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新型コロナウイルス感染症(COVID-19) アメリカの主なニュース 5月15日~5月23日

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新型コロナウイルス

This illustration, created at the Centers for Disease Control and Prevention (CDC), reveals ultrastructural morphology exhibited by coronaviruses. Note the spikes that adorn the outer surface of the virus, which impart the look of a corona surrounding the virion, when viewed electron microscopically. A novel coronavirus, named Severe Acute Respiratory Syndrome coronavirus 2 (SARS-CoV-2), was identified as the cause of an outbreak of respiratory illness first detected in Wuhan, China in 2019. The illness caused by this virus has been named coronavirus disease 2019 (COVID-19).
©Alissa Eckert, MS; Dan Higgins, MAMS

5月23日(土)

■ ジョージタウン・ブルワリー、レストラン従業員の支援に寄付するための企画をスタート

シアトルのクラフトビール会社ジョージタウン・ブルワリーが定番『Manny’s Pale Ale』を期間限定で缶ビールとして販売し、売り上げをさまざまなチャリティを通じてワシントン州のレストラン従業員の支援に寄付するという企画を始めました。23日からシアトルのジョージタウンにあるブルワリーで販売されていますが、メモリアル・デー以降は、各地のグローサリーストアでも買えるようになるとのことです。

■ 新型コロナウイルス感染症ワクチンの大規模な臨床検査プロジェクト フレッド・ハッチンソンがん研究所が参加

Reuters によると、アメリカで10万人から15万人が参加して行うことが計画されている新型コロナウイルス感染症ワクチンの大規模な臨床検査プロジェクトに、シアトルにあるフレッド・ハッチンソンがん研究所が参加しています。この臨床検査は、通常であれば10年かかるワクチン開発と検査を数カ月に短縮し、年内に安全で有効なワクチンを開発することが目的で、大手ワクチンメーカーがデータや臨床試験ネットワークを共有しながら、半ダースものワクチンを検査するというものです。

■ ワシントン州政府、新たに7郡の経済活動再開フェーズ2への移行を承認

ワシントン州は23日、カウリッツ郡、グラント郡、アイランド郡、ジェファーソン郡、メイソン郡、パシフィック郡、サンファン郡の計7郡が経済活動再開のフェーズ2に移行することを承認しました。これにより、州内39郡で経済活動再開のフェーズ2への移行が承認されたのは計21郡になります。[もっと詳しく>]

■ ナイジェリアの詐欺組織、ワシントン州政府から失業手当をだまし取った疑い

ナイジェリアの詐欺組織 Scattered Canary がワシントン州雇用安定局のシステムを悪用して何百万ドルもの失業手当を騙し取ったと発表され、問題になっています。CrosscutCrosscut は、自分の個人情報が悪用されていないか確認する方法を掲載しています。自分が詐欺の被害にあっていないかはワシントン州雇用安定局の公式サイトでアカウントを作ってみることでもわかるとのこと。アカウントが問題なく開設できたら悪用されていないことになりますが、もし自分のソーシャルセキュリティ番号が「既に使われている」と表示されたら、誰かが虚偽の申請をした可能性があるとのことです。その場合は、ワシントン州雇用安定局に報告ワシントン州雇用安定局に報告する必要があります。

■ ワシントン州、秋からの新学年に向けて学習体制を検討

今は基本的にリモート学習になっていますが、これから学校がどうなるのか気になりますよね。それぞれの地域の感染拡大の状況によって異なるわけですが、ワシントン州は秋からの新学年に向けて検討を続けています。ワシントン州公共教育長のクリス・ライクダル氏は、目標は対面指導で、時間通りに始業することですが、州や地域によってそれが無理な場合があることを理解しており、ワシントン州の関係者や教育者100人以上で構成されるワークグループが計画を作成しているとのこと。先週開かれたこのグループの会合では、学生の時間割の分割や入れ替えを含むアイデアを交換し、より合理化された遠隔学習計画「Continuous Learning 2.0.”などについて話し合ったとのことです。シアトル・タイムズにも詳しい記事があります。

■ 予防接種の先延ばしは避けるよう、CDC などが呼びかけ

新型コロナウイルスの感染を懸念して子どもの予防接種を先延ばしにすることがアメリカでも問題になっています。ワシントン州保健局やCDCなどは、スケジュール通りの予防接種を通じて予防が可能な病気から子どもを守るよう呼びかけています。アメリカで問題になっている子どもの予防接種の先延ばしについて NPR なども報じています。

5月22日(金)

■ ワシントン州政府、州内39郡のうち14郡の経済活動再開フェーズ2への移行を承認

ワシントン州

ワシントン州のインスリー知事は22日、州内39郡のうち、アダムス(Adams)、グレーズ・ハーバー(Grays Harbor)、ルイス(Lewis)、スポケーン(Spokane)の4郡が経済活動再開のフェーズ2への移行を承認されたと発表しました。[もっと詳しく]

