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ESTA(電子渡航認証システム)料金が9月30日から40ドルに値上げへ

Image by Ronile from Pixabay

アメリカへ観光や短期出張で訪れる際に必要な ESTA(電子渡航認証システム) の申請料が、2025年9月30日に現在の21ドルから40ドルへ大幅に引き上げられることが、米国税関・国境警備局(CBP)によって8月28日に正式に発表されました。この変更は、ビザ免除プログラム(VWP) を利用して90日以内の滞在を行う数百万人の旅行者に影響します。

ESTA料金の改定内容

値上げの背景

今回の改定は、2025年7月4日に成立した 「One Big Beautiful Bill Act(HR-1)」 に基づくものです。この法案には、ESTAの値上げに加えて以下のような費用も盛り込まれています。

旅行者への影響と注意点

ESTA料金改定に関するFAQ

ESTAの料金はいつから値上げされますか?

米国税関・国境警備局(CBP)が2025年8月28日に発表した通り、2025年9月30日に21ドルから40ドルに引き上げられます。

ESTAの新しい料金の内訳は?

新料金40ドルの内訳は、処理手数料 0ドル+認可手数料17ドル+新設手数料13ドルです。

2025年9月29日までに申請すれば、現行料金となりますか?

2025年9月29日までに申請して承認されたESTAは現行の21ドルが適用されます。有効期限は申請日から2年間、またはパスポートの有効期限までです。

ESTAは何年有効ですか?

通常、2年間有効です。ただし、パスポートの有効期限がそれより早く切れる場合は、その時点で失効します。

パスポートを更新した場合、ESTAはそのまま使えますか?

いいえ。パスポートを更新するとESTAは無効になります。ESTAはパスポート番号ごとに管理されているため、パスポート番号が変わると再度申請が必要です。申請を忘れるとアメリカへ渡航できませんので、パスポート更新後は必ず新たに申請してください。

パスポート更新後のESTA申請方法は?

更新後は、初回の申請と同じ手順で再申請します。必要な情報は以下の通りです:

  • パスポート情報
  • 申請者の個人情報
  • 支払いに必要なクレジットカード情報

なお、ESTAの申請項目は更新されることがありますので、再申請時に最新の必要事項を確認しましょう。

ESTA値上げの背景は何ですか?

2025年7月4日に成立した 「One Big Beautiful Bill Act(HR-1)」 に基づき改定されました。同法には、ESTAの値上げ以外に「Visa Integrity Fee(250ドル)」やI-94・EVUSの手数料引き上げも盛り込まれています。

ESTA以外に追加でかかる費用はありますか?

ビザ免除プログラム(VWP)を利用しない渡航者は、250ドルの Visa Integrity Fee を支払う必要があります。これは ESTA 保持者には該当しません。

まとめ

2025年9月30日より前に申請して承認されれば、現行の21ドルでの ESTA が2年間有効となります。渡米を計画している方は、今のうちに申請しておくのがおすすめです。

この記事の情報は、一般的、および教育的情報であり、読者個人に対する解決策や法的アドバイスではありません。また、移民法は頻繁に改正があります。提供している情報は、掲載時に有効な情報です。読者個人の具体的な状況に関しては、米国移民法の弁護士にご相談ください。

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