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October 30 ■
ニューオリンズ国際空港 ニューオリンズ国際空港(Louis Armstrong
New Orleans International Airport)は、ジャズの王様ルイ・アームストロングの名前がついた空港。サッチモ(アームストロングの愛称)の誕生日(1901年8月4日)から100年目にあたる2001年8月に改名された。ハリケーン・カトリーナ襲来後、徐々に便数を増やしており、出発便は現在、65%まで回復している。
さて、この空港には1億円かけたアート・コレクションが各所に展示されており、音楽と文化に関する壁画、銅像、写真、資料とどれも興味深い。コンコース
C の出入り口(Central Lobby)には大きな壁画があり、ルイ・アームストロングを始め、ニューオリンズの音楽に貢献してきたミュージシャン達総勢32名が描かれている(写真)。インフォメーション・カウンターでもらえるコレクションの説明書には詳細が記載されており、描かれているミュージシャン全員の名前も載っているので、ぜひもらっておこう。また、コンコース
C 内のゲート10の手前には、歴代のジャズ・ミュージシャンの写真と資料が展示されており、さながらちょっとしたジャズ博物館といった感じだ。コンコース D 入口付近(West
Terminal Lobby)にもジャズ葬の模様やルイジアナならではの景色が描かれた壁画が展示さ れている。時間があれば空港内で流れるジャズを聴きながら探検してみよう!
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October 23 ■
タバスコ ニューオリンズから西に約225キロ行ったところにあるエイブリー島(Avery
Island)で、日本でも馴染みの深い 『タバスコ』(Tabasco)が作られている。1860年代にエドムンド・マキルへニー氏が同地でレッド・ペパーの栽培を始め、後に特産品の岩塩とビネガーを合わせて、この有名なソースを発明したそうだ。当初は数十本だけ作って隣近所に配っていたそうだが、徐々に需要が増え、1868年にマキルヘニー社(McIlhenny Company)を設立し、現在では1日に最大450,000本(1本60ml)が作られている。
タバスコは、すり潰したキダチトウガラシの一品種タバスコ・ペッパー(Tabasco pepper、Capsicum frutescens var、tabasco)をホワイト・オークの樽の中でゆっくりと発酵させ、高品質のワインのように約3年間熟成させて作られる。タバスコソース特有の風味は今や世界中に知られるようになったが、最終工程に入る前に創業者マキルへニー家の家族が樽を1つずつ点検するという伝統的な製法は今も続けられているそうだ。さて「タバスコ」というブランド名はマキルへニー氏が考えた2つ目の名前で、「土が熱くて湿った土地」を意味する中央アメリカのインディオの言葉。これはエイブリー島の気候そのもので、同氏が栽培した特別な品種の唐辛子に最適であることがわかっている。最近では青唐辛子の一種であるハラペーニョを材料とした緑色のタバスコも製造されている。赤唐辛子を材料にしたものに比べてマイルドな味だ。姉妹品には、チポトレソース、ハバネロソース、ガーリックソース、スイート&スパイシーソース、タバスコ醤油がある。緑色のタバスコ以外は、原材料にタバスコペッパーが含まれているそうだ。
マキルヘニー社はさまざまなタバスコ・グッズも販売しており、タバスコ柄の小物、衣類、バッグ、水着、ゴルフボールなどかわいらしいデザインのものが多い。ニューオリンズの土産屋でもよく売られており、またニューオリンズ車で約2時間にところにある工場内でもバラエティに富んだ商品が並んでいる。オンライン・ショッピングはこちら。ちなみに、工場は一般公開されており、タバスコが作られる過程、さまざまなレシピ、タバスコのミニボトルのプレゼント、テイスティングなどがある。
TABASCOR Pepper Sauce Factory 営業時間 毎日 9am-4pm; 祝休業 入場料 無料 |
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October
16 ■ オークアレー・プランテーション ニューオリンズの見所はたくさん数々あるが、その1つはプランテーションだろう。1800年代初期から中期にかけて南部に出現したサトウキビや綿花の大農園主の豪邸で、映画
『Gone With the Wind(邦題:風とともに去りぬ)』 に出てくるアンティベラム・ハウス(南北戦争以前に立てられた邸宅)は、その中でも有名なものの1つだ。ニューオリンズからバトンルージュまでは両側にくねくねと伸びるリバー・ロードがあり、当時は数百ものプランテーションが建ち並んでいたという。巨額の富を築いた農園主たちが、こぞってヨーロッパ風の豪邸を建て、貴族のような生活を送っていたが、こういった優雅な暮らしは奴隷制度の上に成り立っていたもので、その歴史は非常に複雑だ。農園主たちの繁栄は南北戦争で終焉を迎え、多くのプランテーションは北軍によって焼き払われてしまい、現在はその後に修復された一部のプランテーションのみが一般に公開されている。
今回ご紹介するのは、B&B もあるオークアレー・プランテーション。ニューオリンズから車で約1時間のところにあるが、道中にはスワンプやポンチャートレイン湖があり、ミシシッピ川を渡れば目の前には広大なサトウキビ畑が広がるといった南部らしいのどかな景色を楽しめる。サザンベルを着たガイドに邸宅を案内してもらうとその歴史について教えてもらえるが、名前の通り
