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シアトルの街にあふれる、あのオブジェの正体は?太田翔伍さんのシアトルFIFAワールドカップ2026公式デザインがネオンサインとして登場

Whale-tail sculpture with teal outlines rising above stylized waves in a city plaza; base reads 'In Support of Plymouth Housing'.

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「パイクプレース・マーケットで見た」「宇和島屋にもあった」「レストランに飾ってあった」ー シアトルのあちこちで、同じデザインのネオンのオブジェを目にしたことはありませんか?「いったい何だろう?」と気になりながら、謎が解けないまま過ごしていた、という方もいるかもしれません。

名前は、『SEA Beacon』(シー・ビーコン:SEA はシアトルの空港コード。ビーコンは「灯台」「かがり火」のような目印となる光という意味です)。FIFAワールドカップ2026™シアトル開催都市公式ポスターのデザインをもとに制作されたネオンサインです。昨年4月に公式ポスターとして発表された日本人アーティスト・太田翔伍さんのアートが、今年の春にネオンサインとして制作され、シアトル市内のあちこちに登場しています。

日本人アーティスト・太田翔伍さんの公式ポスターがベース

2025年4月に公式ポスターに選出された太田翔伍さんの作品

SEA Beacon のデザインのもととなっているのは、岐阜県出身でシアトルを拠点に活動するアーティスト、太田翔伍さんによる公式ポスターです。シアトルFIFAワールドカップ2026™ローカル開催委員会(SeattleFWC26)が2025年4月に開催したコンペに、ワシントン州全域から200件を超える応募が集まり、9名の審査員による選考を経て、太田さんの作品が選ばれました。

太田さんは「Tireman Studio」を主宰し、スターバックス、Facebook、REI、シアトル・サウンダーズなど数多くの大手ブランドのビジュアル制作を手がけてきた実力派。

デザインのモチーフについて、太田さんはこう語っています。ルーメン・フィールドを東側から眺めると、上部のアーチがオルカの尾ひれのように見えることに気づいたことがひとつのきっかけ。オルカが泳ぐ海、先住民文化にとって大切なスギの葉を描いた浮世絵を思わせる波、シアトルの街並み、そしてワシントン州全体のイベントであることを示すマウント・レーニア…。さまざまな要素が重なり合い、オルカが尾で弾いたサッカーボールが太陽のように輝くひとつの画面が生まれました。

ポスターの詳細は、こちらの記事でご紹介しています。(2025年4月掲載)

SEA Beaconとは?市内に展開される3種類のネオンサイン

パイオニアスクエア
コンパクトなサイズで店頭や窓際などに置かれている
小サイズのプライドエディション

SEA Beacon は、シアトルの老舗ネオンサイン会社 Western Neon がデザイン・制作したネオンサインのプログラムで、太田さんのポスターに描かれたオルカの尾ひれをモチーフにしています。すべて自立型(セルフスタンディング)で、3種類があります。

小型の SEA Beacon は抽選で選ばれたシアトル市内のスモールビジネスに提供されており、観光スポット、レストラン、バー、ショップなど、人が集まる場所を中心に広がっています。

アプリ「SEA&WIN」とUnity Loopと連動

SEA Beacon は単なる装飾ではありません。SeattleFWC26 が開発したモバイルゲームアプリ「SEA&WIN」と連動しており、街歩きをしながらポイントを集めてW杯グッズなどの賞品が当たる仕組みになっています。

また、SEA BeaconはFIFAワールドカップ2026™のレガシープロジェクト「Unity Loop」の重要な構成要素でもあります。Unity Loop はスタジアム、ウォーターフロント、ダウンタウン、セントラル・ディストリクト、キャピトル・ヒル、チャイナタウン/インターナショナル・ディストリクト、パイオニア・スクエア、SODOを結ぶ約7.2kmのルートで、SEA Beacon はそのルート上で「目印(Anchor)」として機能し、訪れた人をスモールビジネスや地域の文化スポットへと引き込む役割を担っています。

アプリ「SEA&WIN」:iPhone 版Android 版

宝探し気分でチェックしてみて!

FIFAワールドカップ2026™の開催都市のひとつとして、街全体を盛り上げながら地域コミュニティにも恩恵をもたらす。そんなシアトルらしい取り組みが、このネオンのオブジェには込められています。

日本人アーティストによる作品がこんなにも市内のあちこちに飾られるというのは、シアトルでは未だかつてなかったこと。知ってみると、「あ、ここにもある!」と宝探しのような気分になってきますよ。ぜひ出先でチェックしてみましょう。

FIFAワールドカップ2026のシアトルでの試合日程や観戦情報は、下記の記事もあわせてご覧ください。

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