■ 新型コロナウイルス ワシントン州の感染者が前日比160人増の18,971人に

ワシントン州保健局が5月21日午後11時59分集計の新型コロナウイルスの感染状況を発表しました。

感染者累計 19,265人(前日比294人増)
入院者累計 3,230人(前日比105人増)
死者累計 1,050人(前日比13人増)
感染者に対する死者の割合 5.5%
検査数累計 308,358(前日比10,416件増)
陽性の割合 6.2%

【誕生時の性別】
感染者 女性52% 男性46% 不明2%
入院者 女性45% 男性54% 不明1%
死者 女性45% 男性55% 不明0%

【感染者 年齢別】
19歳以下 5%
20~39 31%
40~59 34%
60~79 21%
80歳以上 9%

【入院者 年齢別】
19歳以下 1%
20~39 10%
40~59 26%
60~79 40%
80歳以上 23%

【死者 年齢別】
19歳以下 0%
20~39 1%
40~59 9%
60~79 38%
80歳以上 52%

【死者 人種別】
白人 682人(73%) 人口に占める割合68%
アジア系 91人(10%) 人口に占める割合9%
ヒスパニック系 87人(9%) 人口に占める割合13%
黒人 30人(3%) 人口に占める割合4%
その他の人種 20人(2%) 人口に占める割合 N/A
ヒスパニック系ではない複数人種 13人(1%) 人口に占める割合4%
アメリカン・インディアン/アラスカ先住民 8人(1%) 人口に占める割合1%
ハワイ先住民/他の太平洋諸島出身 7人(1%) 人口に占める割合1%

■ キング郡の新型コロナウイルス感染 感染者7,764人

ワシントン州で最多の人口を抱えるキング郡(約220万人)は、依然として州内で最も感染者・死者が多い状態が続いています。シアトル・キング郡公衆衛生局「COVID-19 data dashboards」は、毎日更新されています。

5月22日集計:
感染者 7,764人(前日比67人増)
死者 538人(前日比1人増)
死亡率 6.9%

■ 抗ウイルス薬レムデシビル 重度のCOVID-19感染症患者の回復期間の短縮に効果か

UW Medicine やアメリカ国立衛生研究所(NIH)などの研究者が、アメリカの製薬会社ギリアド・サイエンシズの抗ウイルス薬レムデシビル(remdesivir)が重度のCOVID-19感染症患者の回復を早める効果が見られたという臨床試験の初期段階の結果を、アメリカの医学雑誌「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」に発表しました。

■ 地元メーカーと布マスクが必要な企業や個人を結ぶマーケットプレースをシアトル市が立ち上げ

シアトル市のダーカン市長は、布製のフェイスカバーを必要とする組織、企業、非営利団体、コミュニティグループ、個人と、地元のメーカーとつなぐ新しいオンラインマーケットプレース 『Seattle Protects』 を立ち上げました。『Seattle Protects』 は、新型コロナウイルス感染拡大を抑制するため、フェイスカバーと保護具(PPE)の製造を始めたシアトル地域の中堅メーカーやビジネス企業から購入することを奨励するために、市が新たに始めた経済発展と公衆衛生の取り組みです。

■ アジア系レストランを支援するグループがコミュニティを支援する活動に発展

シアトルの日系アメリカ人が、インターナショナル・ディストリクトのアジア系レストランを支援する Facebook Group を立ち上げたところ、1万人を超えるメンバーが登録し、テイクアウトした食事の写真などをシェアするようになったと、サウス・シアトル・エメラルドが報じています。その後、GoFundMe で Support the ID and Healthcare Workers を立ち上げ、アジア系の小さな店から食事を購入して医療機関に寄付する活動を始めたところ、すでに1万6000ドルの寄付が集まったそうです。

■ 抗マラリア薬ヒドロキシクロロキン 新型コロナウイルス感染症治療で死亡リスク増との研究結果

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)によって6大陸で入院中の患者9万6000人のデータを検証して行われた研究で、抗マラリア薬ヒドロキシクロロキン(Hydroxychloroquine)の投与を受けた患者は、投与を受けなかった患者に比べ、死亡リスクが高いことがわかったと、ワシントン・ポストが報じています。この研究結果は医学誌ランセットに発表されたもの。ワシントン・ポストは「過去の研究でも、ヒドロキシクロロキンが病気の患者の治療に有効であるという証拠はほとんどないか、まったくないことがわかっているが、その使用に関連した危険な心臓の問題が報告されている。その結果、米食品医薬品局(FDA)は先月、病院外での使用や臨床試験を控えるよう警告した」と説明しています。

5月21日(木)

■ TSA、6月中旬までにセキュリティチェックポイント(検問所)での感染防止対策をさらに強化

TSA

TSA(運輸保安局)は21日、新型コロナウイルスの感染を防止し、乗客と従業員を保護する対策を実施していますが、6月中旬までに全国の空港のセキュリティチェックポイント(検問所)でさらに多くの変更を実施すると発表しました。[もっと詳しく]

