シアトル発祥の地として知られるパイオニア・スクエア。その地下の構造に対する懸念から、重量10,000トン以上の大型トラックや大型バスの通行や駐車が、5月1日から制限されることになりました。
シアトル交通局は、「道路と歩道の端のレンガ造りの壁は1889年に起きたシアトル大火災の後に道路の高さが引き上げられた後に再建されたもので、それが上部の建物を支えている状態となっている」「100年以上も前に建設されたものであるため、現在の大型車の重量や現代の耐震基準に見合っていない」とブログで説明。
そのため、重量10,000トン以上の大型車は、Marion Street と Railroad Way South の間の1st Avenue では、歩道に一番近い車線の通行・駐車が禁止されます。商業トラックは、配達でも別の場所に駐車する必要があり、また、1st Avenue に右折して入ることもできなくなります。
同局によると、この問題はアラスカン・ウェイ高架橋(Alaskan Way Viaduct)を閉鎖し、エンジニアらが1st Avenueを通過するバス路線を調査し始めた際、過去には確認されていなかった「新たな構造の虚弱性」が指摘されたことにあるとのこと。なお、普通車や歩行者、地下のツアー参加者には安全と述べています。