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シアトル生活ガイド 就職活動
■就職活動を始める時期
■留学生の就職
■大学の就職センター
■ネットワーキング 〜 人脈で探そう
■新聞で探そう
■エージェントを使おう
■キャリアを検索できる仕事サイト



■就職活動を始める時期

企業と高等教育機関が非常に近い関係にあるアメリカでは、学生は在学中から就職に向けてインターンシップやパートタイムジョブをこなし、企業も積極的に学生を受け入れたり学校に寄付をしたりして、優秀な人材を育てることに努めています。従って、就職活動は卒業の1年前から始まるのではなく、それよりも遥か前の時点から始まっていると言えるでしょう。新入社員が1年のある時期に全国各地の企業で一斉に入社するといったシステムはありません。また、米国の企業では新卒枠はもちろんのこと、外国人枠といった採用枠はありません。新卒であっても、外国人であっても、米国で生まれ育った人、そして米国でキャリアを積んでいる人と一緒に求人情報に応募することになります。



■留学生の就職

特に留学生などのように労働ビザをスポンサーしてもらう必要がある場合は、企業に「スポンサーになっても良い」と思わせるような、経験と能力がある魅力的な人材でなければなりません。また、移民法の面から見ても、H-1B(専門職用労働ビザ)の場合にはさらに仕事と関連している分野で学士号以上を有していることが必要です。しかし、外国人を雇うことに慣れていなかったり、移民法と関わるのを避けたがる雇用主もいます。このことからも、アメリカでの就職は簡単ではないということを認識しましょう。



■大学の就職センター

卒業生がどのような仕事についたかということで知名を上げるため、大学ではたくさんの求人情報を集めています。大きな総合大学になると、何百という求人情報がまとめられていることがあります。また、就職センターではインターンシップも調べることができます。在学中から頻繁に利用することをおすすめします。企業の採用担当者が大学を訪問することもあります。その場合、就職センターに「XX 企業が何月何日に大学を訪れ、〜を専攻している学生に会う。その企業に興味のある学生は、何月何日までに予約すること」というような通知があります。さらに、大学内で催されるジョブ・フェアに企業の人事担当者が参加し、卒業生を集めにかかることもあります。たいていの大学ではこの就職センターのアドバイザーが履歴書の作成や仕事探しを手伝ってくれます。



■ネットワーキング 〜 人脈で探そう

アメリカでは書店の就職関係の書籍売り場に行くと、レジュメの書き方などの本と一緒に、"Networking" という題名のついた本が並んでいます。ネットワーキングとは、日本語で言ういわゆる "人脈" のこと。頻繁に転職が行われているアメリカでは、特に大事な就職ツールとしてあげられます。アメリカのネットワーキングは、それだけ他人からの信用があるということを示すツールとなっていますので、最近では仕事を探している人の約60%が紹介によって新しい仕事についている、という統計が出ています。


人脈作りの方法は?

外国人である場合、アメリカ人と比べると就職にはハンデがありますが、それを少なからずカバーするのが "人脈" です。人脈を作るにはさまざまな方法がありますが、在学中から企業やその業界で働く人たちが集まる団体やイベント、インターネット・フォーラムに参加したり、エキスポに足を運んだり、専攻と関連したインターンシップやボランティアが挙げられます。それと同時に、自分が就職活動中であることを周囲にアピールしておくことが必要です。

ネットワーキングでは、相手に「仕事の空きはあるか」と直接聞くのはタブーとされています。「この職種で仕事を探すには、どこをあたればいいか」「今、仕事を探すのに必要な最新情報・市場の動向などを聞きたい」という形で紹介された人に会い、雑談しながら、もし偶然にその人の会社に仕事の空きがあれば担当者の名前を聞き、そうでなければまた他の人を紹介してもらい、次々とネットワークを広げていきましょう。紹介してもらったら、すぐに履歴書を送り、紹介者に失礼にならないようにしましょう。ここで、仕事や人を紹介してもらう・もらわないに関わらず、わざわざ時間を割いてもらった人には礼状を送ることを忘れないようにしましょう。


誰に紹介を頼む?