■ ワシントン州で新たに3郡が経済活動再開のフェーズ2への移行を申請

ワシントン州で新たにカウリッツ郡(Cowlitz)、グラント郡(Grant)、パシフィック郡(Pacific)の3郡が経済活動再開のフェーズ2への移行を申請することができるようになりました。早期にフェーズ2への移行を申請するには、14日間にわたり10万人あたりの新規感染者数が平均10人未満である必要があります。

■ 新型コロナウイルスの犠牲者を追悼 ホワイトハウスの米国旗を半旗に

トランプ大統領は、新型コロナウイルスの犠牲者を追悼するため、明日から3日間にわたり、ホワイトハウスに掲揚されている米国旗を半旗にするとツイートしました。また、その後のツイートで、国のために究極の犠牲者となった軍隊の男女に敬意を表して半旗に掲揚されると述べています。

■ アメリカ政府、イギリスで開発中のCOVID-19ワクチンに最大12億ドルを拠出

アメリカ政府は、イギリスの製薬会社アストラゼネカ(AstraZeneca)に対し、イギリスのオックスフォード大学のジェンナー研究所で初期の臨床試験段階にある新型コロナウイルス感染症(COVID-19)ワクチンに最大12億ドルを支払い、新型コロナウイルスに対抗するワクチンの供給を確保することで合意したと Reuters が報じています。試験は4月23日に開始されており、早ければ10月の実用化が見込まれていますが、現在は安全性、COVID-19の原因ウイルスであるSARS-CoV-2に対する抗体を作るかどうか、免疫ができた人がウイルスに感染しないように保護するかどうかが臨床試験が行われています。Reuters によると、ワクチンの開発は中国・イギリス・アメリカを中心に競争が行われています。今月19日にはアメリカのモデルナ社が、開発中の新型コロナウイルスワクチンの初期の治験で有望な結果が出たと発表したと、シアトル・タイムズが報じています。

■ コロンビア大学「自宅待機がわずか1週間早く始まっていれば3万6000人近くのの死亡を防げた可能性」

アメリカで自宅待機がわずか1週間早く始まっていれば3万6000人近くの命が助かり、70万人以上の感染を防ぐことができた可能性があるとの研究結果をコロンビア大学の研究者らが発表しました。この研究によると、
2週間早く始まっていれば、5万4000人の命が助かり、96万人の感染を防ぐことができたとのことです。多くの州が3月中旬に住民に自宅待機を命じましたが、調査によると、その頃にはニューヨーク市などの一部の地域ではウイルスがすでに地域社会に広がっていました。研究者らは、1週間前に自宅待機が命じられていれば、ニューヨーク大都市圏だけで少なくとも17,500人の死亡を防ぐことができたと主張しています。コロンビア大学で研究を主導した疫学者のジェフリー・シャマンはニューヨーク・タイムズの取材に対し、「これは大きな違いだ。感染が拡大し始めている時期のわずかな瞬間を捉えることは死亡者数を減らす上で非常に重要である」と述べています。

■ CDC 局長「冬に起きる可能性のある第2波に向け、この国を可能な限り準備過剰に」

CDC(疾病管理予防センター)のロバート・レッドフィールド局長は、寒い気候とインフルエンザの季節に合わせて新型コロナウイルス感染拡大の第2波が起きる可能性があり、冬に自宅待機を再開することになる可能性もあることから、「私が言えることは、私たちはこの国を可能な限り準備過剰にするために、今私たちにある時間を使うことにコミットしているということだ」とフィナンシャル・タイムズ紙の取材で述べています。南半球でウイルスが広がったことで、2020年末に北半球で第2波が起こることが懸念されています。

■ ワシントン州雇用安定局、ナイジェリアの詐欺組織に「数億ドル」を盗まれたことを認める

ワシントン州雇用安定局(Employment Security Department:ESD)は21日、ワシントン州の失業保険システムから「数億ドル」がナイジェリアの詐欺組織によって盗まれた可能性があると認めました。雇用安定局のスージー・レヴァイン局長は4月に詐欺による損失として発表していた160万ドルをはるかに上回ると認めています。5月16日までの1週間で雇用安定局に13万8733件の失業保険の請求があり、前週から26.8%の増加で、コロナウイルスの危機が始まって以来、最大の増加となりましたが、シアトル・タイムズは、21日の発表がこの異常な急増の解明につながるのではと指摘しています。労働省が同日発表した全国の新規失業保険申請件数は240万件で、前年同期比9.2%減でした。ワシントン州が詐欺組織の標的になっていることはシークレットサービスが警告していたとのことで、これに対して雇用安定局がどのような対策を講じていたのかが懸念されます。ワシントン州が標的となった理由について雇用安定局は、経済刺激策による失業保険の増額を最初に反映した州のひとつであることや、申請から支払いまでの待期期間が免除されたことなどを挙げています。

