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■入学基準 アメリカの大学に入学を希望する際、成績の基準に使われるのは高校の成績、そして大学卒業者の場合は大学の成績(在学中の場合はその時点での成績)を GPA(Grade Point Average)というアメリカの成績評価方法に算定し直した値です。短大は2.0以上、4年制大学は3.0以上、大学院は3.7以上が大まかな目安ですが、学校や専攻により基準が大きく異なる上、公立短大(Community college)の中には過去の成績に関係なく入学を許可する学校もあり、システムもさまざまです。 入学許可の判断材料としてはこの他に4年制大学や大学院はエッセイ、芸術系の大学はポートフォリオ、そして大学時代の教授や上司の推薦状を求める大学院もあります。これは、アメリカの大学・大学院は成績だけでなく、全体的な人物像を見ようとする姿勢を持っているためで、将来アメリカ留学を考えている人は普段から良い成績をキープし、英語を磨き、ネットワーキングをしておくことが必要とされます。英語力の基準に関してはほとんどの学校でTOEFL(Test of English as Foreign Language)のスコアを基準としており、短大であれば500点程度、4年制大学であれば550点程度、大学院であれば600点が目安となっていますが、各学校によって異なります。 ■英語集中コース(English as a Second Language - ESL) アメリカの学校は留学生の受け入れに積極的で、たいていの学校には留学生用の英語コースが設けられています。 こういった英語コースでは、学部入学に必要な英語力を取得するために、フルタイムで英語だけを勉強します。学校によっては併設の英語コースの最高レベルをパスした生徒は入学基準の英語力があるとみなして学部入学を認めるところもあります。留学を希望している大学に英語コースが併設されていない場合は、別の大学の英語コースまたはプライベートの英語学校に行くことになります。 通常の英語集中コースでは、まずレベル分けテストを実施し、その結果を元にクラスの振り分けを行います。授業はたいてい全日で、リーディング・ライティング・スピーキング・リスニングなどの分野別のクラスがあり、上級レベルではノートの取り方やエッセイの書き方といった学部での授業に必要な技術(College skill)なども授業で学ぶことができます。 ■授業の取り方 各学校はさまざまな学位やコースを提供しており、それぞれのカリキュラムでは必須科目及び単位が決まっています。このカリキュラムに沿えば、卒業に必要とされる単位を取得していくことができます。 学期末には来学期の科目・科目名・科目番号・内容・教授名・教室名・時間帯などを記載したカタログが各学校のキャンパス内で配布されます。これと学位のカリキュラムを照らし合わせ、自分のスケジュールを組みます。科目番号とは科目に付けられた番号で、通常、分野を示すアルファベットと3〜4桁の数字でできており、100番台は1年次、200番台は2年次、300番台は3年次、400番台は4年次と、レベル別に分類されています。数字が上がるにつれて内容も高度になりますので、通常は100番台から履修します。履修する科目を決めたら、履修登録(Registration)をし、授業料を支払います。学校によっては授業開始前後数日内にキャンセルしたクラスの授業料の全額または何割かを返金してくれる規定 (Refund policy) がありますので、きちんと確認しておきましょう。 通常、時間帯の不一致で必須科目が取れないという事態を避けるため、複数の教授 (Professor) が違う時間帯に同じ科目を教えるようになっています。1つ以上の時間帯に同じ科目が提供されています。教授はそれぞれ独自のポリシーで授業しますので、評判の良い教授を取るようにしましょう。同じ教授の授業を取った生徒にシラバス(Syllabus - 授業の主旨・進め方・試験日・教授のオフィスアワー・成績の付け方などが書かれたもので、教授が作成・配布する)を見せてもらうのも良いでしょう。 渡米したばかりでは、何から取得したらよいのかわからないこともあります。そんな時は留学生アドバイザーとアポイントメントを取り、相談しましょう。また、科目登録にアドバイザーの承認が必要なこともありますので、その点も確認しましょう。 【単位(Credit)】 アメリカの大学は単位制になっています。自分の選んだプログラムに必要な単位数を取得すると、卒業できます。通常1科目は3単位から5単位となっており、授業の頻度は毎日から週1回までさまざまです。単位についての詳細はこちらをご覧ください。 【プリリクイジット(Prerequisite)】 ある科目を履修するために、あらかじめ履修しておかなければならない科目があります。