選ぶ際は、そのあたりも頭の片隅に置いておくといいかもしれません。
男の子では、4位の Theodore(セオドア)の存在感が年々増してきています。愛称の「Teddy」や「Theo」も人気で、クラシックながら今っぽい響きが支持されているようです。また、8位の Mateo(マテオ)はスペイン語圏の影響を受けた名前で、アメリカの多様な文化を反映しています。
女の子では、10位に Eliana(エリアナ)が新登場。前年の18位から一気に順位を上げてきました。柔らかい響きと国際的な使いやすさが人気の理由とも言われています。
急上昇ランキングにも注目
毎年の楽しみのひとつが、急上昇した名前のチェックです。SSAは、前年から大きく順位を上げた名前も公開しています。
男の子で急上昇した名前
| 名前 | 2024年 | 2025年 | 上昇幅 |
|---|---|---|---|
| Benson(ベンソン) | 436位 | 279位 | +157 |
| Elian(エリアン) | 237位 | 147位 | +90 |
| Callum(カラム) | 158位 | 118位 | +40 |
女の子で急上昇した名前
| 名前 | 2024年 | 2025年 | 上昇幅 |
|---|---|---|---|
| Ailani(アイラニ) | 327位 | 168位 | +159 |
| Scottie(スコッティ) | 202位 | 126位 | +76 |
| Eliana(エリアナ) | 18位 | 10位 | +8 |
急上昇した名前には、テレビドラマや映画のキャラクター、スポーツ選手の名前からインスパイアされたものも多くあります。Benson(ベンソン)の急上昇は、人気ドラマ「Abbott Elementary」の影響とも言われています。
アメリカで子どもの名前をつけるときに知っておきたいこと
日本からアメリカに移住したり、アメリカで出産を予定していたりすると、「英語名もつけた方がいいの?」という疑問が出てくるかと思います。
アメリカでは、法的に日本語名だけでもまったく問題ありません。ただ、学校や日常生活での呼ばれやすさを考えて、英語名(またはニックネーム)をあわせて使う家庭も多くあります。
名前を考えるときのポイントをいくつか挙げておきます。
発音のしやすさ:日本語名がそのまま英語でも発音しやすい名前(Ren、Kai、Yuki など)は自然にそのまま使えることが多いです。一方、母音が3〜4つ並ぶと、正しく発音されないことが多いです。
スペルの覚えやすさ:英語圏では珍しいスペルや発音の名前は、生涯を通じて何度も説明しなければならない場面が出てきます。
愛称との相性:本名が長い場合、自然と短縮されることが多いです。Teddy は Theodore、Emmie は Emma など、愛称まで含めてイメージしておくといいでしょう。
もし子どもに日本語名と英語名の両方をつけることを考えているなら、ミドルネームのポジションを使う方法もあります。アメリカでは法定上の本名(ファーストネーム+ミドルネーム+ラストネーム)のうち、日常ではどれを使っても問題ないケースがほとんどです。
SSAのサイトで自分の名前の人気度を調べてみよう
SSAのサイトでは、好きな名前の人気の推移を西暦1879年から現在まで追うことができます。「この名前って今どのくらい使われているんだろう?」と思ったら、ぜひ試してみてください。
たとえば「Akira」と入力すると、男女それぞれの人気度の変化がグラフで表示されます。日本人にとって馴染みのある名前がアメリカでどう認識されているか、意外な発見があるかもしれません。
まとめ
名前は、子どもが生涯使い続けるもの。流行を参考にしつつも、家族にとって意味のある名前を選ぶのが一番かと思います。出産を控えた方も、純粋に気になった方も、ぜひSSAの公式サイトで色々な名前を検索してみてください。
※州別の人気ランキングは2026年5月14日に発表予定です。