紹介を頼む人に制限はありません。たとえば、下記のようなケースが考えられます。
  • 他社に転職しようとしている同僚に転職先での紹介を依頼する。
  • 他社に転職した以前の同僚に紹介を依頼する。
  • 社外スタッフに、他の取引先に良いポジションがないか尋ねる。
  • 何らかの協会・団体に属していれば、そのメンバーに協力を頼む。
  • 就職斡旋会社に登録する。
  • 友人・親族など、紹介してくれそうな人に声をかける。
依頼された人は、紹介できるポジションがなければ自分のできる範囲で他の人を紹介してあげましょう。アメリカでは、この "紹介" は日本で誰かの紹介を頼まれたときのような義務的意識の下で行われるものではなく、気軽に対応する人が多いはずです(誰も紹介できない場合は、単にその筋の人脈がないというだけのこと、と割り切るのが普通です)。


話をどう切り出すか?


紹介された相手に話をする際は、自分は何者か・誰に紹介されたかを話し、その後お互いの仕事について簡単に紹介し、直接会って情報交換をさせてもらえるか尋ねるというのが良いでしょう。相手があなたのバックグランドに興味をもった場合、「会う時間はないがレジュメを見たい」とにいわれることもあります。そこで見も知らぬ人にレジュメを送るかどうかはあなたの判断です。

「あなたの会社に仕事はあるか。どこか仕事の空きはあるか」とは聞きません。これを言ってしまうと、相手が「紹介しなければならない」という義務感を感じ、逆にあなたを避けてしまうと言われています。


ミーティングをどう生かす?

特にポジションは紹介されなくても、その業界や仕事について情報交換ができればそれだけでもあなたの財産になります。他の人を紹介してくれれば、今度はその人にコンタクトします。相手が空いているポジションを知っていれば、レジュメを見せてくれるかと聞かれたり、さらに上のポジションの人やHR(Human Resources: 人事課)の人を紹介してくれることになります。



■新聞で探そう

地元の新聞では、紙面にもウェブサイトにも求人広告を掲載しています。


応募方法は?


求人広告に書いてある指示に従います。たいていはレジュメを「メールで送付」「ファックスで送付」と指示がありますので、指定された方法で送り、反応を待ちます。電話番号が書いてあれば、レジュメを送る前に仕事内容を電話で問い合わせてもよいでしょう。ただし、"No Calling"と書かれている場合は、電話をかけてはいけません。


返事はいつ頃?


企業が求めている人材とあなたのバックグラウンドが一致したら、1週間以内に企業から連絡が来ます。あまり興味がない場合は、「履歴書をありがとう」という印刷のそっけない返事が来たりします。しかし、後であなたとマッチする仕事が出てきた時に面接を求める連絡が来たりすることもあります。


新聞での求人に応募するメリットは?


新聞での求人広告に応募するメリットは、 直接企業と交渉できるため、紹介者やエージェントが入る場合と比べて、素早く、そして的確に交渉できること。新聞の求人広告は大きな企業の囲み広告とそれ以外の一般の広告にわかれます。大きな広告の場合、それだけ目を引きますから応募も多いはずです。あなたがその「ポジションの求める人どおり」でなければ、返答をもらうまでに時間がかかるかもしれません。また、企業によっては「雇用の機会を創出している」ことを一般に示すためだけに、同じような広告を常時出しているところもあります。この場合、「いい人がいれば採用するけれど…」というのが企業のスタンスであって、必ずしも「今、早急に人がほしい」ということではないこともあります。一方、中小企業ではすぐに人が欲しい、ということで広告を出す傾向にあるので、自分の経歴とあったものがあればすぐに応募してみるのが良いでしょう。




■エージェントを使おう

就職斡旋会社の
エージェント/リクルーターとは?  

人材斡旋会社はEmployment Agency, Recruiterなどと呼ばれます。Employment Agencyは人材斡旋会社の総称で、Recruiterは会社組織ではなく個人でコネクションをもとに仕事を斡旋しているような人も含みます。この記事の中では "エージェント" と言います。エージェントには、下記の2種類があります。

1. 企業から費用をもらい、求めている人材を探している 
2. 求職者から費用をもらい、求めている就職先をを探す
 
この他にも、レジュメの作成だけ、もしくは送付のみを代行する会社などもあります。また、一般にひとつのエージェントがあらゆる業界のポジションを扱うのではなく、各エージェントが "強い業界" (いい換えるとコネクションの強い業界)を持っています。

さらに、扱うポジションのレベルによって、Executive Recruiter(管理職のみを扱う)・Employment Recruiter(正社員・フルタイムのポジションを扱う)・Temporary Recruiter(「テンプ」とよばれる一時契約のスタッフを扱う)エージェントなどにわけられます。