"Oak Alley(樫の木の並木道)" が素晴らしく、樹齢300年以上の樫28本が作るトンネルは壮観だ。『Interview with
a Vampire』 など数々の映画にも登場しており、最近では9月4日に発売されたビヨンセのセカンド・アルバム 『B'Day』 のミュージック・ビデオにも使われている。また、もし時間があれば、レストランでゆったりとランチを楽しむのもお勧め。ガンボ・スープと
"Po-boy(サンドイッチ)"のセットや、ナマズのフライとザリガニの身がたっぷり入った "catfish and crawfish
over the rice"(写真)、Shrimp stew(エビのシチュー)などどれも絶品だ。ニューオリンズを訪れた際は、ぜひ足を伸ばしてプランテーションを見学し、ゆったりと流れるミシシッピ川、一面に広がるサトウキビ畑、壮大な南部の歴史をゆっくりと体感してみよう。
プランテーション情報はこちら。 |
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October
9 ■ 地元ビール "アビータ・ビール"
ルイジアナのビールと言えば、なんといってもアビータ・ビール(Abita Beer)。1986年に設立された Abita Brewing 社は、ニューオリンズから北へ30マイル、森林が広がるアビータ・スプリングスにある。初年度には1,500バレルのビールを生産したが、あっという間に顧客が増えて需要が追いつかなくなり、施設を拡大。今日では45,000バレル以上のビールと3,000バレルのルート・ビアを醸造している。アビータのラガーとエールは、少ない分量だけが、熟練された職人たちによって手作りされている。成分は、春期に収穫される英国産・米国産の大麦、ドイツ産のイースト、ヨーロッパ産・ワシントン州産のホップ、そしてアビータ・スプリングスの純粋なアルトワ式の水と、いずれも高品質で、防腐剤・添加物・安定剤は一切入っていない(ちなみにアビータ・スプリングスの水は、上質な天然水としても売られている)。Amber、Light、Golden、Turbodog、Purple
Haze の5種類に加え、季節限定版が出ることも。ハリケーン・カトリーナの後にはチャリティ・ビールを発売し、35万ドルの募金を集めた。開業20周年を記念したピルスナー・ビールのラベルは、ニューオリンズを代表する地元アーティスト、James
Michalopoulos のデザイン(限定数の絵画もオンラインで発売中)。ニューオリンズへ来たら、南部を代表するこのビールをぜひお試しあれ! |
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October
2 ■ ニューオリンズのピアニスト・渡辺真理さん
ニューオリンズの音楽シーンに欠かせない人物といえば、渡辺真理さんがまさしくその1人。ピアニストであり、作曲家、そして編曲家でもある渡辺さんは、1985年に単身ニューオリンズへ渡り、以後20年以上も演奏活動を続けている。1989〜91年頃はストリートでよく演奏していたが、ご本人曰く、この経験は大変実りが多かったとか。ダーティー・ダズン・ブラス・バンドなど、プロのミュージシャン達が楽器を持ってきてセッションしたり、ワイワイ食べたり飲んだりと、それは楽しく過ごしたそうだ。その反面、プロの中にいたからこそ、女性かつマイノリティというハンデによる苦労も多かったが、徐々に頭角を現し、今では多くのミュージシャンから強い信頼と尊敬を受けて日々最前線で活躍。『New
Orleans Magazine』 では2002年に "Jazz-Allstars" に選ばれ、音楽の祭典「ジャズ&ヘリテージ・フェスティバル」にも毎年出演している。昨年のハリケーン・カトリーナで家は水没し、大変な損害を被ったが、何ヶ月もの避難生活の末にようやくニューオリンズへ戻り、今は友人宅で仮住まいをしながら自宅の修復を行なっているという。彼女が演奏しているのは、トラッド・ジャズの殿堂プリザベーション・ホール、メゾン・バーボン、ハラス・カジノなど。昨年はアメリカ大使館後援のチャリティ・コンサートを行い、今年もグレッグ・スタッフォードのバンドを引き連れてチャリティ・コンサートのため日本へ行く予定だ。華奢な彼女が奏でる音は、軽快で力強く、クラシックのバックグランドを感じる繊細さ、そしてニューオリンズならではの絶妙なリズムとタイミングがあって、なんとも気持ちがいい。新譜
『Old Friends』 には彼女のオリジナル曲が何曲か入っており、これまでの経験やチャレンジから生まれてくる芯の強さと、前向きでポジティブな精神が強く伝わってくる。
■これまでの共演歴 Michael White、Gregg Stafford、Walter Payton、John Simmons、Doreen
Ketchens、Olympia Brass Band、Treme Brass Band、Dirty Dozen Brass Band、Tuba Fats
& Chosen Few、Ernie K-Do、Jessie Hill、Jamil Shariff など ■12月に東京で行われるチャリティ・コンサートの情報はこちら
■視聴・米国内での CD 購入: www.cdbaby.com/watanabe/
または www.louisianamusicfactory.com
※日本での購入はニューオリンズジャズソサエティ(NOJS事務局 Phone (03) 3630-3036; メール office@nojs.jp)までお問い合わせ下さい。 |