アメリカでインフルエンザ感染が拡大 累積の推計入院患者は25万人、死者は14,000人

2020年2月14日(金)

アメリカの疾病管理予防センター(CDC)が2月8日付けのインフルエンザ感染の推計値を発表。2019年10月1日から2020年2月8日までの累積の推計感染者数は少なくとも26万人、入院患者数は25万人、死者数は14,000人となっています。

インフルエンザ感染

CDC は、「主要な指標によるインフルエンザウイルスの活動性は依然として高く、今年の最初の2週間に低下した後、この4週間で増加した。全般的な重症度を追跡する指標(入院ケースと死亡ケース)は、シーズンのこの時点では高くない」と発表しています。

検査で確認された小児および成人のインフルエンザ関連入院を監視している FluSurv-NET によると、2019年10月1日から2020年2月8日の間に確認された患者数は累計12,167人です。FluSurv-NET は、18歳未満の小児(2003~2004年のインフルエンザシーズン以来)と成人(2005年~2006年のインフルエンザシーズン以来)を対象に人口ベースの監視を行っており、新興感染症プログラム(Emerging Infections Program:EIP)に参加している10州(CA、CO、CT、GA、MD、MN、NM、NY、OR、およびTN)とインフルエンザ入院監視プロジェクト(Influenza Hospitalization Surveillance Project:IHSP)州の70以上の郡が含まれています。

検査で確認された小児および成人のインフルエンザ関連入院の内訳は次のとおりです。

インフルエンザ A:7,881人(64.8%)
インフルエンザ B:4,213人(34.6%)
インフルエンザ A と B: 39人(0.3%)
不明:34(0.3%)

累計入院率は人口10万人あたり41.9人で、「例年と似た状況」と発表されています。人口10万人あたりの累計入院率は次のとおりです。

0~4歳:65.9
5~17歳:17.3
18~49歳:23.5
50~64歳:53.9
65歳以上:101.6

また、ワシントン州保健局の2月8日付の発表によると、2月2日~2月8日はインフルエンザ A 型が最も活発でした。インフルエンザ感染によるワシントン州での死亡者数は子ども6人を含む66人となっています。

【ワシントン州での死亡者の年齢別人数】
0~4歳 4人
5~17歳 2人
18~29歳 5人
30~49歳 6人
50~64歳 18人
65歳以上 31人 

CDC は、インフルエンザは感染している人が咳やくしゃみをしたりするとウイルスが飛散し、周囲にいる人はウイルスが含まれた空気を吸うことで感染する飛沫感染で広がると考えられていることから、感染予防に次のような予防策を推奨しています。

  • 生後6か月以上の場合はインフルエンザの予防接種を受ける
  • 病気の人との密接な接触を避ける
  • 手を頻繁に洗う
  • 咳をする際は口をおおう
  • 病気のときは外出を控える
  • 病原体に感染することを避けるため、手で目・鼻・口をさわらないようにする
  • 自宅や学校、職場で、頻繁に触れられている表面や物体を清潔にして消毒する(特に病気の人がいる場合)

CDC では、65歳以上、妊婦、出産後2週間以内の女性、2歳未満の幼児、特定の持病のある人など、インフルエンザウイルスに感染すると重症化するリスク(危険性)の高い「ハイリスク・グループ」について掲載しています。

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