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ワシントン州ロングビーチ観光 絶景スポットとカイトフェスティバル

A person riding a bicycle along a wide sandy beach with a tall post nearby and waves crashing in the background, flocking birds overhead.

Mark Downey / Courtesy of State of Washington Tourism

ワシントン州の南西側に位置するロングビーチは、どこまでも続く長い砂浜と豊かな自然に囲まれた海の街。シアトルの中心部からは車で南西へ向かい、およそ3時間半から4時間ほどで到着します。太平洋を一望できる散策路や歴史的な展示施設が集まっており、シアトル近郊からのロードトリップや週末のお出かけ先として人気があります。

この記事では、ロングビーチの街の概要をはじめ、歴史好きにおすすめのスポットや、毎年夏に開かれる恒例の催しについてご紹介します。

ロングビーチの基本情報

ロングビーチは、ワシントン州の海岸線に細長く伸びる「ロングビーチ半島」の中心にあるエリアです。海岸のすぐ近くには、歩いて散策したり自転車で走ったりできる専用のトレイルがきれいに整えられています。

街の中や周辺には、かつてこの地を訪れた探検隊の歴史を学べる施設や、凧(カイト)の文化を伝える博物館などが集まっています。

ロングビーチ周辺の絶景スポット

ロングビーチの周辺には、海や自然の景色を楽しめる場所がたくさんあります。

ロングビーチ・ボードウォーク

Jason Hummel Courtesy of State of Washington Tourism

砂浜に沿って作られた木造の遊歩道です。車の乗り入れがないため、小さなお子さん連れでも安心してのんびり歩くことができます。目の前に広がる太平洋を眺めながら散歩を楽しんだり、夕暮れ時に海へ沈む美しい夕日を見たりするスポットとしておすすめ。

ディスカバリー・トレイル

ロングビーチからとなりのイルワコという街まで続く、約8.5マイル(約13.7キロメートル)の舗装された道です。徒歩での散策はもちろん、貸し自転車で海風を感じながら走ることもできます。道沿いには砂丘や海の景色が広がり、1805年11月にこの地に到着したルイス&クラーク探検隊にゆかりのある彫刻が置かれています。

ケープ・ディサポイントメント州立公園

ノースヘッド灯台

Mark Downey Courtesy of State of Washington Tourism

ロングビーチの南端にあるケープ・ディサポイントメント州立公園には、1898年に建てられた白いノースヘッド灯台があります。切り立った崖の上に立っており、上からは太平洋を一望できます。

ルイス&クラーク解説センター

同じ州立公園内にあるルイス&クラーク解説センターでは、探検隊の歴史に関する展示を見ることができるほか、コロンビア・リバーが太平洋に流れ込む河口の風景を眺められます。なお、この州立公園へ車で入り駐車する際は、ワシントン州立公園共通の駐車許可証「ディスカバー・パス(Discover Pass)」が必要になります。

ケープ・ディサポイントメント

Jason Hummel Courtesy of State of Washington Tourism

ケープ・ディサポイントメント州立公園は、コロンビア・リバーが太平洋に流れ込む河口のそばにあります。岬に激しい大波が打ちつける様子を間近に見られるスポットとして知られていますが、天気が穏やかな時は、原生林のハイキング、キャンプ、釣り、ビーチ、凧あげ、冬と春はグレーホエール・ウォッチングなどが楽しめます。

ケープディサポイントメント州立公園
Greg Balkin Courtesy of State of Washington Tourism

ロングビーチ半島観光局によると、ここはもともと先住民のチヌーク族が住んでいたところ。スペインの探検家が毛皮貿易をしていたジョン・メアーズ船長がコロンビア・リバーの河口を見つけられなかったことから Cape Disappointment と名付けたとされています。

世界カイト博物館

ロングビーチの街中にある「世界カイト博物館」は、凧(たこ/カイト)の歴史や世界各地の凧を展示している施設です。日本をはじめとするさまざまな国の伝統的な凧や、作られ方の資料などが保管されており、この街に根付くカイト文化に触れることができます。

World Kite Museum
公式サイト:www.worldkitemuseum.com

恒例イベント:ワシントン州国際カイトフェスティバル

ロングビーチで毎年8月の第3週に開かれるのが、「ワシントン州国際カイトフェスティバル(Washington State International Kite Festival)」です。

1週間にわたって行われるこの催しでは、世界中から凧揚げの愛好家が集まり、空いっぱいにカラフルな凧が舞い上がります。期間中は、チームによる凧揚げの演技や競技のほか、初心者や子ども向けのカイト作り教室なども開かれ、海岸全体が多くの人でにぎわいます。

公式サイト:www.evergreencoastwa.com

地元の名物グルメ:新鮮なシーフード

捕獲用のライセンスを購入してダンジネスクラブ釣りをするのもおすすめ

ロングビーチ半島とその周辺は、新鮮な海産物が味わえる地域としても知られています。

特に有名なのが、近くのウィラパ・ベイ(Willapa Bay)で採れるオイスター。街の中や周辺のレストランでは、生カキや焼きカキのほか、揚げたカキなどを提供する店が点在しています。

また、温かいクラムチャウダーやダンジネスクラブ(アメリカイチョウガニ)を使った料理など、海沿いの街ならではの味覚にもぜひトライしてみてください。

ルイス&クラーク探検隊とロングビーチ到達の歴史

ルイスクラーク探検隊が1805年11月19日にこの地に到着したことを伝える彫刻

アメリカ合衆国の西進運動において重要な役割を果たしたルイス&クラーク探検隊(Corps of Discovery)は、太平洋到達の過程で現在のワシントン州ロングビーチ半島に足を踏み入れました。

【年表:ルイス&クラーク探検隊の概要】
・1803年:トーマス・ジェファーソン大統領が探検隊の組織を命令・認可
・1804年:ミズーリ州セントルイス近郊より探検に出発
・1805年11月:コロンビア河口付近を経て太平洋沿岸(現ワシントン州ロングビーチ周辺)に到着
・1806年9月:セントルイスへ帰還

トーマス・ジェファーソン大統領の命令と探検の目的

1803年、第3代アメリカ合衆国大統領トーマス・ジェファーソンは、ルイジアナ買収によって獲得した広大な西部地域の調査を命令しました。この探検の主な目的は、ミズーリ・リバーとその支流を遡り、太平洋へと至る最短の水路ルートを確立すること、ならびに地域の地理、動物、植物、先住民に関する情報を記録することでした。

探検隊の主要人物

探検隊の指揮は、大統領秘書官であったメリウェザー・ルイス(Meriwether Lewis)大尉と、彼が共同隊長として選んだウィリアム・クラーク(William Clark)少尉によって執られました。また、途中で同行した先住民女性サカガウィア(Sacagawea)は、通訳や各部族との交渉において不可欠な役割を果たしました。

探検ルートとロングビーチへの到達

探検隊はセントルイスを出発後、ミズーリ・リバーを上り、ロッキー山脈を越えてクリアウォーター・リバー、スネーク・リバー、コロンビア・リバーを下るルートを進みました。

1805年11月、探検隊は現在のワシントン州とオレゴン州の境にあるコロンビア・リバーの河口付近に到達しました。悪天候による停留(ステーション・キャンプ)を経て、1805年11月18日から19日にかけて現在のワシントン州ロングビーチ半島(ケープ・ディサポイントメント付近および太平洋沿岸)を散策し、陸路で太平洋に到達したことを確認しました。

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