MENU

ワシントン州の接触追跡計画(a statewide contact tracing plan)とは!?

  • URLをコピーしました!

ワシントン州のインスリー知事は12日に行った記者会見で、経済活動の再開を段階的に進めるための州全体の接触追跡計画(a statewide contact tracing plan)について発表しました。

ワシントン州は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大を抑制する一方で、再開できるビジネスを増やし、よりたくさんの人が公共の場で活動できるようにするため、接触追跡が必須と繰り返してきました。

「接触追跡は、ワシントン州でCOVID-19に対応するためのツールボックスの中のもう一つのツールだ」とインスリー知事は述べています。

「社会的距離の維持を続けながら、経済活動の再開に必須とされる接触追跡をすることで、誰が感染し、どのようにウイルスが広がるのかをより把握できるようになる」

接触追跡担当者(contact tracers)は、州や地方の公衆衛生局職員630人、免許局職員390人、ワシントン州兵351人の合計1,371人で、インスリー知事によると、過去数週間にわたり1日200~300人の新たな感染者が確認されている状況に対応するには十分な人員とのこと。地域の公衆衛生局はこれまでにも結核(tuberculosis)や肝炎(hepatitis)のような病気の発生を抑制するために何十年にもわたって接触追跡を行ってきたとのことですが、今回の計画はより大規模なものとなります。州保健局はより多くの労働者とボランティアの訓練を続けてワシントン州兵と交代させる計画です。業務の開始は5月15日の予定。

地方の保健部がこれらの取り組みを主導し、州の保健局とそのパートナーがこの取り組みを支援します。

接触追跡計画(a statewide contact tracing plan):

  1. 新たに新型コロナウイルス感染症(COVID-19)と診断された人に接触追跡担当者が電話で連絡を取る。
  2. その人が誰と濃厚接触したか確認し、濃厚接触者に伝える。
  3. 濃厚接触者は14日間にわたり自宅待機・自主隔離する必要がある。

ワシントン州は経済活動再開の第2段階に含まれるレストランの店内での飲食再開に向けた条件として、店内で飲食する顧客の名前・連絡先(電話またはメール)・来店時刻を記録し、30日間保存することを含めています。これは、特定のレストランに関連した感染が発生した場合の接触追跡に役立てられます。

感染者への連絡は診断から24時間以内、濃厚接触者への連絡は診断から48時間以内とされています。収集された情報は、公衆衛生の専門家によってのみ使用され、非公開となります。濃厚接触者には感染者の名前は公表されず、電話での連絡では、COVID-19に接触した可能性のある人の名前は知らされません。接触追跡担当者が確認する事項は、症状、最近の接触、年齢、住所、性別、民族性などの人口統計学的な質問となっています。

コミュニティヘルスのボランティアとして登録する場合の詳細は www.waserv.org で確認できます。



  • URLをコピーしました!

この記事が気に入ったら
フォローをお願いします!

もくじ