エージェントの探し方

  • 電話帳で探す
    エージェントのリストは電話帳のEmployment Agencyの欄に掲載されています。しかし、エージェントの名前だけでは、どのような職種のエージェントかは判断がつきませんから、ある程度大きな広告を出していて、どんな職種を扱っているのか、説明のついているエージェントの中から探しましょう。

  • 新聞で探す
    どの新聞も新しい求人が一斉に掲載される曜日が決まっています。また、新聞によってはある曜日に仕事探しや求人に関する紙面だけが別折りになって差し込まれる場合もあります。そのような紙面には、たいてい求人と合わせてEmployment Agencyの広告も掲載されています。

  • 図書館で探す
    図書館の資料室にあるビジネス要覧の中にエージェントのリストもあります。職種別・レベル別にも探せます。

  • 人に紹介してもらう
    エージェントがどのようなクライアントをもっているか、エージェントが紹介してくれる仕事が自分の希望にあっているかどうか、親身に仕事を探してくれるエージェントかどうかは、実際にそのエージェントに登録したことのある人に話を聞くのが良いでしょう。

エージェントのクオリティ・チェック!

自分の仕事探しを信頼して依頼できる、適切なエージェントを見つけるにはどうしたらよいでしょうか。 "良いエージェント" とは、「自分の目的にあったエージェントかどうか」と「エージェントとてしのクオリティ」の2つがあります。
  • 自分の目的にあった就職を探してくれそうか
    エージェントと話をしたり、ウェブサイトを見て自分の目的とするような種類の就職先があるかどうかチェックしましょう。同じ業種でも、自分のようなレベルの人間を採用しているかということも重要な点です。また、履歴書を送っても返事が来ない場合は、エージェンシーのコネクションのある業界に現在需要がないか、そのエージェンシーの取り扱う就職先に合っていないかが考えられます。

  • 自分にあったエージェントを見つけるには
    エージェントに電話を入れたり、ウェブサイトをチェックして、自分が探しているポジションが、そのエージェントの強い分野であるかどうかをチェックします。その際には、同じ業種であってもEntry Level(新卒やまだ経験の少ない人レベル)のポジションを主に扱っているのか、Senior Level(かなり経験のある人レベル)か、Management Level(マネージャー・レベル)の仕事を扱っているのかも尋ね、自分の要求レベルに合っているかどうかをチェックします。

  • エージェントとしてのクオリティー
    こちらの要求にすぐに応えてくれるかどうか、電話やEmailでのメッセージにすぐに返事をするかどうか、ということが挙げられます。また、担当者との面接前に送付した履歴書をきちんと読んで準備してくれていいるかどうか、も重要なポイントです。また最初のミーティングの時点で、そのエージェントがどのようなステップを踏むのか、きちんと秘密を守ってくれるのかを確認するのも大切です。

仕事探しのステップの確認


エージェントにレジュメを預ける、ということはあなたの個人情報を他人に預けるということでもあります。その情報を相手がどのように扱うかを確認しておくのは大切です。新卒の場合はともかく、転職の場合にはある会社で働きながら転職先を探すことが多いですから、エージェントがあなたが仕事を探していることが外にもれないように情報を管理するのは最低限のルールです。
  1. エージェントとの連絡方法を確認する(自宅と勤め先のどちらに電話してもらうか、勤務先に電話をもらう際に仮名を使ってもらうのか、何時に電話をもらうのが都合が良いか、など)

  2. 自分に合ったポジションの空き情報が入ったら、相手の会社にレジュメを渡す前に、必ず自分に確認をとるよう確認する。

    上の2項目は当たり前のように思えますが、エージェントが自分の知らないうちにある会社に自分のレジュメを送ってしまい、それが今いる会社の取り引き先だったので、転職を考えていることが、上司に知られてしまったなどという例もあるのです。

  3. エージェントの手配で、ある会社のインタビューに行った後には、お互いにインタビューの様子やその後の段取りなどを連絡し合うのが普通です。紹介されてインタビューに行ったものの、その後エージェントからなんの連絡も来ない、などという場合は、あまり質のいいエージェントとは言えないでしょう。