■ 先週1週間に新たに240万人以上が失業保険を申請

新型コロナウイルス感染拡大の影響で、アメリカで5月16日までの1週間に新たに240万人以上が失業保険を申請したことが労働省の発表でわかりました。ここ9週間の失業保険の申請は3800万件を超えています。今回の申請件数は1週間前の300万件から減少しており、新規申請件数は現在、7週間連続で着実に減少しています。

5月20日(水)

■ CDC、学校やレストラン、公共交通機関の再開に向けた詳細なガイドラインを公表

CDC は、学校やレストラン、公共交通機関の再開に向けた詳細なガイドラインを公表しました。再開の段階は3段階に分かれており、それぞれの段階に移行するための条件が提示されています。このガイドラインは新型コロナウイルス検査の拡大と強化、接触追跡の使用を通じて感染の拡大をモニターすることが重要とされています。レストランやバーは、フェーズ1ではテイクアウト・宅配・ドライブスルーのみ、フェーズ2では社会的距離を維持して屋外席を優先し、メニュー・皿・食器・支払いシステムの共有の回避、使い捨てのオプションの利用またはタッチレスのデジタルシステムの利用が推奨されています。フェーズ3でも、稼働率の制限や社会的距離の維持が求められます。また、重篤化するリスクの高いハイリスクの従業員は顧客や同僚との接触を最低限に保つため、フェーズ3まで在宅勤務が推奨されるべきとしています。公共交通機関は平常の運行を再開するにあたり、エッセンシャルワーカー(社会機能の維持に必須とされる職業の労働者)のみを対象とし、段階的に他の利用者にも拡大していくことが求められるほか、社会的距離の維持のため車両の一部を閉鎖するなどの対応が求められます。学校やチャイルドケアでは、キャンプやチャイルドケアはエッセンシャルワーカー(社会機能の維持に必須とされる職業の労働者)のみを対象とし、子どもたちの使用するものの共有・交流するグループを制限することが推奨されています。これには共有スペースの閉鎖や大規模なイベントの中止が含まれます。学校では教室のマスク着用が推奨されており、子どもも可能であればマスク着用が推奨されます。また、カフェテリアを閉鎖し、教室で食事をすることが提案されています。不要不急の移動や旅行については、州や地方の規制に従うことが求められています。

■ 新型コロナウイルス ワシントン州の感染者が前日比160人増の18,971人に

ワシントン州保健局が5月19日午後11時59分集計の新型コロナウイルスの感染状況を発表しました。

感染者累計 18,971人(前日比160人増)
入院者累計 3,125人
死者累計 1,037人(前日比8人増)
感染者に対する死者の割合 5.5%
検査数累計 297,942(前日比4,822件増)
陽性の割合 6.4%

【誕生時の性別】
感染者 女性52% 男性46% 不明2%
入院者 女性45% 男性54% 不明1%
死者 女性45% 男性55% 不明0%

【感染者 年齢別】
19歳以下 5%
20~39 31%
40~59 34%
60~79 21%
80歳以上 9%

【入院者 年齢別】
19歳以下 1%
20~39 10%
40~59 26%
60~79 40%
80歳以上 23%

【死者 年齢別】
19歳以下 0%
20~39 1%
40~59 9%
60~79 38%
80歳以上 52%

【死者 人種別】
白人 667人(73%) 人口に占める割合68%
アジア系 89人(10%) 人口に占める割合9%
ヒスパニック系 85人(9%) 人口に占める割合13%
黒人 30人(3%) 人口に占める割合4%
その他の人種 19人(2%) 人口に占める割合 N/A
ヒスパニック系ではない複数人種 13人(1%) 人口に占める割合4%
アメリカン・インディアン/アラスカ先住民 8人(1%) 人口に占める割合1%
ハワイ先住民/他の太平洋諸島出身 7人(1%) 人口に占める割合1%

■ キング郡の新型コロナウイルス感染 感染者は7,617人、死者530人

ワシントン州で最多の人口を抱えるキング郡(約220万人)は、依然として州内で最も感染者・死者が多い状態が続いています。シアトル・キング郡公衆衛生局「COVID-19 data dashboards」は、毎日更新されています。

5月20日午後3時に発表された最新情報:
感染者 7,617人(前日比35人増)
死者 530人(前日比1人増)※7.0%

■ シアトルの夏の定番「シーフェア」、2020年のイベントをすべて中止

シアトル市内近郊各地で毎年3カ月にわたりさまざまなイベントを開催する「シーフェア」が、2020年の主要イベントをすべて中止すると発表しました。[もっと詳しく]

