シアトル・キング郡公衆衛生局は13日、キング郡の新型コロナウイルス感染者数が2ヵ月ぶりに再び増加していると発表しました。
Key indicators of COVID-19 activity in King County
「COVID-19がより簡単に拡大する秋に向けて、新学年が始まり、秋が深まっている今こそ、皆のために地域社会におけるウイルスの感染拡大と戦う決意を新たにするときです。マスクをして身体的距離を保ち、家族以外の人との接触を制限することが、今まで以上に重要です。私たちは感染者数を抑制できたのですから、またそれを実現できます」
公衆衛生の専門家が感染の拡大または縮小を測定する信頼性の高い数値として、直近14日間の人口10万人当たりの感染者数（cases over 14 days per 100,000 people）があります。
これはワシントン州保健局が市中感染率の度合いを判断する重要な尺度で、学校再開の相対的リスクに関連しています。直近14日間の人口10万人当たりの感染者数が75人以上の場合は対面授業のリスクが比較的高いとしていますが、キング郡では「約6週間にわたりこれを下回る状況が継続した後、直近14日間の人口10万人当たりの感染者数が80以上に増加している」ことがわかりました。
Key indicators of COVID-19 activity in King County によると、10月8日の集計で直近14日間の人口10万人当たりの感染者数は82.1人。1日当たりの感染者数は137人となっています。
「市中感染の拡大は、推奨されている安全衛生対策を実施してから現場での指導を再開することの重要性を浮き彫りにしています」
市中感染率は学区が対面授業についての決定を下す場合に考慮すべき要素の一つに過ぎませんが、ワシントン州保健局は、COVID-19の現在の感染状況にもとづくガイダンスで、障害のある生徒、ホームレスの生徒、また、教育面で不平等な状況にある生徒、そしてより幼い子どものような、最も必要とす人だけに限定して対面授業をすることを考慮するよう推奨しています。