2026年5月、米国を横断するユニークなプロジェクトが幕を開けます。その名も「one wan(わんわん)」。 茶道・裏千家の専任講師である姉のななさんと、クリエイターとして活動する妹のめいさんの姉妹が、ニューヨークからシアトルまでの約8,000kmを車で旅しながら各地で「野点(のだて)」を行い、一碗のお茶を通じて日本文化の精神を届けます。
「一盌からピースフルネスを」— 茶道が繋ぐ心の平和
プロジェクトの背景にあるのは、裏千家第15代家元・千玄室大宗匠が掲げる「一盌(いちわん)からピースフルネスを」という理念です。 「一碗の茶を通じて平和を願うその精神を、自分たちの足で世界へ広めたいと考え、アメリカ大陸横断を決意いたしました」と、ななさん。
「現在、世界的な抹茶ブームにより「Matcha」は身近な存在となりましたが、私たちはそこに「茶道」という文化的な価値をプラスして伝えたいと考えています。畳の上で一碗を飲み交わす体験は、ただの飲食ではなく、相手を尊重し合うための優れたコミュニケーションツールとなります。「野点」というピクニックのように軽やかなスタイルで、日常を彩る気軽な娯楽として、茶道の新しい魅力を発信していきます」
伝統×クリエイティブ:二人がアメリカに届けるもの
この旅を形にするのは、それぞれの専門性を活かした姉妹のチームワークです。
- 姉・ななさん(茶人): 18年以上のキャリアを持つ裏千家専任講師。旅先で場を清め、抹茶を点て、人々との対話を紡ぎます。
- 妹・めいさん(クリエイター): デザイナー・彫師としての視点で、旅の記録を映像やZINE(ビジュアル冊子)として昇華。
単なる「体験」で終わらせず、その一瞬の交流を記録し、発信することで、日本文化のファンを全米に広げていきます。
ゴールは7月のシアトル!クラウドファンディングで応援を
ニューヨークを出発し、約2か月をかけ、ニューヨークからシアトルまで全米各地を巡る旅。大学、公園、イベント会場などに畳を広げ、釜をかけ、点前を披露し、「一座建立(いちざこんりゅう)」のひとときを提供します。「最大の目的は、抹茶を振る舞うだけでなく、日本文化の真髄や平和への願いを直接肌で感じていただくことです」と、ななさんは語ります。
全26都市を巡るこの旅のフィナーレを飾るのが、私たちの住むシアトルです。 現在、この壮大な挑戦を支援するためのクラウドファンディングが実施されています。リターンには、二人が旅先で制作する作品や、日本文化の魅力を詰め込んだアイテムが用意されています。
畳を広げ、静かにお茶を点てる。そんな二人の姿は、今のアメリカに暮らす多様な人たちにどのように映るのでしょうか。シアトル到着のその日まで、二人が安全に旅し、たくさんの良い出会いをしてくれることを願っています。
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