■ 新型コロナウイルスの感染拡大の最前線で働くアジア系アメリカ人の医療従事者は差別にも直面

アメリカの人口の6%、医師の18%、看護師の10%はアジア系アメリカ人だそうですが、今回の新型コロナウイルスの感染拡大の最前線で働くアジア系アメリカ人の医療従事者は差別にも直面しているとワシントン・ポストが報じています。ホワイトハウス貿易・製造業政策局長のピーター・ナヴァロ氏が ABC の番組で「何十万人もの中国人がウイルスをばらまいた」と述べたり、5月11日のホワイトハウスでの定例記者会見でCBSニュースの中国系アメリカ人のウイジア・ジアン(Weijia Jiang)氏からの「新型コロナウイルスによってアメリカで多くの人が亡くなり続けているのに、なぜ検査数についてアメリカがどの国よりも優れていると主張するのか、なぜ国際咳な競争が必要なのか」という質問に対し、中国に聞けといったリスペクトのない言動を行って会見を突然終わらせたりといったことも、アジア系アメリカ人が直面する状況の改善につながっていません。

■ 一部の州政府が新型コロナウイルス検査結果の公式発表を操作している疑い

トランプ政権は州が経済活動を再開するには14日間にわたり感染者が減少している必要があるとしていますが、バージニア州、テキサス州、バーモント州、ジョージア州、フロリダ州などが感染者数が減少しているように見せるため、計算方法やグラフを変更した可能性が浮上していると、AP 通信が報じています。ワシントン州も含め、多くの州は新たに感染が確認された患者を患者数に含める場合、「患者が陽性と確認された日」にしていますが、ジョージア州は「患者が最初に症状を訴えた日」にしているため、アウトブレイクの経過が変更され、あたかもピークを過ぎているかのように見せることができると指摘されています。

■ トランプ政権、不法移民に対し国境を封鎖した公衆衛生令を無期限に延長

トランプ政権が新型コロナウイルスの大流行中に亡命希望者や保護者のいない子どもを含む不法移民に対し国境を封鎖した公衆衛生令を無期限に延長すると発表しました。CBS によると、当局は、適切な書類を持たずに国境を越えてきた人のほとんどをメキシコ、カナダ、または本国に送還し、移民の扱いを規定する移民法、難民法、人身売買禁止法を無視するため、この命令を利用しているとのことです。この結果、4月と3月の最後の11日間に、2万人以上の入国希望者がアメリカ南部国境から国外退去させられています。

5月19日(火)

■ アメリカ・カナダ・メキシコの3カ国 不要不急の往来の禁止を6月22日まで延長

アメリカ・カナダ・メキシコの3カ国が、不要不急の往来の禁止を6月22日まで延長することで合意したと USA Today などが報じています。アメリカとカナダの国境の不要不急の往来の禁止は3月18日に発表され、延長されています。医療従事者、航空会社の乗務員、食料品や医療品を両国に運送するトラックの運転手などの国境を越えて働く労働者、アメリカからカナダに帰国するカナダ人、カナダからアメリカに帰国するカナダ人は現在も国境の往来が許可されています。

【19日時点の感染者・死者数】
アメリカ 感染者152万8661人 死者91,938人
カナダ 感染者80,498人 死者6,028人
メキシコ 感染者54,346人 死者5,666人
※ジョンズ・ホプキンス大学集計

■ 新型コロナウイルス ワシントン州の感染者が18,811人に

ワシントン州保健局が5月18日午後11時59分集計の新型コロナウイルスの感染状況を発表しました。

感染者累計 18,811人(前日比200人増)
死者累計 1,031人(前日比29人増)
感染者に対する死者の割合 5.5%
検査数累計 293,120(前日比3,985件増)
陽性の割合 6.4%

【誕生時の性別】
感染者 女性52% 男性46% 不明2%
死者 女性45% 男性55% 不明0%

【感染者 年齢別】
19歳以下 5%
20~39 31%
40~59 34%
60~79 21%
80歳以上 9%

【死者 年齢別】
19歳以下 0%
20~39 1%
40~59 9%
60~79 38%
80歳以上 52%

■ ワシントン州、中小企業対象の助成金プログラム『Working WA Small Business Grants』を発表

ワシントン州政府が、1000万ドルの戦略準備金を割り当てたワーキング·ワシントン·スモールビジネス助成金プログラムの第1ラウンドの受給対象を発表しました。今回は、小売、飲食、建設、ホスピタリティ、ヘアサロン、フィットネススタジオ、劇場など、パンデミックで大きな打撃を受けている産業が対象で、州内の20郡にある小規模企業501社が対象となります。企業はこの助成金を賃料、光熱費、備品、在庫、その他給与以外の関連費用の支払いに使うことができます。

■ キング郡の新型コロナウイルス感染 感染者は7,582人、死者529人

ワシントン州で最多の人口を抱えるキング郡(約220万人)は、依然として州内で最も感染者・死者が多い状態が続いています。シアトル・キング郡公衆衛生局「COVID-19 data dashboards」は、毎日更新されています。

