芸術の秋!シアトルの劇場で過ごす大人時間3選

9月から翌年6月にかけては、舞台芸術(performing arts)のシーズン。シアトルのメジャーな芸術団体の公演なら、初心者にも、ゆったりと大人の時間を過ごすのにもおすすめです。オシャレして行くのもよし、普段着で行くのもよし。気軽に舞台が見られるのが、シアトルの良さのひとつです。「やっぱり生の舞台は違う!」とハマッてしまうかもしれません。

シアトル・シンフォニー:グラミー賞も受賞している交響楽団

【公式サイト】 seattlesymphony.org

最初の公演は1903年という、113年の歴史を誇る交響楽団。2016-2017シーズンの開幕は9月17日(土)。この日はオープニング・ナイト&ガラが催され、アメリカ出身のメゾ・ソプラノ歌手で2012年にグラミー賞を受賞したジョイス・ディドナートがシアトル・シンフォニーと共演します。

9月から7月までのシーズンには公演がたくさんあるので、それほど詳しくない場合は、演目にある作曲家や楽曲、共演するソリストなどで選んでみるのがおすすめです。

ちなみに、シアトル・シンフォニーは、2016年2月にオーガスティン・ハーデリッヒを迎えたアンリ・デュティヨー作曲ヴァイオリン協奏曲 『L’Arbre Des Songes(夢の樹)』 で、グラミー賞最優秀クラシック・インストゥルメンタル・ソロ賞を受賞しました。シアトル・シンフォニーがグラミー賞を受賞するのはこれが2度目。

また、2015年にはポップ音楽界のトップスターであるテイラー・スウィフトが、「シアトル・シンフォニーが2014年に録音・発表したジョン・ルーサー・アダムス作品のアルバム 『Become Ocean』 に多大なインスピレーションを受けたから」とのことで、シアトル・シンフォニーに5万ドルを寄付したことでも話題になりました。

ホームシアターは、ダウンタウン・シアトルに1998年に完成した世界レベルの劇場ベナロヤ・ホール。音楽監督は今年で5シーズン目を迎えるフランス人の指揮者ルドヴィク・モルロー氏。日本人奏者では、山本浩一郎さん(トロンボーン)、蒲生綾子さん(バイオリン)、小久保さやかさん(ビオラ)が在籍しています。

夜の公演なら食事をしてから出かけたいですね。周辺には『Wild Ginger』『Goldfinch』『Japonessa』などいろいろな人気レストランがひしめいています。また、たいていの公演では劇場の建物内にあるカフェが開演2時間前、ロビーにあるバーが開演75分前に開店。手軽に軽食やワイン、ビールが楽しめます。このカフェやバーは公演中の途中休憩(インターミッション)でも営業しています。

パシフィック・ノースウェスト・バレエ:世界的な振付家による作品をラインアップ

【公式サイト】 pnb.org

1972年に創設されたパシフィック・ノースウェスト・バレエ。今では米国内だけでなく国際的にも高く評価されるバレエ団です。これまで何度も上演されてきた人気作品に加え、同バレエ団初演の作品や世界初演の作品も上演するなど、常に挑戦を続けています。

今シーズンの開幕を飾るフランス色いっぱいの公演 『Tricolore』で上演されるのは、フランス人の舞踊家・振付家、バンジャマン・ミルピエの作品。初日の9月23日(金)には、華やかなガラも開催されます。

シーズンを通して、バランシン、マイヨー、ロビンス、サープ、ウィールドン、ラトマンスキーなど、多数の優れた振付家の作品がラインアップ。そしてもちろん、11月から12月に上演される『The Nutcracker(くるみ割り人形)』は、子供から大人までが楽しめるホリデー・シーズンの定番。2015年からは前芸術監督が制作したオリジナル版をやめ、20世紀の最も偉大な振付家の一人であるバランシンが制作したバランシン版が上演されています。

