
幼い頃から本を読む習慣がつくと、一生を通してさまざまな面でポジティブな影響をもたらすことは広く知られています。
カントリー歌手で慈善事業家のドリー・パートンは、読み書きができなかった父親にインスパイアされ、1995年に故郷のテネシー州で「ドリー・パートンズ・イマジネーション・ライブラリー」を立ち上げました。これは、家庭の収入に関係なく、0歳〜5歳の子どもたちに無料で質の高い本を郵送するというもので、2000年には全米各地に広がり、2006年にカナダ、2007年にイギリス、2013年にオーストラリア、2019年にアイルランド共和国でも始まりました。今ではこれら5カ国の子どもたちに毎月240万冊以上の本が贈られています。
ワシントン州在住の子どもたちもこのプログラムで本を受け取っていましたが、2022年6月にワシントン州議会の指示により、州の公立教育監督局(OSPI)および子ども・青少年・家族省(DCYF)とのパートナーシップの後援を受け、ユナイテッド・ウェイズ・オブ・ザ・パシフィック・ノースウェストが運営に携わるようになってから、州全域でこのプログラムが利用できるようになりました。
現在、ワシントン州では65,000人以上の子供たちが登録しており、これまでに合計160万冊以上の本が州内の子どもたちに贈られました。贈られてくる絵本は公式サイトで確認できますが、世界中で読み継がれている良書や、大人も読んで楽しく、気づきのある良書が選ばれていることがわかります。
そこで、8月15日(火)午後2時30分から、このプログラムがワシントン州全域に拡大したことを祝う招待制のイベントが開催され、ドリー・パートンも出席することが発表されました。イベントの様子はTVW で生中継・ストリーミングされ、Imagination Library of Washington と TVW のソーシャルメディアのチャンネルで見ることができます。
ワシントン州では5歳未満のお子さんが対象となっています。絵本を受け取りたいご家庭は、www.imaginationlibrarywashington.org で申し込むことができます。その他の州に在住の方は、imaginationlibrary.com で詳細をご確認ください。