5月19日午後1時30分に発表された最新情報:
感染者 7,582人(前日比53人増)
死者 529人(前日比6人増)※7.0%

■ ワシントン州の経済活動再開 フェーズ1の郡とフェーズ2の郡

郡

ワシントン州のインスリー知事は19日の会見で、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による影響を最小限に抑えながら、より多くの郡が迅速に再開できるよう、基準を拡大すると発表しました。これにより、ワシントン州にある39郡のうち、さらに少なくとも10郡がワシントン州保健局への申請を通じて許可を得られれば、早期にフェーズ2に移行できる可能性があります。また、営業を再開できる企業の数が大幅に増える可能性もあります。[もっと詳しく]

■ デルタ航空、6月の運航予定を更新 日本路線はシアトル~羽田線のみ

デルタ航空

デルタ航空は19日、6月の運航予定を更新しました。昨年と比べると大幅に縮小されていますが、アメリカ国内線とアメリカと諸外国の主要都市を結ぶ国際線の一部路線の運航が再開されます。[もっと詳しく]

■ ムニューシン財務省長官 上院で中小企業融資「PPP」について証言

ムニューシン財務省長官は今行われている上院の銀行・住宅・都市問題委員会で政府による2兆ドル(約220兆円)の経済支援策に含まれていた中小企業融資「PPP」について厳しい質問にさらされるとの予想されています。シアトル・タイムズによると、PPPで合計3490憶ドルが中小企業に提供されるはずでしたが、さまざまな問題に直面。中小企業の多くが当初の資金が枯渇する前に融資を受けることができず、第2ラウンドの融資はコンピューター処理の遅れに直面し、さらに多くの株式公開企業も融資を受け取り、ムニューシン長官が返済を求める結果となりました。

5月18日(月)

■ ワシントン州知事、医療・歯科の治療再開を許可

医療・歯科の治療再開の許可がワシントン州の知事より出されました。でも、それぞれのクリニックや病院で従業員のPPEが必須で、そもそもPPEが不足している事態では対応できない可能性もあります。

■ モデルナ社「開発中の新型コロナウイルスワクチンの初期の治験で有望な結果」

アメリカのモデルナ社が、開発中の新型コロナウイルスワクチンの初期の治験で有望な結果が出たと発表したと、シアトル・タイムズが報じています。現時点で45人中8人の健康な中年のボランティアから感染を予防する働きをする抗体が見つかったとのことです。

■ ノードストロム、Jeffrey ファッションブティック3店舗を閉店

新型コロナウイルス感染拡大を抑制するための自宅待機命令の影響で、高級ブランドやショップが打撃を受けています。シアトルに本社のある高級デパート、ノードストロムは、ニューヨーク、アトランタ、パロアルトの Jeffrey ファッションブティックの閉店を発表しました。今月上旬には、全店舗の10%以上にあたるデパート16店舗の閉店も発表しています。

■ カリフォルニア州知事、プロスポーツに無観客での試合再開を許可することを示唆

カリフォルニア州のニューサム知事は、プロスポーツチームに対し、無観客での試合再開を許可することを示唆したと AP 通信が報じています。同知事は18日の記者会見で、スポーツは「6月の第1週目あたりで、無観客で、調整や非常に規範的な条件がない」状態で再開できる可能性があると述べました。また、メジャーリーグは(MLB)と選手会は、7月1日ごろから球団の球場とフロリダ州、アリゾナ州などで春季キャンプを再開する方向で調整に入ったとのことです。

■ 新型コロナウイルス ワシントン州の感染者が18,611人に

ワシントン州保健局が5月17日午後11時59分集計の新型コロナウイルスの感染状況を発表。ワシントン州全体の死者数が1,000人に達しました。

感染者累計 18,611人(前日比178人増)
死者累計 1,002人(前日比1人増)
感染者に対する死者の割合 5.4%
検査数累計 289,135(前日比3,892件増)
陽性の割合 6.4%

【誕生時の性別】
感染者 女性52% 男性46% 不明2%
死者 女性45% 男性54% 不明0%

【感染者 年齢別】
19歳以下 5%
20~39 31%
40~59 34%
60~79 21%
80歳以上 9%

【死者 年齢別】
19歳以下 0%
20~39 1%
40~59 8%
60~79 39%
80歳以上 52%

■ キング郡の新型コロナウイルス感染 感染者は7,529人、死者523人

ワシントン州で最多の人口を抱えるキング郡(約220万人)は、依然として州内で最も感染者・死者が多い状態が続いています。シアトル・キング郡公衆衛生局「COVID-19 data dashboards」は、毎日更新されています。

5月18日午後2時に発表された最新情報:
感染者 7,529人(前日比49人増)
死者 523人(前日比1人増)※6.9%

■ UW Medicine、1,500人の職員を一時解雇

先週、UW Medicine のCEO のポール・ラムゼイ氏が新型コロナウイルス感染症への対応による5億ドルの損失を埋め合わせるために従業員の一時解雇などを計画していると報道されましたが、18日午後、管理・管理部門の労働者を含む、専門職と非組合員の合計1,500人の職員を1-8週間にわたり一時解雇することを決定したとシアトル・タイムズが報じています。UW Medicine は約3万人の従業員を抱えています。

