屋外で喫煙しようとして、周囲の人に注意される場面が最近も見られます。シアトルを初めて訪れる人は、「屋外なのになぜ?」と感じるかもしれません。ワシントン州では、建物の外でも場所によっては法律違反となります。観光・出張・移住にかかわらず、トラブルを避けるためにルールを事前に把握しておきましょう。
シアトルでの禁煙 3つのポイント
- 屋内はすべて禁煙(レストラン・バー・職場を含む)
- 建物の出入口・窓・換気口から25フィート(約7.5メートル)以内も禁煙
- 公園・ビーチも全面禁煙
電子タバコ(ベーピング)もマリファナも、同じルールが適用されます。違反すると最大100ドルの罰金です。パイク・プレース・マーケットなど観光地は屋外でも喫煙できる場所はないと思っておくのが安全です。
歩きタバコは?
ワシントン州法上、公道・歩道を「通行中」の喫煙は罰則の対象外とされています(RCW 70.160)。ただし、建物の出入口から25フィート以内に入れば違反です。
観光地や繁華街では建物が連続しているため、条件を満たせる場所を見つけるのは難しいのが現実です。また、周囲への副流煙が直接かかりやすく、他の歩行者や店のスタッフ、ダウンタウン各地にいるアンバサダー(サポートスタッフ)から注意されることもあります。
マリファナについて
ワシントン州では21歳以上の成人による少量の娯楽用(販売目的ではない)のマリファナ所持は合法です。ただし、公共の場でマリファナ吸引はタバコと同様に禁止されています(RCW 70.160)。使用できるのは、喫煙を許可しているプライベートな場所のみです。
でも、実際は屋外でマリファナ独特の臭いが漂ってくることがあり、取り締まりが難しいことを実感させられます。
購入できる年齢と身分証明
タバコ・電子タバコ・ベーピング製品はすべて21歳以上でないと購入できません(2020年1月施行)。購入時には運転免許証やパスポートなど写真付きの身分証明書の提示が必要です。
2005年から始まった、全米でも厳しい禁煙ルール
2005年12月8日に施行されたワシントン州の禁煙法(RCW 70.160)により、レストラン・バー・職場を含むすべての屋内公共施設での喫煙が一斉に禁止されました。当時の米国では先進的な内容で、建物の出入口・窓・換気口から25フィート(約7.5メートル)以内での喫煙も禁止となっています。
施行から20年が経ち、成人の喫煙率は3分の1近く減少。「喫煙が存在しない環境」が生活の標準となっています。そのため、喫煙者に対する周囲の反応も、ルールを知らない旅行者が想像するより厳しい場合があります。
喫煙・吸い殻のポイ捨てを禁止する表示
喫煙を禁止する表示には、”NO SMOKING” などと書かれていて、タバコもベーピングも電子タバコもマリファナ(ワシントン州では少量の娯楽用マリファナの所持は合法)も含まれます。また、「SMOKINGはタバコのことのみ」と思い込むのを防ぐために、「タバコ、マリファナ、ベーピング」など、あえて詳しく明記したサインもあります。
また、吸い殻のポイ捨てを禁止する表示には次のような文面が使用されることもあります。この場合の “butts” は、”cigarette butt”(タバコの吸い殻)の複数形です。
- PLEASE DO NOT THROW BUTTS ON GROUND
まとめ
ワシントン州では2005年の全面禁煙法をきっかけに、公共施設や屋外の多くの場所で喫煙が排除されてきました。その後20年近くの歳月を経て、喫煙率は着実に低下し、現在では「喫煙が存在しないことが当たり前」という環境が定着しています。観光や出張、新生活を始める際の参考になさってください。