カタログのコースの説明 (Course description)に記載がありますので、確認しましょう。 【授業のドロップ(Drop)】 通常、学期中の一定期間中は、履修中の科目をドロップ(Drop: キャンセル)することができます。その手続きは各学校で異なりますが、ドロップするために必要な用紙 (Drop Form) には担当教授の署名が必要なこともあります。時期によっては授業料の全額又は一部が返金されることもあります。いくら返金されるかは各学校の返金規定によりますので、規定をきちんと把握しておく必要があります。 また、試験であまりにもひどい成績を取得し、今後その改善が見込めそうにない場合、その科目をドロップすることで悪い成績が記録されるのを防ぐことができます。アメリカの大学では他校への編入や就職に成績(GPA)が重視されますので、もし授業のレベルが高すぎて良い成績を取れそうにないと判断すれば、ドロップするのも1つの手です。担当教授やアドバイザーに相談してみましょう。 【授業の追加(Add)】 学期始めの一定期間内では科目を追加することができます。手続きに必要な用紙(Add form)には担当教授の署名が必要になることもあります。 ■授業内容 クラスの初日または2日目に、担当教授が授業の主旨・進め方・試験日・教授のオフィスアワー・成績の付け方などが書かれたシラバス(Syllabus)を配布します。これにはきちんと目を通しておきましょう。 大学での授業の進め方は、日本の大学と非常に異なります。教養課程では大講義室で講義を受けることもありますが、専門の科目になると小人数のクラスになり、教授と生徒が活発に意見を交換します。クラスによっては、発言や質問回数でクラスの参加度が判断され、成績評価の何パーセントかに考慮される場合もあります。「間違ったことを発言したら恥ずかしい」などと考えがちな方もおられるかもしれませんが、地元の学生は間違うことよりも考えずに発言しない方がよくないという考えがあるため、あまり気にせず発言する傾向にあります。しかし、教授の講義を聴くだけということが多い日本の学校に慣れている人にとってはこのシステムはかなり難しく感じられるかもしれません。 また、科目によっては教科書やその他の資料を読解する宿題が大半を占めることがあります。例えば、英語のクラスはもちろん、心理学やビジネス、経済学などでは、1日に大量のページを読まなければいけなくなることを覚悟しておきましょう。 ■成績評価の仕方 最終的な成績評価はGPA(Grade point average)という方法で計算されますが、成績の内訳は科目や教授によって異なります。一例としては、クラスへの参加 (Class perticipation)が20%、小テスト(Quizと呼ばれる)が20%、中間テスト (Mid-term exam) が20%、期末テスト (Final Exam) が20%、課題(Assignment)が20%で、合計100%となります。これはシラバスに明記してありますので、必ず読んでおきましょう。GPAの詳細についてはこちらをご覧ください。 ■学期システム アメリカの大学は1年間を2つに分けたセメスター(Semester)制を採用する学校と、4つに分けるクォーター(Quarter)制を採用する学校があります。 セメスター制は9月から12月までの秋学期 (Fall Semester) と、1月または2月から5月または6月までの春学期 (Spring Semester) の2学期で1学年となります。ほとんどの学校では6月から9月までの夏休み中に短い夏学期 (Summer Session) が設けられています。 クォーター制は9月から12月までの秋学期(Fall Quarter)、1月から3月までの冬学期 (Winter Quarter)、4月から6月までの春学期 (Spring Quarter)、6月から8月までの夏学期(Summer Quarter)があります。ほとんどの生徒は夏学期はインターンシップやパートタイムジョブ、サマージョブなどを通して経験度を高めることに充てますが、卒業までの時間を短縮したい場合は夏学期もクラスを取ることができます。また、クラスの取り直しなどにも夏学期を利用するのがおすすめです。その他、トライセメスター(Tri-Semester)制といって、1年を3つに分けるシステムもあります。 日本とは異なり、アメリカではどの学期からでも入学できます。ただし、留学生には特定の学期からの入学しか認めていないところもありますので、注意しましょう。 ■宗教系の学校について 大学の中には宗教系の学校もたくさんあります。こういった大学では宗教のクラスが必修課目(Requirement)になっていることがほとんどです。 ■用語説明
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