■ 米国立衛生研究所「声が大きくなるほど飛沫が多く、飛沫の大きさも大きくなる」

米国立衛生研究所(NIH)が、声が大きくなるほど飛沫が多く、その飛沫の大きさも大きくなるとの研究結果を発表しました。[もっと詳しく]

5月17日(日)

■ シアトル・サウンダーズ、18日から自主トレ再開許可を取得

MLS シアトル・サウンダーズに対し、個別に自主トレを再開する許可がワシントン州政府から出されたとのことです。トレーニング施設はシアトル・タコマ国際空港に近いタクウィラ市にあります。

■ Kroger、時給従業員にボーナスを支払うことを決定

Fred Meyer と QFC の親会社 Kroger は18日、新型コロナウイルスのパンデミック中も勤務している時給従業員の時給を2ドル増ししていましたが、先日、これを中止すると発表しました。しかし、労働組合 United Food and Commercial Workers International Union からの抗議の結果、感謝を示すボーナスを提供すると発表したと USA Today などが報じています。

■ 新型コロナウイルス ワシントン州の死者が1,001人に

ワシントン州保健局が5月16日午後11時59分集計の新型コロナウイルスの感染状況を発表。ワシントン州全体の死者数が1,000人に達しました。

感染者累計 18,433人(前日比145人増)
死者累計 1,001人(前日比1人増)
感染者に対する死者の割合 5.4%
検査数累計 285,243(前日比4,310件増)
陽性の割合 6.5%

【誕生時の性別】
感染者 女性52% 男性46% 不明2%
死者 女性45% 男性54% 不明1%

【感染者 年齢別】
19歳以下 5%
20~39 31%
40~59 34%
60~79 21%
80歳以上 9%

【死者 年齢別】
19歳以下 0%
20~39 1%
40~59 8%
60~79 38%
80歳以上 52%

【死者 人種別】
白人 666人(73%) 人口に占める割合68%
ヒスパニック系 83人(9%) 人口に占める割合13%
アジア系 88人(10%) 人口に占める割合9%
黒人 32人(3%) 人口に占める割合4%
ヒスパニック系ではない複数人種 12人(1%) 人口に占める割合4%
アメリカン・インディアン/アラスカ先住民 8人(1%) 人口に占める割合1%
ハワイ先住民/他の太平洋諸島出身 7人(1%) 人口に占める割合1%
その他の人種 20人(2%) 人口に占める割合 N/A

■ キング郡の新型コロナウイルス感染 感染者は7,480人、死者522人

ワシントン州で最多の人口を抱えるキング郡(約220万人)は、依然として州内で最も感染者・死者が多い状態が続いています。シアトル・キング郡公衆衛生局「COVID-19 data dashboards」は、毎日更新されています。

5月17日午後3時に発表された最新情報:
感染者 7,480人(前日比40人増)
死者 522人(前日比2人増)※7%

■ シアトル・タコマ国際空港、新型コロナウイルス感染対策をまとめて伝える『FlyHealthy@SEA』開始

シアトル・タコマ国際空港は15日、渡航制限が緩和され、利用者が徐々に増加することが予想される経済活動再開の次のフェーズにどのように備えているかをまとめて毎週発表する『FlyHealthy@SEA』 を公開しました。[もっと詳しく]

5月16日(土)

■ Google 従業員、ラップトップの問題に直面

新型コロナウイルス感染の拡大を抑制するための大規模な在宅勤務が実施されていますが、企業によって在宅勤務ならではの問題も出てきているようです。CNBC によると、Google は従業員に対しラップトップなどの機器は台数が限られており、全員にラップトップを支給できないと通達し、予定されていた従業員のラップトップのアップグレードをキャンセルしたと Gadget Now が報じたとのことです。

■ 新型コロナウイルス ワシントン州の死者が1,000人に

ワシントン州保健局が5月15日午後11時59分集計の新型コロナウイルスの感染状況を発表。ワシントン州全体の死者数が1,000人に達しました。

感染者累計 18,288人(前日比337人増)
死者累計 1,000人(前日比8人増)
感染者に対する死者の割合 5.5%
検査数累計 280,933(前日比7,630件増)
陽性の割合 6.5%

【誕生時の性別】
感染者 女性52% 男性46% 不明2%
死者 女性45% 男性54% 不明1%

【感染者 年齢別】
19歳以下 5%
20~39 31%
40~59 34%
60~79 21%
80歳以上 9%

【死者 年齢別】
19歳以下 0%
20~39 1%
40~59 8%
60~79 39%
80歳以上 52%

【死者 人種別】
白人 666人(73%) 人口に占める割合68%
ヒスパニック系 83人(9%) 人口に占める割合13%
アジア系 88人(10%) 人口に占める割合9%
黒人 32人(3%) 人口に占める割合4%
ヒスパニック系ではない複数人種 12人(1%) 人口に占める割合4%
アメリカン・インディアン/アラスカ先住民 8人(1%) 人口に占める割合1%
ハワイ先住民/他の太平洋諸島出身 7人(1%) 人口に占める割合1%
その他の人種 20人(2%) 人口に占める割合 N/A