エージェントとの付き合いかた


エージェントは仕事探しのパートナーですから、良い関係を築きたいものです。
  1. 「履歴書を送ったものの、その後連絡がいっこうに来ない」あるいは、「あるポジションに紹介してもいいかどうかを聞かれた後に連絡が来ない」などの場合は、電話で連絡を入れてみましょう。リクルーターも、レジュメを送ってくれたもののなかなか合う仕事がないときや、紹介したものの企業から返事がこなかったりするときには、なかなか連絡をしにくいものです。こちらから「どんな状況ですか」と一本電話や電子メールで連絡してみましょう。そうでなければ、イライラしながら待つだけになってしまいます。

  2. 企業の担当者とインタビューをした後は、必ずリクルーターに連絡を入れ、どんな様子だったかを伝えましょう。エージェントには企業からも連絡が入り、双方の話を聞いたうえで、今後どのように話を進めていくか判断しなければならないからです。

  3. 不採用の連絡があった場合は、なぜ不採用だったのかを聞いてみましょう。リクルーターも理由をすべて伝えるわけにはいかない場合もあるでしょうが、どのような経験・スキルが不足していたのか、お互いのどんな希望がずれていたのか、などを聞いておくと、今後の仕事探しの上でも役立ちます。また、あなたと企業、もしくはあなたとエージェントとの話し合いの中で何らかの誤解があった場合は、それをクリアにするチャンスでもあります。

エージェントのサービスに登録する前に


仕事内容が自分にあっている、信用できると思ったら、費用・サービスをきちんと把握します。サービス料を前もって支払うような場合、契約書はくまなく読みましょう。サービス料の支払い方法・サービス料に含まれるもの・サービスに納得できない場合に契約の終了ができるか、などを確かめる必要があります。

エージェントの中には具体的な仕事を紹介してくれるわけではなく、レジュメづくりのアドバイス・インタビューの講習など、仕事探しの間接的なサービスのみを行っているところもありますので要注意です。


On-Line Employment Agency

現在ではウェブサイトを持っているエージェントも多いですし、ウェブサイトだけで人材募集をしているエージェント(On-Line Agency)もあります。On-line Agencyの中には、あらかじめフォームが用意されており、そこにあなたに関する情報を記入するところもあれば、ウェブサイトで取り引き先の会社やどんな求人があるかだけを表示し、「レジュメを電子メールまたはファックスで送ってください」と指示しているところもあります。

アメリカのエージェント  
Hotjobs www.hotjobs.com
YAHOO! Careers careers.yahoo.com
Monster.com www.monster.com
FlipDog Network csseattle.jobs.flipdog.com
Modis www.modisit.com
Headhunter.net www.headhunter.net
DICE.com www.dice.com
ハイテク専門エージェント。
Japanese Jobs www.japanesejobs.com
日本語・英語のバイリンガル専門エージェント。

日本のエージェント  
Digital B-ing job.recruit.co.jp/DB/
Asia Net www.asia-net.com/japanwww/

各地の求人情報を掲載している総合サイトなどをチェックするのも良いですが、自分がやりたいことや就職したい会社を認識している場合は、直接その会社のウェブサイトへ行くのがおすすめです。




■キャリアを検索できる仕事サイト

Seattle Times シアトルの最大手新聞。毎日求人情報が掲載されています。日曜日は特に多いです。
King 5 シアトルのテレビ局。
Washington Employment Web Pages ワシントン州内のジョブサーチができます。
www.myjobsearch.com 募集されているポジションを検索、見本を参考にしながらレジュメを作成し、自分で直接応募するシステムです。
Princeton Review キャリア・アセスメントのコーナーなどがあります。
Space ALC (日本語) 国際派就職のコーナーでは海外で働くことについてのさまざまな情報があります。
DaiJob.com (日本語) 日本国内だけでなく世界の仕事を探すことができます。
Challenge USA (日本語) 「チャレンジUSA」はアメリカで働きたい人のための求人情報サービスのページ。実際にアメリカで働いている人のインタビューや投稿コーナーもある。どうやってビザを取るかなど、細かい情報が盛りだくさん。日本語ページがあるのでとてもわかりやすい。





"プロに聞こう: 就職・転職・キャリアアップ" のコーナーではアメリカでの就職・転職・キャリアアップに役立つ情報を毎月お届けしていますので参考にして下さい。

"プロに聞こう: 就職・転職・キャリアアップ" のコーナーの第1回は効果的なジョブ・サーチ・テクニックについてです。参考にして下さい。





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