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Port of Seattle、ランサム攻撃に対する身代金の支払いを拒否

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シアトル港やシアトル・タコマ国際空港を運営する Port of Seattle は13日付の声明で、8月に発生したサイバー攻撃を仕掛けた犯罪組織からの身代金の支払い要求に応じなかったため、一部のデータがオンラインに流出する可能性があると発表しました。

サイバー攻撃の内容と対応

今回の発表の要点をまとめました。

支払い拒否によるデータ漏洩の可能性

犯罪組織は盗んだデータの返還に600万ドル以上に相当するビットコインを要求しましたが、Port of Seattle は、支払いを拒否したことから、犯罪組織はデータをダークウェブサイトに公開する可能性があると述べています。現時点でどのデータが盗まれたのか確認する調査が続けられていますが、8月中旬から下旬にかけて一部の港データが盗まれた可能性があることは判明しています。

データの確認は複雑で時間がかかりますが、影響を受ける可能性のある関係者に適切に通知することに取り組むことに加え、従業員や乗客の個人情報が盗まれたことが判明した場合、責任を持って通知するとのことです。

シアトル港のエグゼクティブ・ディレクター、スティーブ・メトラック氏は、「初日から港の運営において安全で効率的な対応を優先してきた」と述べ、システム復旧を進めていることを強調しました。また、サイバー攻撃を行った犯罪組織に身代金を支払う意思はなく、港の価値観や納税者への責任に反すると説明しています。将来に向けたより強固な港を築くため、パートナーと協力し、セキュリティ強化と情報共有に取り組んでいると述べました。

セキュリティ強化対策

Port of Seattle は、システムの復旧と再構築の際、既存の管理体制を強化し、アイデンティティ管理や認証プロトコルの改善、監視機能の向上など、IT環境のさらなる安全確保のための追加措置を講じていると説明しています。

今後の状況は公式サイトやソーシャルメディアで発表されます。

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