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ワシントン州のハンタウイルス最新情報|2件の調査が進行中

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ワシントン州でハンタウイルス(hantavirus)の調査が2件、同時に進んでいます。

ワシントン州保健局(DOH)は2026年5月15日、連邦·地方の保健機関と連携し、2つの別々のハンタウイルス関連調査に取り組んでいると発表しました。これら2件はまったく異なるウイルス株・感染経緯によるもので、相互関係はないとのことです。

調査(1)クルーズ船発 ハンタウイルスのアンデス株

国際的に注目を集めているのが、オランダ籍クルーズ船「MVホンディウス」を発端とするハンタウイルスの「アンデス株」(Andes type of hantavirus)による集団感染です。WHOは2026年5月2日に報告を受け、CDCはこれをレベル3の緊急対応に分類しました。

ワシントン州保健局によると、アンデス株は南米に多く、米国内に生息する齧歯類(げっ歯類)からは検出されていません。感染者との長時間・密接な接触によって人から人へ広がる可能性があるのが特徴で、これはハンタウイルスの中でも唯一の例外的な性質です。ただし、その感染は「長時間の密接な接触」が条件とされており、一般市民への感染リスクは現時点で非常に低いとされています。

調査(2)シン・ノンブレ型(Sin Nombre)による感染例

今年5月、ワシントン州シェラン郡でも今年初のシン・ノンブレ・ウイルス(Sin Nombre virus:SNV)のハンタウイルス感染者が報告されました。こちらはクルーズ船の感染とはまったく無関係で、齧歯類への接触による感染です。

ハンタウイルスのシン・ノンブレ・ウイルスは、ワシントン州各地に生息するシカネズミ(deer mouse)が媒介し、ネズミの尿・唾液・糞に含まれたウイルスが掃除などで舞い上がったほこりとともに吸入されることで感染します。州内では毎年1~5件ほど報告されており、東部での発症が多い傾向があります。こちらは人から人への感染はしません。

シェラン-ダグラス保健局の公式発表はこちら

ハンタウイルスに感染しやすい状況

シアトル・キング郡公衆衛生局によると、キング郡内でのハンタウイルス感染リスクが高まる可能性があるのは、主に以下のような状況です。

ネズミの形跡があった場所の清掃方法

ネズミの糞・尿・巣材を見つけた場合は、掃除の前に必ず保護具を着用してください。

  1. 手袋と長袖を着用し、ゴミ袋を手元に準備する
  2. ハンタウイルスを不活性化できる消毒液(フェノール系の市販品、例:Lysol®)または漂白剤1:水9の割合で作った溶液を使用する
  3. 糞などの汚染物を消毒液で湿らせてからゴミ袋に入れ、ペーパータオルと追加の消毒液で拭き取る
  4. 掃き掃除や掃除機は使わないこと(粒子が空気中に舞い上がり、吸い込むリスクが高まります)

複数の巣や死んだネズミがある場合は、専門の害虫駆除業者に依頼することをおすすめします。

ハンタウイルスの症状と対処法

ワシントン州保健局によると、どちらのウイルスも、感染すると「ハンタウイルス肺症候群(HPS)」を引き起こします。

齧歯類への接触歴があり、上記のような症状が出た場合は、すみやかにかかりつけ医または救急医療に連絡してください。その際、「ネズミや齧歯類に接触した可能性がある」と必ず伝えましょう。

公式情報・参考リンク

最新かつ正確な情報は以下の公式ページでご確認ください。

情報は日々更新されます。SNSや口コミではなく、以下の公式ページで最新情報を確認することをおすすめします。

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