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シアトル生活ガイド 準備5:心の準備
これまでは手続きや渡航に必要な物などの準備について説明してきましたが、実は精神面での準備というのもとても大切です。留学前はいろいろな不安が積み重なって不安になるのが普通です。ここでは留学に対する前向きな気持ち作りをしてみましょう。


■カルチャーショック
■英語ショック
■日本についての勉強
■治安への心構え


 
■カルチャーショック

カルチャーショックとは、文化の違いから来るショックのことです。食べ物・習慣・考え方の違いに対する戸惑いや怒りが、英語力の不足といった他の要因と重なり、大きなストレスとなります。その結果、落ち込んだり、日本に帰りたくなったりする人もいれば、さほどストレスを感じていないつもりでも体調がおかしくなったりする人など、さまざまな症状があります。


カルチャーショック克服までの流れ

一般的な流れは下記のとおりです。
  1. アメリカ到着後しばらくは、なにもかも珍しく新鮮で、すべてが素晴らしく思える。
  2. アメリカ人とのコミュニケーションが進む中で、次第に考え方や態度などの文化の違いによるフラストレーションが生まれ、また、英語力が低い場合は自分の英語に対するいらだちも重なり、アメリカのすべてが嫌いになる。
  3. しかし、さらにアメリカ人と接することで、考え方などの違いを単なる「違い」として受け止めることが出来るようになり、人間同士としてコミュニケーションができるようになる。
しかし、現実はこのような簡単なものではなく、第1段階がとても長い人もいれば、はじめから第2段階に突入する人もいるでしょう。


カルチャーショックへの対応の仕方

カルチャーショックを軽くすませるためにできることをリストアップしてみました。
  1. 出発前から、カルチャーショックは自分を含めた人起こるものだと覚悟をしておく。これによって、まったくカルチャーショックを予期していない場合よりもショック度が軽減される。
  2. アメリカ人のコミュニケーションの仕方、文化などを勉強しておく。アメリカに留学経験のある人に体験談を聞いたり、関連書籍を読んだりするのもおすすめである。ただ、人それぞれ考え方が異なり、先入観があることなども考慮にいれ、客観的に受け止めるよう注意する。できれば複数の人に話を聞くのがよい。
  3. アメリカ人とのコミュニケーションに、日本人としての価値観を適用しないこと。アメリカにいるのだから、アメリカの考え方を学べる良いチャンスというくらいの気持ちで柔軟性のある考え方を持つようにする。
  4. 気分が落ち込んでいるときはエクササイズをしたり、日本人と日本語で思い切り話したりするなど、自分で工夫してストレスを発散すること。
  5. 深刻な問題は学校のアドバイザーや先生、身近な人に相談する。1人で悩まない。



 
■英語ショック

言語の習得には上限がありません。また、習得にも個人差があり、短期間でかなり上手になる人もいれば、そうでない人もいます。また、英語が上達したかどうかは、自分ではなかなかわからないものです。そのため、英語がなかなか上達しないことに苛立ちを覚え、カルチャーショックとの相乗効果で、ひどく落ち込んだりすることもあります。

このショックから立ちなおる方法はいろいろありますが、なかなか上達しないことにいつもイライラするよりも、前向きに地道な努力を重ねることが大切です。英語ができないことにコンプレックスを感じる必要はありません。日本人同士で日本語で話していても聞き取れない時があることを思い出して下さい。

まず、英語に対するコンプレックスや苛立ちをプラスに変えましょう。つまり、英語上達へのバネにするのです。パーティーでの会話についていけなかったことに悔しさを覚えたら、次の機会にはリスニングの練習のつもりで集中して聞いてみることも1つのアイデアです。相手が早口で話してきて聞き取れなくても、表現や単語を教えてもらうこともできます。せっかくアメリカに来ているのですから、まわりに転がっている英語の教材をフルに活用しましょう。これが英語上達への遠くて近い早道です。「英語は急に上達しない」ということをしっかりと肝に命じておきましょう。




■日本についての勉強

シアトルには日本人を含むアジア系住民が住んでおり、日本に興味を持つ人も比較的多いようです。「日本人は家族を大切にしますか?」「日本人はなぜいつも働いているの?」など、 「そんなことを聞かれても」と思うような質問を受けることを覚悟しておきましょう。

また、「日本の人口は?」「日本の首相は?」「相撲のルールは?」など、事実を知らないと答えられない質問もあります。英語で日本のことについて話せるよう、事前に勉強しておきましょう。

さて、アメリカに着いてから受ける質問の中には「日本の大統領は誰?」「日本にはいくつ州があるの?」など、無神経・無知と感じられる質問もあるでしょう。これは、ただ知らなくて尋ねているだけで悪気は無いと考えましょう。アメリカは政治的・経済的に世界の中心的役割を果たしているため、どうしてもアメリカを中心にした考えしかできない部分があることは否めませんが、全員がそういうわけではありません。あまり目くじら立てず、「知らないのであれば、私が教えてあげよう」くらいの気持ちで答えてあげましょう。




■治安への心構え


シアトルは比較的治安が良いとはいえ、犯罪と無縁ではありません。夜に1人歩きをしない、現金を多く持ち歩かないなど、最低限の注意は必要です。しかし、出発前にはかなり心配していた人が、到着後しばらくして生活に慣れ始めると、「なんだこんなものか」と油断することがあります。自分が少し油断しているなと思ったら、気持ちを引き締めるようにしましょう。





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