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シアトルから成田まで、ANA プレミアムエコノミーに乗ってみた!

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シアトルから成田まで、ANA プレミアムエコノミーに乗ってみた!

今年は、シアトルと神戸の姉妹都市提携65周年。

日本政府による新型コロナウイルスに関連する水際対策が10月に大幅に緩和されたことを受け、シアトルから市長をはじめとする総勢75名の訪問団が神戸を訪問することになり、私も参加させていただきました。

パンデミックの影響で3年半も行っていなかった日本、それも故郷の神戸を訪れる訪問団に加わるなんて、とても光栄です!

でも、予算内で乗れるのはエコノミークラスのみ。シアトルから成田へのフライトは10時間ちょっとあるので、久しぶりの長距離国際線はかなり長く感じそうです。

そこで、到着後の訪問団との予定に備え、往路のみアップグレードして、プレミアムエコノミーを利用してみました。

「日本へのフライトで、ビジネスクラスに乗る予算はないけれど、エコノミーにするか、プレミアムエコノミーにするか」と迷っている方のご参考になれば幸いです。

ANA のエコノミーとプレミアムエコノミーは、何が違う?

まず、ANA のエコノミーとプレミアムエコノミーの価格には、数百ドルの差があります。その理由は、プレミアムエコノミーには、次のような特典があるからです。

  1. 座席幅がエコノミーより広く、シートピッチにもゆとりがある。
  2. レッグレストやフットレストがある。
  3. ユニバーサル電源、USBポートがある。※持ち込んだ電子機器を充電しながら使える。
  4. タッチパネル式の大型液晶モニターがある。
  5. 空港ラウンジが使える。※ゲートに近いので、搭乗開始ぎりぎりまでくつろげる。
シアトルから成田まで、ANA プレミアムエコノミーに乗ってみた!

プレミアムエコノミーでも使えるラウンジ『The Club at SEA』

シアトル・タコマ国際空港には、空港を運営する Port of Seattle や航空会社などが運営するラウンジがいくつかあります。ANA のプレミアムエコノミーで使えるのは、Port of Seattle が運営している The Club at SEA というラウンジで、最近になって眺めの良いコンコースSの2階に移転したばかり。

この5月に利用した北サテライトのアラスカ航空のアラスカ・ラウンジと比べるとこじんまりしているものの、滑走路などを眺めながら、ゆったり静かに過ごせるようになっています。

オンラインチェックインを済ませてあると、ANA のチェックインカウンターでの手続きもスムーズです。『Visit Japan Web』で検疫の画面が青色になっているのを確認された後、スーツケースを預け入れ、ボーディングパスを発行してもらいました。

TSA PreCheck® 専用の保安検査は1分もかからず、午前9時過ぎに空港に到着してから約20分後の午前9時30分には、ラウンジにすわっていました。

シアトルから成田まで、ANA プレミアムエコノミーに乗ってみた!

ブロッコリーとチーズのチャウダー

ラウンジと言えば、食事の充実面が気になるところ。この時は、アツアツのオムレツやオートミール、野菜スティック、ヨーグルト、シリアル、フルーツ、コーヒー、紅茶などの朝ごはんメニューが並んでいました。もちろん、バーもオープンしています。

午前11時を過ぎると、ランチになる温かいスープなどが並び始めたので、搭乗前にブロッコリーとチーズのチャウダーやパンをいただきました。ゲートに近いので、搭乗開始ぎりぎりまでくつろげるのも、ラウンジのいい点でもあります。

機内でのくつろぎ感

シアトルから成田まで、ANA プレミアムエコノミーに乗ってみた!

プレミアムエコノミーの座席

シアトル~成田線に投入されている機体はボーイング787-8で、プレミアムエコノミーは、搭乗してビジネスクラスを通り過ぎた次の場所です。

一列の座席配列は2-3-2で合計7席。エコノミーの9席より2席少なく、ゆとりのある設定となっています。

【座席幅】
エコノミー: 17.3インチ(約43.9cm)
プレエコノミー:19.3インチ(約49cm)

【シートピッチ】
エコノミー: 34インチ(約86cm)
プレエコノミー:38インチ(約97cm)

シアトルから成田まで、ANA プレミアムエコノミーに乗ってみた!

プレミアムエコノミーの座席

足を伸ばしたり、足を組んだりすることもできます。フットレストを使うと、足の疲れも軽くて済む感じ。

隣の人が体が大きい人なら違うかもしれませんが、そうでなければ、隣の人がトイレに行っても自分に影響はありませんし、腕や足が当たることもありません。

「それがプレミアムエコノミーの最大の特典」と言う人もいるぐらいで、特に、10時間を超える長距離国際線で一人旅する場合、パーソナルスペースが広ければ広いほど心地良さがアップします。

【その他のメリット】

  • 背もたれを最大限に倒して、フットレストも最大限に上げると、寝やすくなる。
  • ディスプレイは角度調整ができる仕組みになっているので、前の座席の人が背もたれを倒しても、画面を引っ張り出して上に向けることができる。リモコンも取り出せる。
  • シートポケットに、ちょうどスマホサイズのポケットや小物サイズのポケットがあって便利。
  • スリッパや耳栓などのアメニティがある。

枕と毛布はエコノミーでも提供されていましたが、プレミアムエコノミーで提供されるスリッパは足が楽になりますね(靴ベラつき)。CA の方が、歯ブラシと歯磨き粉のセット、ポケットティッシュ、耳栓、アイマスクをバスケットに入れて持ってきてくれ、「ご入用ですか」と聞いてくれます。空港で歯を磨きたかったので、歯ブラシと歯磨き粉のセットを選びました。

シアトルから成田まで、ANA プレミアムエコノミーに乗ってみた!

2食目のチーズラビオリトマトソース

ちなみに、機内食のメニューはエコノミーと同じでした。1食目の鮭照り焼き丼の写真はウッカリして撮り忘れてしまったのですが、ご飯も鮭もテリヤキの味も、予想外においしく、完食しました。2食目はチーズラビオリトマトソース。こちらは可もなく不可もなく。フライト中にワインや日本酒などが提供されるのは、飲む人にとっては嬉しいサービスですね。

気になっていた話題のオースティン・バトラー主演映画『Elvis』、ブラッド・ピット主演映画『Bullet Train』(これはやっぱり映画館で観るまでもなかった)を観て、本を読み、昼寝していると、そこまで辛くない状態で日本に到着していました~。

まとめますと、プレミアムエコノミーは、「ビジネスクラスの予算はないけれど、長時間のフライトで、もっとゆったりした座席にすわりたい」という方にピッタリ。フライト後も疲れが少ないと思うので、検討してみる価値ありです。

日本からシアトルに戻るフライトでは、伊丹(大阪)から成田経由でシアトルに飛びましたが、乗り継ぎもとてもスムーズでした。成田空港のレストランや土産物店は、11月下旬では休業しているところが多かったものの(出国手続き後のターミナルにあるレストランは、長蛇の列になっていました)、12月に入ると営業を再開するところがあります。これから成田空港を利用する方は公式サイトをチェックしてみてください。

また、12月からシアトル~成田はデイリー運航になるので(現時点では週6日運航)、これで日本に行くオプションがパンデミック前の状態に戻ることになりますね。

ANA プレミアムエコノミーの詳細は公式サイトでご覧ください。

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