■ キング郡の新型コロナウイルス感染 感染者は前日比80人増の7,4400人

ワシントン州で最多の人口を抱えるキング郡(約220万人)は、依然として州内で最も感染者・死者が多い状態が続いています。5月13日は新型コロナウイルスによる死者がここ2カ月で初めてゼロとなりましたが、16日には4人が亡くなっています。シアトル・キング郡公衆衛生局「COVID-19 data dashboards」は、毎日更新されています。

5月16日午後1時30分に発表された最新情報:
感染者 7,440人(前日比80人増)
死者 520人(前日比4人増)※7%

5月15日(金)

■ シアトル・シンフォニー、7月31日までの公演を中止・延期すると発表

シアトル・シンフォニーは、新型コロナウイルスの感染拡大を抑制するため、7月31日までの公演を中止・延期すると発表しました。公演を再開できるまで毎週、演奏のストリーミングを提供するとのことです。

■ ワシントン州、レストランの店内での飲食再開に向けたフェーズ2のガイドラインを変更

レストラン

ワシントン州政府は15日、経済活動再開のフェーズ2に含まれるレストランの店内での飲食再開に向けたガイドラインの変更を発表しました。[もっと詳しく]

■ ペイン・フィールドがターミナルを7月31日まで閉鎖

エベレット市の空港、ペイン・フィールドを運営する Propeller Airports が、旅行者と運航数が大幅に減少したとからターミナルを7月31日まで閉鎖すると発表しました。同空港から西海岸の都市への直行便を運航しているアラスカ航空とユナイテッド航空、連邦航空局(FAA)もこの決定を支持しているとのことです。

■ 新型コロナウイルス ワシントン州の死者が992人に

ワシントン州保健局が5月14日午後11時59分集計の新型コロナウイルスの感染状況を発表しました。州内39郡で最も感染者・死者が多いのはキング郡、次いでスノホミッシュ郡、ヤキマ郡、ピアス郡の順となっています。

感染者累計 17,951人(前日比178人増)
死者累計 992人(前日比9人増)
感染者に対する死者の割合 5.5%
検査数累計 273,303(前日比5,372件増)
陽性の割合 6.6%

【誕生時の性別】
感染者 女性52% 男性46% 不明2%
死者 女性45% 男性55% 不明1%

【感染者 年齢別】
19歳以下 5%
20~39 30%
40~59 34%
60~79 22%
80歳以上 9%

【死者 年齢別】
19歳以下 0%
20~39 1%
40~59 8%
60~79 39%
80歳以上 52%

■ キング郡の新型コロナウイルス感染 感染者は前日比53人増の7,360人

ワシントン州で最多の人口を抱えるキング郡(約220万人)は、依然として州内で最も感染者・死者が多い状態が続いています。5月13日は新型コロナウイルスによる死者がここ2カ月で初めてゼロとなりましたが、14日には2人が亡くなっています。シアトル・キング郡公衆衛生局「COVID-19 data dashboards」は、毎日更新されています。

5月15日午後2時30分に発表された最新情報:
感染者 7,360人(前日比53人増)
死者 516人(前日比2人増)※7%

■ ワシントン州、ウィットマン郡の経済活動再開フェーズ2への移行を許可

ワシントン州政府は15日、州東部にあるウィットマン郡が経済活動再開のフェーズ2に移行することを許可しました。プルマン市の位置するウィットマン郡は人口約5万人(2019年)で、ワシントン州立大学があります。

■ JC Penny、破産法11条の適用を申請

118年の歴史を持つ JC Penny が破産法11条の適用を申請しました。AP 通信によると、同社の店舗数は850店、従業員は9万人近く。新型コロナウイルスの感染拡大が始まってから破産法11条の適用を申請した大手小売業者では4社目。再編期間中の事業運営を支援するため、9億ドルの融資を受けており、組織再編の一環として一部の店舗の閉鎖などを予定しているとのことです。大手小売業者ではこれまでに、Neiman Marcus、J. Crew、Stage Stores が破産法11条の適用を申請しています。

■ アメリカの小売業の売上高が2カ月連続で減少 4月は16.4%減

新型コロナウイルスの関せ拡大を抑制するための自宅待機命令の影響で、アメリカの小売業の売上高が2カ月連続で減少したことが、商務省の発表でわかりました。4月の売上高は前年同月比16.4%減で、1992年以来最悪と言われた3月の8.3%減を上回りました。また、連邦準備制度理事会(FRB)の発表によると、先月の工業生産は11.2%減少し、101年の歴史の中で最も急激な落ち込みとなりました。



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