6月26日、ルーメンフィールドでFIFAワールドカップ2026のグループGを締めくくる一戦、エジプト対イランが行われます(午後8時キックオフ)。この試合は、シアトルのFIFAワールドカップ実行委員会が「プライドマッチ・デー」として位置づけている日。シアトル中心部でプライド・ウィークエンドのさまざまな催しが開催されます。
プライドマッチとは何か
6月はLGBTQIA+のプライド月間です。その締めくくりにあたるプライド・ウィークエンドに FIFA ワールドカップの試合がシアトルで行われることが決定した際、シアトルのFIFAワールドカップ実行委員会は6月26日の試合を「プライドマッチデー」(Pride Match Day)と定めました。
シアトルは50年以上前から LGBTQIA+のコミュニティがプライド・ウィークエンドを開催しており、この週末が2026年のイベントと重なるためです。
ところが、組み合わせ抽選の結果、この試合に割り当てられたのはエジプトとイランでした。どちらの国でも、同性愛は法的に保護されていません。
両国のサッカー連盟はFIFAに対し、試合にまつわるプライド関連の催しをやめるよう求めましたが、FIFAはこの要請を退け、スタジアム内でのレインボーフラッグの持ち込みを認めると発表しました。一方で、「プライドマッチ」はFIFA公式プログラムではなく、あくまでシアトルのホスト委員会による地域の取り組みであることも明らかにしています。
なお、スタジアム内でのプライドに関わる公式な看板や演出については、設置されない見通しです。
米国とシアトルの法的な立場
米国では、連邦・州のどちらの法律でも同性愛は合法です。2003年の最高裁判決(ローレンス対テキサス州)で同性間の性行為を犯罪とする法律が違憲とされ、2015年の判決(オーバーフェル対ホジェス)では同性婚が全米で憲法上の権利として認められました。
ワシントン州は2012年に住民投票で同性婚を承認した、全米でも早い段階の州のひとつです。職場での差別禁止も州法で定められており、LGBTQIA+への権利保護が厚い地域として知られています。
プライドウィークエンドのスケジュール
Walter Williams bywaltw
試合が行われる6月26日(金)から28日(日)にかけて、シアトル市内はプライド・ウィークエンドのさまざまな催しが行われます。
6月26日(金):キャピトル・ヒルで「Queer/Pride Festival」がスタート(6/26~28の3日間)。チケット制、21歳以上。公式サイトはこちら。
6月27日(土):キャピトル・ヒルのブロードウェイで「PrideFest Capitol Hill」(正午~午後8時、入場無料)。公式サイトはこちら。
6月28日(日):ダウンタウンで「Seattle Pride Parade」(午前11時スタート)、シアトルセンターで「PrideFest Seattle Center」(正午~午後8時、入場無料)。
