何回目かの “False Spring” が終わり、今週半ばからまた寒くて雨がしとしと降る、この時期らしい天気が戻ってきました。でも、ふと目を向けると、あちらこちらで水仙や椿、そして早咲きの桜が咲き始めていて、春の準備は着実に進んでいるようです。
カスケード山脈など標高の高いところでは雪が降っているようで、今週末も雪山に向かう人が多いかもしれません。我が家も毎週末が雪山シーズンですが、バックカントリーで滑る方は雪崩のリスクにくれぐれも注意して、万全の準備で楽しんできてくださいね。
今日の写真は、日の出直後のシアトルのダウンタウンです。向こうの方に見える白いとんがり屋根の建物は、1914年に建てられたスミス・タワー。かつて西海岸一の高さを誇ったこのビルも、今では新しい高層ビルに囲まれています。それでも35階の展望台からの眺めは今も素晴らしく、ドリンクや軽食を楽しめるスポットとして人気があります。
揺れる「時間」の境界線
さて、この日曜日からはデイライト・セービング・タイム(夏時間)が始まります。時計の針が1時間進むので、普段より早く寝ないと月曜日が辛いことになりかねません。私の対策は、数日前から少しずつ就寝時間を早めること。そうすると、わりと自然に体が調整してくれます。
ところが、今回のこの「時間の変更」に関して、少し驚くことがありました。すぐお隣、カナダのブリティッシュ・コロンビア州が、今回を機に「ずっと夏時間のままにする」と決定したというのです。あちらでもやはり、年二回の時間変更に疲れを感じている人が多く、恒久化を支持する声が大多数を占めていたのですね。
しかし、そうなると、私たちが秋に標準時に戻った後も、あちらは1時間先のまま。これまで同じタイムゾーンだったバンクーバーとシアトルの間に、秋から冬の間だけ「1時間の時差」が生まれることになります。
シアトル:午前11時 = バンクーバー:午後12時
これまで考えなくて良かった時差が生じるとなると、オンライン会議の設定や、遊びに行く時のレストラン予約、ホテルのチェックインなど、うっかり間違えてしまいそうです。さらに今日耳にしたのは、毎日国境を越えて通勤している人たちの存在。これは一番ややこしいことになりそうですね……。
実はワシントン州やオレゴン州、カリフォルニア州もすでに恒久化の法案を可決しているのですが、実行には連邦政府の許可が必要で、もう何年も「待ち」の状態が続いています。お隣さんに先を越された形ですが、果たしてこの「ややこしい」状況、いつまで続くのでしょうか。
