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アメリカのチップとサービスチャージ 会計の方法とその仕組み

Hand tapping an orange contactless card on a white SumUp payment terminal at a cafe table, with coffee cup nearby.

Photo by SumUp on Unsplash

アメリカで外食やサービスを利用する際、会計方法とチップの仕組みに戸惑う人が少なくありません。この記事では、アメリカのレストランやカフェでの会計方法とチップ、サービスチャージを具体的な例とともにわかりやすく解説します。

一般的な支払い方法

Photo by Vagaro on Unsplash

会計方法は、パンデミックを機に、コンタクトレス(非接触)の支払い方法が進みました。現在は、多くの店でサーバーがPOS(ポイント・オブ・セール)端末をテーブルまで持ってくる形に変わっています。カウンターで注文する形式の店でも、カウンターにある POS 端末で支払いを済ませる方法が一般的です。

POS端末での支払い(カウンターで支払う場合・サーバーがテーブルに端末を持ってくる場合)

  1. 画面に注文内容と金額が表示される。
  2. 実物のクレジットカード、スマホやスマートウォッチでの ApplePay や GooglePay などを POS 端末にかざし、支払いに使用するクレジットカード情報を送信する。
  3. チップの金額のチョイスがパーセンテージ(10%〜25%が基本)とともに表示される。
  4. チップの金額が税金を含めたものかどうか確認する。
  5. チップの金額が税金を含めたものの場合で、税金を含めない金額に対してチップを支払うには、“Custom Tip” をタップして、金額を入力する。
  6. チップを支払わない場合(セルフサービスやカウンターサービスの場合など)は “No Tip”も選択可能。
  7. 画面でサインする。
  8. レシートをもらう。

COVID-19のパンデミックの影響で、コンタクトレスのPOS端末が一気に普及しました。レストランだけでなく、コーヒーショップ、テイクアウト専門の店、フードトラックなども導入しています。

POS端末を使わない店でクレジットカードで支払う場合(テーブル会計)

  1. サーバーが勘定書きを持ってくる
  2. 勘定書きを確認し、クレジットカードと一緒にテーブルに置く
  3. サーバーが会計に持っていって処理し、レシートを持ってくる
  4. MERCHANT COPYにチップ額と合計金額を記入し、署名してテーブルに置く
  5. CUSTOMER COPYは自分の控えとする

現金で支払う場合(現金は受け付けない店もあるので要注意)

Photo by Sam Dan Truong on Unsplash
こんなチップジャーtip jarが置いてあった時代もありました

チップを支払う場面と相場

ヘアサロンでもチップを支払うことが前提です
Photo by Blake Wisz on Unsplash

以下はEmily Post Instituteなどの情報をもとにした主なサービスとチップの目安です:

サービスチップの目安
フルサービスのレストラン飲食代の15〜20%
ビュッフェ形式のレストラン飲食代の10%
バーテンダードリンク1杯につき15〜20%
テイクアウト基本不要、特別な対応があれば10%
配達(フード、ピザなど)10〜15%、または$2〜$5
ホテルのバレーパーキング車を取ってきてもらうときに$2〜$5
ベルスタッフ最初の荷物$2、追加1個ごとに$1
コンシェルジュ基本不要、難しい予約には$5〜$15程度
ハウスキーパー1泊あたり$2〜$5、「Thank you」のメモを添えると丁寧
タクシー/ライドシェア15〜20%、最低$1〜$2
ヘアサロン/スパ15〜20%

一部のサービスでは、定額のサービス料がすでに加算されている場合があります。請求書に「Service charge included」などと書かれていれば、追加のチップは不要です。

なぜチップという文化が存在するのか?

チップの文化は、もともと基本給が低いサービス業の従業員の給与を補うために広まりました。また、特別な対応に対する感謝の気持ちとしても機能してきました。

しかし、今では「サービスに対する感謝の気持ちを示すもの」としての位置付けを超え、レストランやバー、サロンやシャトルなどのサービスでは合計金額の10〜20%のチップを支払うのが一般的とされています。

そうすると、基本的なサービスの質が高くてもチップの文化がない国から来た人にとっては、「特別なことは何もしてもらっていないのに、なぜ追加で支払わなければならないのか」と疑問を感じることも少なくありません。

アメリカで生まれ育った人でも、長くアメリカで生活している人でも、全員が完全に納得しているかというと、そうではありません。なので、アメリカのチップ制度について疑問を投げかける英語の記事や動画、投稿が絶えないのです。

サービスチャージ込みのレストランも増加中

20 Gratuityチップがすでに加算された状態のレシート
でもさらにチップを支払いたいという場合は+ Additional Tip のところに金額を書きます

最近では、「サービス料(Service Charge)」や、その他の名前をつけた追加料金が加算される場合があります。追加料金の名称はさまざまで、例えば、「従業員の時給が上昇しているので、それに対応するため」などの理由が書いてあったりすることも。事前に伝わっていない場合もあるので、店側には来店前か、遅くとも注文時にわかるようにすることが求められます。

または、上記のレシートにあるように 20% Gratuity として一律20%のチップを請求するレストランもあります。その場合、チップの追加は基本的に不要ですが、さらに追加することもできます。上記のような紙のレシートの場合は「+ Additional Tip」の右側の線の上に金額を書き込み、その合計を Total のところに書きます。

税金に対してもチップが必要?

チップを計算する際、「税金を含めた金額に対してチップを払うかどうか」は、個人ベースで意見が分かれます。

多くの飲食店でパンデミック以来急速に浸透したPOS端末の場合、「税金を含めた合計金額に対するチップ」が計算されて表示される場合があります。

もし、税金を含めた合計金額に対するチップが表示されていて、税金を含めない金額に対するチップを払いたい場合は、POS端末の “Custom Tip” を選び、自分で計算した金額を入力しましょう。下記はその一例です。

請求飲食代のみでチップ計算税金+飲食代の合計でチップ計算
飲食代$100.00$100.00
税金(例:10%)$10.00$10.00
チップ(20%)$20.00$22.00
合計$130.00$132.00

覚えておきたいポイント

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