ホームシアターはシアトル・センターにあるマリオン・オリバー・マッカウ・ホール(シアトル・オペラと共用)。1作品の上演時間は約2~3時間。開演前に劇場内のレストランや周辺のレストランで食事をしていくと、お出かけがさらに楽しくなりますね。こうした公演があるときは、食事は予約していくのがおすすめです。

途中休憩(インターミッション)では劇場内のレストランやコンセッション(売店)はかなり込み合うので、前もってドリンクや軽食を注文しておくと、インターミッションが始まってすぐにいただくことができます。コンセッションで Intermission Pre-Ordersについて聞いてみましょう)。各階のロビーには、セルフサービスのコーヒースタンドで1杯2ドルのコーヒーも。

シアトル・オペラ:古典からモダンまで、新ディレクターの下で挑戦を続ける

【公式サイト】 seattleopera.org

8月に開幕した今シーズンでは古典からモダンまで5作品をラインアップしているシアトル・オペラ。30年にわたりジェネラル・ディレクターとして一時代を築いたスパイト・ジェンキンズ氏から2014年にバトンを受けたエイダン・ラング氏が初めてシーズン全体の計画を取り仕切った最初の年なので、注目が集まっています。

オペラ歌手が台詞をすべて歌いながら演技をして物語を進行するオペラ。生で観たことがなくても、『椿姫』『魔笛』『セヴィリアの理髪師』『フィガロの結婚』『蝶々夫人』『トスカ』『アイーダ』『カルメン』など、有名作品の名前は聴いたことがある方も多いはず。

マイクも使わず、すごい声量で歌い上げ、物語が展開していきますが、あらすじはあらかじめ読んで知っておくのがおすすめ。舞台当日は、その物語がどのようにプロデュースされているかを観て、じっくり味わいましょう。フランス語やイタリア語、ドイツ語、英語など、どんな言語の舞台でも、舞台上にある電光掲示板に英語字幕が表示されます。

伴奏は客席からは見えない舞台下にいるオーケストラによる生演奏。シアトル・オペラの場合は、シアトル・シンフォニーの団員たちが演奏することも多いです。

1963年に設立されたシアトル・オペラのホーム・シアターはシアトル・センターにあるマリオン・オリバー・マッカウ・ホール(パシフィック・ノースウェスト・バレエと共用)。シアトル・オペラによると、シアトルは一人当たりのオペラ観劇回数がアメリカで一番多い都市。それも気軽に劇場に行ける文化があるからですね。

1作品の上演時間は約3時間。開演前に劇場内のレストランや周辺のレストランを予約して食事を。美味しいものを食べてから出かけると、さらに楽しくなりますね。

途中休憩(インターミッション)では劇場内のレストランやコンセッション(売店)はかなり込み合うので、前もってドリンクや軽食を注文しておくのがおすすめ。コンセッションで Intermission Pre-Ordersをしましょう。グランド・ロビーのワイン・ビストロでは、全米第2のワインの産地であるここワシントン州のワインが揃っています。各階のロビーには、セルフサービスのコーヒースタンドで1杯2ドルのコーヒーも買えます。

4年に1度、数日かけて上演される 『ニーベルングの指環』 は世界の注目を集める公演。2013年にはかつてベルリン国立歌劇場のバレンボイムのもとで副指揮者を務めていたこともあるアッシャー・フィッシュが指揮し、ライヴ録音をCDリリースしています。次の全編上演は2017年の予定。

マナーについて

  • シンフォニー、バレエ、オペラは、公演が始まってしまってから席に着くことはできません。必ず開始前に到着しましょう。
  • 携帯電話の電源は切っておきましょう。
  • 劇場内に飲食物の持ち込みはできません。
  • 香水やコロンはつけないのがベストです。アレルギーの人に配慮しましょう。
  • 日本でメジャーな劇場へ行くというと敷居の高いイメージがありますが、シアトルではガラやオープニングの日でもなければ、ゴージャスに着飾っている人は多くありません。普段着で OK ですが、カジュアルすぎず、ちょっとキレイめくらいがおすすめです。もちろん、せっかくなのでうんとオシャレしていきたいという方は、ぜひ!

掲載:2016年9月

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